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MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

ビューティフル・カップル 復讐の心理

2020-06-15 17:58:40 | 洋画
これもヒューマントラストシネマ渋谷での恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2020>にて上映された一本です。
いわゆるレイプリベンジ映画ですので、レイプシーンにはボカシがたくさん入ります
アメリカ映画ではなくドイツ映画だったんですね
したがって国民性の違いってのもあるんでしょうが、先にレイプリベンジ映画って書きましたが
邦題の副題にあるように実は“復讐の心理”がこの映画のメインテーマになってますから
“野郎良くも妻をレイプしやがって”レイプ犯に銃弾浴びせて主人公と共に見てるこっちもカタルシスを得る映画ではありません

二年前の夏休暇高校教師のカップルのマルテとリヴはバカンスに訪れた海辺のコテージで、突如無軌道な若者たちに襲われ、金品を奪われた挙句リヴはレイプされてしまい
2人は心に深い傷を負うものの
2年後妻はカウンセリングを受けてようやく精神的に安定してきたし
肉体的に若者に負けて妻を目前で犯されたマルテは肉体強化として
ボクシングで鍛えて
徐々に傷ついた心も癒え、事件を忘れて幸せな日々を過ごし始めた2人でしたが
 
ある日、マルテは偶然街中で、事件の主犯格の若者を見かけてしまい
彼の後を追っかけていたものの駅で列車に乗れずに彼を逃してしまうものの
彼を見たことでマルテに芽生えた復讐心なんでしょうか、見失った駅に毎日通い
何と主犯の男を探し始めるのだった
マルテの信念が通じたのか再び若者を見つけ尾行して彼の家を突き止めた
 
実は衝動に突き動かされただけで何の心の準備もしてなかったものの
彼の家で彼を待ち伏せてお互い格闘してしまうが
何と取り逃して、自宅に変えるマルテの後を逆につけてきてる犯人には気付いていなかった
 
様子がおかしいマルテに気づいたリヴに問い詰められマルテは犯人を追い詰めた経緯と行動を話してしまう
リヴは再び心にトラウマが生じるものの、何とマルテと共に犯人の自宅に行き、後をつけて勤務先までは突き止めるものの
カウンセターには警察に届けるように言われ
警察ではDNAなどの証拠ももうないから、ほとんど犯罪の立証は無理とか言われて

被害者夫婦共に心に復讐という二文字の葛藤が延々と綴られていくわけですが
そんな葛藤の中で偶然リヴは音響工事の男と知り合い
音響効果のテストに使う拳銃を撃つ機会を得て
 
って事で、これは復讐への伏線で銃を使うんだって思わされたものの
結局マルテとリヴは、犯人と結局対峙するものの・・・

丁寧に描かれる復讐と普通に生きてきて傷が癒えた今復讐って・・・
実に人間の、そう普通に生きてる市井の人間の葛藤を丁寧に描いているものの
そこから実際には何も生まれない
決して爽快ではない終わり方ですが、
見てるこっちにも、これでいいんだと思わせるラスト
アメリカ映画ならバイオレンスな復讐劇で終わるんでしょうが・・・
 
実に重たいテーマを我々に訴えてくる映画でして、絶対にカタルシスは得られない作品
 
2018年製作、ドイツ・フランス合作映画
スヴェン・タディッケン脚本・監督作品
出演:マキシミリアン・ブリュックナー、ルイーゼ・ヘイヤ―、ヤスナ・フリッツィー・バウアー、インガ・ビルケンフェルト
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グッド・シリアルキラー

2020-06-15 04:25:29 | 洋画未公開
いつもお世話になってる「銀幕大帝α」さんの記事で
>出産シーンはアソコ丸映しなんだけど、日本版では当然、ボカシ入りです。
って書かれていたんですよう
ボカシ嫌いなんです
だからそういうの読んじゃうと借りてこないんですが
読む前にセットレンタルの一本にしておりまして
見るのが最後になってしまったんですが
 
いや見て良かった、ラストこうくるかって、啞然、呆然そしてニンマリな作品でした
公立高校でソーシャールワーカーとして働く主人公
生徒の話を聞いて、DVな親を殺して生徒を密かに助けてる殺人鬼なんですが
大人しい性格が前面に出ている関係から誰も彼が殺人鬼だって知らない
家族だって知りゃしない
 
そんな妻が第一子を出産し、
ここで先に書いたボカシの出産シーンが登場するんですが
産後授乳に手を焼く奥さんに手荒くあたる看護師
この看護師がオープニングで殺された看護師だったわけで
実際には主人公が手荒くしたので復讐したみたいに見えますが
実際に犯人は・・・
そう、ここで原題の「Bloodline 」の意味がなんとなく読めてきて
 
実際に嫁姑問題みたいになっていくんかいって思わせといて
しかし、一人の刑事が主人公の言動から親殺しにの犯人と見当をつけてきて
さらに優等生が父親を殺したのが主人公と気づき
DVな親で身血は水よりも濃いわけで・・・
彼は主人公を殺しに銃を持ってやってくるものの
この少年は主人公を殺せずに
 
また刑事は刑事で奥さんを落とそうと画策するものの
ここでも血は水よりなんとかやらで
奥さんがツイスト起こすんですね
夫と妻とは血縁はないんですが、ててなしごを作っちゃあかんて
姑さんに見倣っての行動なんでしょうか
 
ここで初めて執拗にインサートされた出産シーンに込められた作者の意図を理解しました
まさに文字通りの「Bloodline 」何ですね
そう家族愛そのものの具現的な行動を奥さんは起こしたわけで

真のサイコキラーは”女は弱し、しかし母は強し“って事だったようで
殺害シーンも派手に首を斬って血が飛び散るグロさもあってそれなりに楽しめた作品だった

この血筋は主人公の子どもに受け継がれて行くのんでしょうね
 
2018年製作、アメリカ映画
ヘンリー・ジェーコブソン監督作品
出演:ショーン・ウィリアム・スコット、マリエラ・ガリガ、デイル・ディッキー、クリスティー・ヘーリング、レイモンド・アレクサンダー・チャム・ジュニア
 
コメント (2)
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