今日は意図的に孫悟空祭りです
先に見た「孫悟空伝 MONKEY KING」が『西遊記』の孫悟空が三蔵と出会う前の天空で暴れていた前日譚でしたが
こちらの作品は『西遊記』で一応は孫悟空vs孫悟空のエピソードが描かれていますが
そのエピソードの骨子だけいただいて
三蔵とその一行が西方浄土で経典を手に入れた後のお話になっていて
ある意味『西遊記』の後日譚と言ったお話ですね
そうこの映画、実は今年のヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興業＜未体験ゾーンの映画たち2022＞で上映されて、速攻でDVDリリースされた作品だったんですね
神と仏にによってその魔力を封印された孔雀王は、三蔵法師が持つ錫杖の力を利用して新たな勢力を得ようと謀略をめぐらし、
経典を得てさらに旅を続ける三蔵一行の前に、もう一人の孫悟空が現れるお話
ということで惹句に“孫悟空VS孫悟空”ということだったんですね
妖族を再び復興させようって画策する孔雀王は神と仏と戦いを始める
神と仏はその力で孔雀王側を封じ込めるが、この戦いに巻き込まれた三蔵一行は、妖族の六耳が思いを寄せる女性紫藤が、孫悟空によって瀕死の重傷を負わされ
六耳から救いを求められた孔雀王は、紫藤の命を助ける条件として、六耳を孫悟空に変身させ、本物の孫悟空を倒すことを命じる。
孔雀王のこの狙いは、三蔵の持ってる錫杖を手に入れ、封じ込められた妖族を解放することだった
本物の孫悟空は、三蔵法師と共に経典を見つけ、錫杖を霊山に封じ込める新たな旅に同行していた
一行が旅の途中に立ち寄った村で、敵に襲われたのだが、その襲った者がなんと孫悟空であった
三蔵法師、猪八戒、沙悟浄だけではなく、重傷を負った紫藤にもまったくどっちが本物か偽物か見分けがつかない
見てるこっちはどっちがどっちが顔が違うので一応わかる設定にはなっているのがご愛嬌
二人の孫悟空は一応争いますが、争っている隙に孔雀王が錫杖を奪いにきて、その結果紫藤がいのち遠落としたことで
二人の悟空は力を合わせて孔雀王に戦いを挑んでいく・・・
こちらの作品も「孫悟空伝」同様、孫悟空が主役ではなく六耳が主役の作品と言った方が正解な作品でしたねぇ
2020年製作、中国映画（日本公開作品）
ルオ・ロー監督作品
出演：ドゥー・イーフン、フー・リンシー、グー・シャンウェイ、スン・ツォン、ホー・ガン、ジン・チャオチャオ、ロン・ヤンヤン、ジャオ・ジー
