MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

Diner ダイナー

2020-01-01 18:10:59 | 邦画
ほとんど最近の大手シネコンで上映されるような邦画は、ほとんど見ないのですが
そしてレンタルは、完全にセットレンタルにするという事で
いつも困ることばっかりなんですが、って事で年末年始のレンタルセットにコンテンツが足りなくて
ま、いいかってこんな邦画までレンタルしてきちゃいました

蜷川実花さんの映画って「さくらん」と、2019年芸能人の薬物事犯事件の全てをさらっていった感のある沢尻えりかさんの「ヘルタースケルター」しか見てないって、この作品が映画監督3作目ですから
一応全部見てるってっことかな
で、この蜷川さん実に絵作りに想いが込められてて、極彩色な目がチカチカするような
実に絵が観客に喧しく訴えかけてくるような絵を作るお方で
それが見てるこっちには鬱陶しくもあり、絵がキャラクターの内面を表していたりと
するわけで、この映画も実にキャラクターたちの台詞もアクションも喧しいんですが
それ以上に役者ではなくて画面が実に喧しく感じてちっとも
落ち着いて見てることのできない作品でした
って事でほとんど同時期に公開されてる「人間失格」も見てみたいんですが、コレまた沢尻さんの関係で二次使用に供されるのかわかりませんが・・・

暗黒街に住む殺し屋たち専用のダイナーを舞台にしたアクション作品
ヒロインに玉城ティナさん、役名がキャラクターの性格を表していたんですね
なんとオオバカナコっていうんですね
日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したばかりに闇の組織に身売りされてしまった少女です
って事で大馬鹿な娘=オオバカナコって事だったようです
元殺し屋で今はこのダイナーのオーナーであるボンベロに買われてウェイトレスとして働くことになる

そんなボンベロがワンマンで経営するダイナーは、先にも書いたようにお客様はすべて現役の殺し屋さんたち
そんなお客さんとオオバカナコの交流を通して様々な殺し屋さんたちが紹介されて行く寸法
ダイナーで出されるメニューもですが
セットで組んだダイナー店内のディスプレイが
コレまた極彩色で彩られているのは
まさに蜷川実花ワールドでしょうか
お父様よりも私個人的にはお母様の方がファンでしたもんで・・・
実花さんはお父上の遺伝子をお顔も含めて受け継がれたようですねぇ

最終的にはもう拳銃撃ちまくりなアクションケレンの映画で終わるんですが
ケバすぎて寝落ちするまもない2時間の作品でした

2019年製作、日本映画、ダイナー製作委員会作品
蜷川実花監督作品
出演:玉城ティナ、藤原竜也、窪田正孝、本郷奏多、真矢ミキ、奥田瑛二、土屋アンナ、小栗旬、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、武田真治、川栄李奈、コムアイ、板野友美、木村佳乃、角替和枝、品川徹、真琴つばさ、沙央くらま
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岬の兄妹

2020-01-01 00:38:26 | 邦画
和田光沙さんが久々主演した邦画、
彼女のファンの1人としては、DVDの発売を待ちに待っておりましたし
見る機会は新年一発目がいいのかと思って見ましたが
内容的にはあまりにも重すぎて新年一作目にはかなりキツかったけども
昨年の新年一発目もインディーズの大ヒット作品「カメラを止めるな」だったんですね

和田さんは芸達者なお方だし、裏でも映画を支えられるお方だし、脱ぐのも厭わないお方だし
って事でこの作品でも全裸シーンも厭わずにヘア晒されていましたが
ここではあげられませんので悪しからず・・・

なんだろうね、内容も暗いけど画面自体も暗い部分があったので
いわゆる自然光にこだわった作りになっているんですね
したがって夜の室内とか屋外が多少見づらいものの
日中の屋外は港町でのロケからか結構明るく・・・こういった対比も監督の計算だったんだろうなぁ

って事で足に障害を持った兄と自閉症の妹の貧困姉妹のお話
ある日妹の真理子が、家を抜け出し行方不明に
必死で探すものの夜中男から電話がかかり妹は帰宅するものの
服から1万円が出てきて、問い詰める兄に、“ 貰った“とだけ答える妹
兄は男に体を許して金銭を受け取ったことを察知するけど

その後、兄の良夫は勤める造船所からリストラにあい、生活に困窮した良夫はなんと妹の売春で金を稼ぐ事に気づき
一万円売春を始めるが、
それによって今まで知らなかった妹の喜びや悲しみを知る
更に良雄自体、警官であり友人から諫められるものの金を稼ぐ手段はこれしか思い浮かばず・・・

最終的に妹は妊娠してしまい
ってこの時の産科医を演じていたのは風祭ゆきさんだったのね
お顔があんまり見えなくて・・・

そーいや貧困家族の映画が脚光を浴びた2019年の日本映画界でしたねぇ

片山監督デビュー作だったようですね
結構時間をかけて撮影されたようで
オープニングでの、妹探しとクロージングの妹探しはシンメトリーになってるようで
天候も晴れと雨といった対称は意図的だったんですかねぇ
ファイナルカットの和田光沙さんのお顔は
再び売春ビジネスが始まるって言う暗示でしたのか?

切り口の違う記事は コチラ


2018年製作、日本映画、インディーズ作品、プレシデオ配給
片山慎三脚本・監督作品
出演:松浦祐也、和田光沙 、北山雅康、中村祐太郎、岩谷健司、時任亜弓、ナガセケイ松澤匠、芹澤興人
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