MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

大阪少女

2020-08-20 23:20:01 | 邦画
オールインエンターテインメントと言う会社から、いつもの仁侠Vシネマとは一風違った雰囲気の「大阪外道」、「大阪蛇道」と言う石原貴洋と言う監督が
インディーズながらも、得体の知れない程の暴力映画を作って
それをDVD化して販売しており
それを見たんですが、いつものオールインとどこか違っていたものの
どこか魅力ある作品になっており
そんな石原監督が久しぶりに「大阪少女」って言う原点帰りのタイトル
しかし「大阪少女」ですから、バイオレンス映画ではありません
が、ちなみに坂口拓(TAK∴)さんが出演されてる訳で・・・
 
って言うことで大阪西成に生まれ育ったちほって言う12歳(制服着ているシーンから中1か)の少女が主人公
一緒に暮らすおばあちゃんが足腰を悪くしたため、代わりにアパートや家作の家賃の取立てを行うことになり、
その取り立てを実は前半淡々と描いていくんですが
このアパートや家作の住人が一筋縄ではいかない
何せ西成ですから住人が住人がヤクザ、ホスト、アル中等々一癖も二癖もある連中ばかりが金がないって言う一点張り
 
そんな連中に12歳とは思えないどぎつい言葉で、さらに子供がいくら大家と言う立場であるのか知らないが一言返され返事より前に手で相手の頭をしばき倒しまくる
これがどっちも大阪弁だから聞いてられるが、東京弁だと完全に喧嘩、さらにシバキ倒しを大人がやってしまうとこれまたただのチンピラの映画になってしまいそうだけれど、
それを関西弁の少女にやらせると、見てるこっちもなんだか小気味がいいんですよね、
 
本当に主演を大阪で生まれて育ったコテコテの関西弁の少女に変更しただけで、こんな小気味いい映画になってしまうんですね
これってある意味大阪に生まれて大阪で育った石原監督だからできた技だと言えるかも
何気に名のある役者が初出演の子役役者にポンポン叩かれているんだからね
とにかく少女の演技が素晴らしい
只管歩いて毎日家賃を取り立てていく
家作、アパート含んで何軒あるんだかわかんないが
不動産総資産として5億円だそうで
 
後半はヤクザが絡んできておばあちゃんの家作に目をつけて
ところがこらにはTAK∴さんが出演されてるってことでなんとなく先が見えて来るのは必然
っていうか、このおばあちゃん実は昔鳴らしたヤクザの姐さんだったようで
土地のヤクザがしっかりと守ってくれる
 
実に見てて気持ちのいい映画でしたが
公開は大阪京都神戸限定の公開だったようですね
見てて気持ちは良かったものの、気になったのが主役の少女の箸の持ち方使い方が気になって気になって・・・

2020年製作、日本映画、石原映画工場作品
石原貴洋脚本・製作・編集・監督作品
出演:坪内花菜、田中しげこ、仁科貴、前野朋哉、林海象、坂口拓、銀次郎、木佐貫富佐子、西村裕慶、宝井誠明、大宮将司、海道力也、岡元あつこ
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オペレーション・ローグ3/デス・オブ・ア・ネーション

2020-08-20 19:03:39 | 洋画未公開
アメリカ大統領の直属指揮下のもとにアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国軍の精鋭軍人7人を集め
特殊作戦に従事する部隊の活躍を、”プロジェクト・ローグ作戦“と名付けてその作戦の全貌をトリロジーで描いた戦争映画金字塔作品
一応TSUTAYAさんでは、”power push“作品として推していましたので「オペレーション・ローグ」、「オペレーション・ローグ2/ザ・ハント」と見てきましたので
血液型の悲しい性でして、続きを見ておかないと
気持ちがわるいわけでして
早速19日にレンタルってセルがトリロジーとしての一括販売ってことで
レンタルとしては前2作品を先行レンタルしていて、
セル発売日に第三弾をレンタル解禁したんですね
 
前作でISISによって捕虜となっていたアメリカ海兵隊員のダニーを救出した
ローグチーム
肉体的にはもとより、精神的に参っているダニー
第三弾のオープニングでは、捕虜生活がダニーに与えたPTSD的な悪夢のシーンから始まります
 
チームはダニー抜きの5人でブラックマスクの部隊を探し回っていましたので
ブラックマスク側も囮りの罠を仕掛けたりするものの
なかなかこのチームは死にはしません
そんな中サリン爆弾を大量に開発成功させたブラックマスク
よせばいいのに世界に向けてネット配信して、サリンの犯行予告をするもんだから
今まで見つからないなかったブラックマスクの要塞の位置をローグチームに探知されて
 
サリンを撒かれる前に殲滅せよっていう、米大統領の密命が下り
ダニーを含めたチームローグ6人がブラックマスクの要塞に攻撃をかける
上空ではミサイル搭載したドローンが待機
 
まぁ、三部作の最終話ですから、今までの全編戦闘アクションシーンばっかの作品と違い
この三作目はラストのケレンとしてだけの戦闘シーンなんですが
どうなんでしょう、一応ダニーが攻撃前にPTSDから来る物怖じを精神的に克服し
戦闘不利と見て地下道から逃げ出したブラックマスクとのタイマン勝負シーンをケレンにしているのと
圧倒的なISIS兵士たちの人数があまりに少ないし
全体的な戦闘構造が見えてきてないから、戦闘シーンに迫力が感じられなかったかなぁ
 
しかし、こっちに死人が第一話に一人出ただけで
なんとこれだけ戦闘してても死人どころか死なない程度での被弾もないという
嘘みたいな状況が、リアル感を完全に薄めていたような気がする。
 
2019年製作、アメリカ映画
マイク・ガンサー脚本・監督作品
出演:スティーブン・ラング、ロリー・マーカム、フェルナンド・チェン、ウィル・ユン・リー、ケイティー・キーン、クリス・マルケイ、ジャーメイン・ラヴ、ベルナルド=シャビ・コルビ
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