東映チャンネルでの月一OA企画「警視庁物語」シリーズの第二十一弾“全国縦断捜査”
今月のこの作品はリアルタイム視聴でした。
なんとタイトルにもあるように
今作の捜査は東京のみならず、沖縄、三重、秋田、と捜査員が出張していきます。
これが”全国縦断捜査“ってことなんでしょうか
この作品の作られたのは東京オリンピックの前年
沖縄はまだ米軍の占領下に置かれていて、この映画では省略されていましたが
日本人でも沖縄に入るにはパスポートが必要だった時代
刑事の捜査でも必要だったんじゃないんじゃないかな
東京三多摩地区で焼殺死体が発見され
一課の連中が現場に集合して捜査が始まります
まずは現場の聞き取りと被害者の特定
相当焼かれておりほとんど炭素状態から、地道な捜査で犯行に使われた時の車から被害者の指紋が取れてなんとか害者は特定される
さらに犯行に使われたと思われるベルトから焼け残ったバックルから
長田刑事は沖縄に飛ぶ
昭和38年と言うと東京オリンピック前で都会のインフラ整備と建築ラッシュな時代でしたが
そのことは都市部、とくに東京と地方との貧困の落差が激しくなった時代でもあったようですし
三重ではコンビナート建設とか、秋田では農村部での貧困が浮き彫りにされ
そんな中で犯人像が確定されていくんですね
特に今作では沖縄ロケに力が入れられてて、当時の米軍下での沖縄の現状と
大戦の爪痕とか当時の沖縄の抱えてる物言えぬ日本の現実が垣間見られるものの
犯人の根抵にあるのは東北の農村のどうしようもない格差だったようですね
いわゆる沖縄人から戸籍をうばって別人として生きていく人間を描いていくわけで
割と早めに犯人が割れます
それもモンタージュから、指名手配の写真に似てるってことで・・・
なんと八名信夫さんでしたが、沖縄では今井健二さんが出演されてましたねぇ
何人でロケされてたんでしょうか
東映さんでは健さんの「網走番外地」のお本用作品では毎年未だ日本に復帰されてない沖縄で作っていたと聞いておりますけど
この作品ではかなり沖縄観光も兼ねての戦争のり傷跡を意図的に追っかけていたようです
犯人逮捕での上野駅での撮影はゲリラ撮影だったんでしょうか
周りのひとたち希望ビックリした様子まで写っていましたから・・・
久しぶりに松本克平捜査一課長が出演されていましたねぇ
久しぶりに松本克平捜査一課長が出演されていましたねぇ
いや犯人の子供を生んだことでこれからどうしようっていう中原ひとみさんのどうしようもない悲しみの演技で映画が終わると言う
実にドキュメンタリーっていうよりかは、この作品もドラマに近くなってきましたねぇ
1963年製作、日本映画、東映作品
長谷川公之原案・脚本、飯塚増一監督作品
出演:松本克平、神田隆、堀雄二、花沢徳衛、南廣、山本麟一、須藤健、大木史朗 、片山滉、相馬剛三、清水元、中野誠也、今井健二、川田礼子、谷本小夜子、潮健児 、
星美智子、水原仗二、久保一、室田日出男、不忍郷子、河合絃司、織本順吉、八名信夫、岩崎加根子、山本緑、桜井悦子、浜田寅彦、久地明、佐藤晟也、中原ひとみ










