MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

2020-01-13 23:09:49 | 洋画
新作としてレンタル屋さんでもかなりな本数を導入してるのに
結構な高回転率のようですね、さすがクエンティン・タランティーノ作品、
”昔、昔ハリウッドでは“って原題に込められてるように
アメリカの映画愛に溢れたタラちゃんの想いを具現化した作品でした

劇場では心理的精神的に見られないんで、米盤のBlu-ray発売と同時に購入していたんですよ二、三週間前でしたが
買っちゃうと仲々見ないんで
って事でさほど差もなく日本でもDVDがリリースされてしまいました
レンタルしてる作品をようやっと返却しましたので、ここしばらくは未見のDVDの消化にあたろうということにして
その最初に選んだのが、この作品
なんと二時間四十分もの尺の作品だったんですね

劇場公開時のTVスポットとかで、シャロン・テートをマーゴット・ロビーが演じてるのは知ってましたので
マンソンファミリーによるシャロン・テート殺害野映画だとばっか思ってましたが
ある意味、いい時代から衰退に辿るハリウッドの映画界を舞台にして
崩壊しつつあるハリウッド神話を西部劇のスターに託しての寓話でして
そこはフィクション

実名の役名のハリウッドスターと、ハリウッド映画への限りないタラちゃんのオマージュ作品という事で
リアルとフィクションで描いており、なんとこの映画ではマンソンファミリーが襲うのは
なんとディカプリオとブラッド・ピット演じる落ち目の役者とそのスタントマン
って事で、マンソンファミリーは、襲いにくるもののブラッド^_^・ピットに返り討ちに遭うは、

劇中映画撮影に使った火焔放射器で黒焦げにされちゃったり
ま、先に書いたように3時間近い映画ですから途中かなりだれるものの
ラストのケレンでこっちの気分は一気にだれたぶん含めてカタルシスが得られる
って事は途中にだれさせるのもタラちゃんの計算だったのかも知れない

リアル部分ではミスター加藤を演じてる頃のブルース・リーが登場してきます
よく似てる俳優さんでしたが、
なんだろうダミアン・ルイスがあれほどスティーヴ・マックィーンに似せてきてるとは
でもってディカプリオが演じていた「大脱走」のシーンは実際の本編とディカプリオの合成でしょうか
もう50年経過してるから版権の使用期限が切れてるんですよね

タラちゃんはやっぱマカロニウエスタンには、半端ない思い入れがあるようですね
ディカプリオが演じてる架空のリック・ダルトンって言う俳優はイーストウッドがモデルだったのか?

2019年製作、アメリカ映画
クエンティン・タランティーノ製作・脚本・監督作品
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、エミール・ハーシュ、マーガレット・クアリー、ティモシー・オリファント、オースティン・バトラー、ダコタ・ファニング、ブルース・ダーン、アル・パチーノ
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アルファ 殺しの権利

2020-01-13 00:05:11 | アジア映画
シネマート新宿の企画興行<のむコレ>で上映された、フィリピン映画
邦題自体がある意味、見終わっても不明ですが
フィリピンが現在抱えてる覚醒剤による犯罪映画
って事で1人の警察官エスピノを通して描いて行くんですが
単なる正義の警官のお話になってない

警察全部所を上げて警察署長の指揮のもと
麻薬取引の大物アベルの組織を撲滅する作戦を企画したエスピノは、
元犯罪者で今は警察署の掃除夫になってるエライジャを自分のSにしていて
彼を囮にしてアベルがアジトにいることを確認の上
SWATとともに現場に奇襲をかけ、壮絶な銃撃戦のどさくさに
なんとエスピノとエライジャは現金や麻薬を現場から持ち出して・・・

あらら正義に燃えた警官だと思っていたら主人公であるエスピノは、なんと悪徳警官だったって訳
って事でオープニングで麻薬組織のアジトを急襲する警察やSWATは簡単に終わり
以降はエスピノとエライジャの奪いとったクスリをどう捌くのかっていうお話にシフトして行く
そのクスリの運搬に伝書鳩を使ったり、フルーツの中や赤ち坊のオムツに忍ばせたりするなど
結構面白く見られましたが

エンドロールで“この物語はフィクションであるが、実在の事件と似てるけどあくまで偶然です”っていうテロップが入るんですが

なんと終盤エライジャはエスピノに殺され、エスピノは家族らの目前でギャングに射殺される
が、エスピノは殉職警官として盛大なる葬儀を出してもらえるものの
なんとエスピノはクスリで得た利益を警察署長に上納しており、
的な終わらせ方って、悪に完全に染まっていたのは警察という権力者だったていう
こんな国家に生きてる人々って・・・

先ほどのテロップは“実話です”って言えないんでしょうかねぇ

2018年製作、フィリピン映画(日本公開作品)
ブリランテ・メンドーサ監督作品
出演:アレーン・ディゾン、イライジャ・フィラモア、バロン・ゲイスラー
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