MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ジャーヘッド ―36時間―

2020-02-16 19:11:48 | 洋画未公開
公開作品「ジャーヘッド」のヒットから未公開亜流作品が数本作られて
この作品もその亜流作品の一種でしょうか、一応原題にも「JARHEAD」が冠されてるからか
”ジャーヘッド“シリーズの一作品とのウリですが
一応米海兵隊隊員の活躍映画ではありますが

湾岸戦争から”ジャーヘッド“の人質救出作戦に関わってきた
ベテラン一級曹長、今回の作戦では、隊員1名と救出ターゲットを殺してしまったものの
退役を5ヶ月後に控えて娘にも、あっていないまま
イスラエルとの共同実践訓練の参加命令を貰う

そんな時に、イスラエル軍の戦闘機がシリア空爆後にミサイルで撃墜されてしまう
生き残ったパイロットはアメリカの上議員を父に持つ少佐だっため
アメリカも黙っていられずに、イスラエルに派遣されていた一級曹長以下4名に
少佐救出のためイスラエル軍と共同作戦の決行命令が下される
副題の36時間は、救出にかかるタイムリミットです

やっぱ政治が絡むんですね、米上院議員の奥さんがユダヤ人で、息子はいわゆる故郷に帰る帰還兵という立場で
イスラエル空軍少佐なんですね
上院議員への忖度として、イスラエルのモサドと米海兵隊との共同作戦
上院議員になんとロバート・パトリック
残念ながら他の役者さんには思い入れがあんまないんだけども、人質になった少佐の奥を演じてる女優さんの美貌だけが見どころな映画

オープニングでの戦闘シーンにしても建物内での銃撃戦であんまよく見えなかったし
中盤で囮の施設での戦闘も夜間で見辛くて
でもってこの映画のテーマになってるんですが・・・
救出にかかる犠牲
そうなんです、一人救出するのにイスラエル兵3名、米海兵隊員2名
劇中でも“一人帰ってきたものの、5^_^人が死亡”
”それが任務ですから“って、一応主人公の一級曹長さんは戦死
ラストはある意味、曹長の葬儀映像でのプロパガンダになってるようで・・・

2019 年製作、アメリカ映画
ドン・マイケル・ポール脚本・監督作品
出演:アマウリー・ノラスコ、ニコラス・アーロン、デヴォン・サワ、ジェフ・ピエール、ベン・クロス、ロバート・パトリック
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3人の信長

2020-02-16 15:38:25 | 邦画
織田信長が唯一負けたとされる、‘金ヶ崎の戦い“から着想を得た時代劇
信長が越前の朝倉義景を攻撃したところ、同盟関係にあった妹婿の浅井家の裏切りにあい、
朝倉と浅井の挟撃の危機に瀕し、そのため木下藤吉郎と、徳川家康が後衛となって、
信長本人信長勢力地まで逃したっていうとこからお話が始まって
実はその敗走する織田信長を、10年前に“桶狭間の戦い”で完敗した今川軍の生き残りが捕まえて
お殿様の墓前に生首捧げようとするんですが

なんと信長見っけで捕まえてきたのは3人の自称信長公
って事でそのうち2名は影武者ってことになるんですが、3人叩っ斬って生首備えりゃ問題ないんですが
武士の誇りとして本人だけの首でないと武士の本分が立たないと
今川の棟梁蒲原と、3人の自称信長たちとの”信長だーれだ“っていう丁々発止の信長探しで綴られる二時間弱の映画ですから
ある意味時代劇コメディになってますぢ

3人の信長を演じるのはEXILEのヴォーカルTAKAHIRO、市川隼人、岡田義徳
それなりのに各自のキャラを反映した信長を演じていました
TAKSHIROをキャスティングしたのは、彼の都会的なキャラもあっっとは思いますが
明らかに映画館に女性客を・・・っていう魂胆ですよね
いや、そういう魂胆はよろしいんじゃんしでしょうか、ただでさえ時代劇には、高齢者しかお客が呼べない現状ですから
TAKAHIRO目当てでも若い女性客が時代劇(っても本格時代劇ではありませんけども)をとりあえず見に来るだけでもよろしいんではないでしょうか
って事で、時代劇之体裁を取ってはいますが、台詞は殆ど現代口調です

そして相変わらずの低予算でしょうか、セットもほとんど組まずに、半分以上ロケで賄っている作品
製作委員会で作ってるのだけど資金集まんないのねぇ
でもまぁ時代劇の全盛期だってねぇスタジオは自前だし大道着さんは自社社員ですら
そして誰もがたのしめるようにセリフが現代口調だったんだからねぇ
いつからだよ、台詞がどうの、時代考証云々とか、所作が・・・なんて言い出したのは

愚痴っても仕方ないんですが、所詮映画は娯楽ですから、楽しければそれでオッケー牧場
って事で映画の発想からしてナイスアイデアですよね
歴史の隙間に焦点を当ててお話がコミカルというか軽妙に進みます
信長を誰かって劇中のは蒲原同様見てるこっちが一緒に推理していく寸法になってるんですが
実際に最初の方で信長が誰かって言うのは観客にちゃんと明示してくれているんで、感の良い人はその推理合作不要になってしまうのはいたしかたないのかな
ちなみにこちとら誰が信長か途中で気付きまして、製作側がちゃんとそういや信長明示していたなって思い出しましたけど
結局今川の蒲原も信長の影武者になっちゃうオチなのね
っていうか普通は”三人の信長“だろう?、これを”3人“にしてること自体、もう時代劇って言うジャンルにこだわる事は不要って言う
製作サイドのメッセージでもあったんでしょうね
時代劇というジャンルに捉われず気楽に映画として素直に“信長だーれだ?”って楽しめばイイ作品でした

2019年製作、日本映画、「3人の信長」製作委員会作品
渡辺啓脚本・監督作品
出演:TAKAHIRO、市原隼人、岡田義徳、相島一之、前田公輝、奥野瑛太、坂東希、高嶋政宏
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