MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

キャラクター

2021-12-30 23:33:14 | 邦画
漫画原作の映画化作品だとばっか思ってましたが、オリジナル作品で
漫画家が主人公のお話だったんですね
そう漫画家のアシスタントですが、独り立ちしたいと思って自分が書いた恐怖漫画の主人公にキャラクターがついてきてなくて
一人立ちできない苦悩を抱かえていた菅田将暉演じるた山城圭吾
 
ある夜殺人事件の現場に踏み入って、犯人を目撃して
そのキャラクターのオーラに圧倒され・・・
って、いくら玄関開いてて声かけたとしても他人の家に勝手に入ったらこれは立派な家宅侵入でしょ
そして犯人目撃してるのに自分の漫画のキャラクターに利用しようって嘘ついて
もうこれで彼は立件されても何にも言えないですよね
 
ってアラを最初に書きましたけど、そんな些細なことに拘ってたらお話はすすみませんが
そのキャラクターを利用して自身はその事件を元に恐怖漫画家として売れてしまう
たった一年で団地の一室から、超高級マンション、それもなんとメゾネットタイプの部屋に越せるなんて
そりゃ犯罪者目撃してても黙ってるはずだよね、一歩譲って売れたかったっていう気持ちはわかりますが
漫画見ない私ですが漫画家さんってそんなに儲かるお仕事なんでしょうか
印税とかアニメ化の版権料とかわかるんですが
 
お陰で本物のサイコパスのFukaseが演じる犯人は次からの犯罪は漫画のストーリー通りに動いていくことに
小栗旬演じる刑事と中村獅童さんとのコンビが捜査に動く
二番目の事件が山中で起きたときに初めて私、何を見てたのか神奈川県警だっていうのを知った
そうですよね今日は21年前に世田谷家族4人殺害事件の日だったし
のFukaseが演じる犯人がなんとあのサリン事件を起こした宗教団体を示唆してたようでして
なんとなく因縁を感じて見てましたが
 
一番オドロいたのは刑事小栗旬をあんな風にしてしまうとは、予想外だった・・・
彼が一番事件にのめり込んでいたからねぇ

まぁ物語としては、よくあるストーリーだったけど、やっぱ殺人犯を囮りとして呼び込む展開も読めるんですが
どうなんでしょう防刃ベストは刃物の刺し傷をある程度防げるんでしょうが
でないと巡査は日常着用してんし、ですが防弾チョッキって刃物も防げるのでしょか
なんか結構な割合で菅田将暉めった刺しにされてたようですが
獅童さん菅田さんを呆気なく撃ってしまったときに防弾着せたっていうのは囮りって言うときに理解していたのですが
防弾が防刃機能よりも強固だと思えるんですがねぇ
 
お話と劇中使われてる漫画はよくできていたように思えるものの
サイコパスFukaseの部屋はちょっとステレオタイプ過ぎな気がした
2時間強の作品が短く感じられたってことは
やっぱ面白かったんでしょうね
 
昨日「唐人街探偵 東京MISSION」の記事ではフジテレビ的な賑やかしの映画って書いたんですが
これはそんなフジテレビカラーとはある意味真逆な作品だったし
結構死体描写がグロかったんですが、なんとこの映画のレイティングはPG -12
見えない力がどこからか働いたのかしらねぇ
 
2021年製作、日本映画、「キャラクター」製作委員会作品、東宝製作・配給
長崎尚志原案・脚本、永井聡監督作品
出演:菅田将暉、Fukase、高畑充希、中村獅童、小栗旬、中尾明慶、松田洋治、宮崎吐夢、岡部たかし、橋爪淳、小島聖、見上愛、テイ龍進、小木茂光
 
コメント (2)
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レイダース・オブ・ムージン:失われた財宝

2021-12-30 16:56:56 | アジア映画
これって中国のTVドラマで、一応日本でもそれなりに人気のある「鬼吸吹灯」シリーズを今度は映画化しての第二弾だったんですね。
レンタル店の店頭に導入されてれば見てるはずってことで、映画化第一弾の「ドラゴン・ラビリンス 迷宮の秘宝」は残念ながら見ておりません
個人的にはいきなりの第二作からの鑑賞ですが
 
王家の墓から、先祖代々、呪いの印として体に赤い眼を付けられ、長い年月を生き延びることが出来ない寿命を背負わされた青年バーイーは、シャーリーと探金官のカイシェンを同行し、呪縛から解放されるために必要な秘宝を次々と求めていくというVFX満載で描かれる冒険活劇です
っていわゆる中国版「レイダース」みたいなお話です、いわゆる宝探しですからね基本は
TVドラマは一年かけて連続ものとして製作されて、日本でもDVD化されてるので、どこか暇があったときに「鬼吸灯」も見てみようかな
って気にはなるものの
映画的にはVFXに頼り切りな作品でしたねぇ、
 
そして前作見てないからよくわかんないんですが、今回はバーイーは結婚してて
奥さんが現在妊娠中だもんだから、自身の呪いがお腹の子にも・・・って心配して
知人の教授から呪いを解く"九死還魂草"という薬草が"地仙村古墓"遺跡に自生しているとの情報を得て
古墳の中に入るのに必要な"帰墟古代鏡"なんて羅針盤みたいな道具を入手して、仲間のカイシェン、さらに教授、そして”帰墟古代鏡“を提供してくれた道具屋のねえちゃんヤオメイも同行し5人が現地へ向かう

目的のものを得る彼らには現地で猛毒のイバラ、無数の矢を放つ石像群、さらに肉食バエの攻撃を撃退しつつ古墳の中へと進んでいくんですね
しかし、目的のものを目前にしてこの中から一人裏切り者が・・・
 
そこは中国ですから木火土金水の五行の骸骨剣士が出てきたりと
それなりに面白く見られますが
なんと完全にネタバレすると、今作ではバーイーは完全に蚊帳の外の人でして
裏切り者の目的達成の冒険旅だったっていうオチだったのね
 
ドラマ同様映画もシリーズ化されていくんでしょうか
配給会社はインターフィルムという同じ会社なのに映画のタイトルからはシリーズものの匂いが全くしないウリですから
第三弾がリリースされても見るまではわかんないっていうことになっちゃうよなぁ
こういうのはやめてきちんとシリーズとわかるようにして欲しいなぁ
 
しかし、見てる分にはVFXで楽しめるので、単体作品としても見られる作品ではありました。
 
2019年製作、中国映画(日本未公開作品)
ウェイ・リージョウ監督作品
出演:ジャオ・ズオ、ユー・シンイエン、ミー・トー、リアン・グオロン
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