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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

アルキメデスの大戦

2020-01-21 23:18:35 | 邦画
日本映画の大作映画ですが
相変わらずの漫画原作の作品だったんですね
レンタル店でもBlu-ray含んで大量に導入されてるのは菅田将暉が主演してるからでしょうか

にしても、帝大の学生っても、金権によって退学させられてるんですね
で、もって日本が戦争に入ってしまう直前に国威誇示の巨砲大鑑造船か、
今後の戦争は大艦よりも戦闘機による制空権確保にあると言う
海軍の中枢部での将軍同士の権力争いに巻き込まれて行く数学の天才を描いた作品だったんですね

監督が山崎貴という事で、オープニングの巨砲大艦”大和“の米空軍にめっためたにやられて沈没して行く
山崎監督お得意のCGで描かれる戦闘シーンでの掴みは流石です
って事で主人公が潰した巨砲大艦は”大和“だったんですね
主人公を海軍に迎え入れるのは山本五十六
軍事費を算出させる目的とは言え、まさかの軍経験のない人物を少佐にしちゃうのは現実ありえんだろう
劇中でもいきなり少佐になってしまった主人公付きに任命された柄本佑演じる少尉の戸惑いはわかるけど
リアルに考えてもあり得ない設定ですか

海軍航空隊にしても、空軍にしても
敗戦が濃厚になって学徒出陣の特攻兵としての大学生は一応死と引き換えに少尉任官としてますが
開戦前にはあり得へんわけで、ここいらは漫画原作のフィクションですよね

一応は戦争大作としての姿を借りての反戦映画ではあるようですが
戦闘シーンは、先に書いた”大和“のシーンだけで
2時間ちょい、海軍での巨砲大艦か、戦闘機主体の空母かの権力争いに巻き込まれて
得意の数学と、奇人変人的な計測主義で、”大和“の製作費用の不正を暴くだけに費やしているわけで
どこから見ても菅田将暉は数学の天才に見えないし
なんだろう、黒板に書かれてる数式もよくわかんない

漫画はまだまだ続いているようですが
映画自体は一応”大和“を撃沈させてるのですが
船舶製作の予算見積もりの論争に勝ったものの、
対立していた中将に呼ばれた主人公に、戦争は国力の違いから、日本の敗戦を見越して
日本人の矜恃として、敗戦にふさわしい巨砲大艦の”大和“の撃沈が不可欠という中将って

それにどう答えるのか?主人公は・・・
そんなこんなで続編は作られないだろうけども
こういった終わらせ方って・・・

一応見てられたけどwiki で原作を調べたら壮大なお話のようですね

2019年製作、日本映画、「アルキメデスの大戦」製作委員会作品、東宝配給
山崎貴監督作品
出演:菅田将暉、舘ひろし、田中泯、浜辺美波、柄本佑、橋爪功、小林克也、國村隼、小日向文世、笑福亭鶴瓶
コメント
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