MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ビリーブ 未来への大逆転

2019-08-28 23:46:20 | 洋画
ちょっとジャケットを見て、何の映画かわかんないんですが
フェリシティ・ジョーンズが目立っていたのと
TSUTAYAさんではポップで梗概が置かれてて
それによると"性差別がまだ色濃かった時代に、100%負けるといわれた男女平等裁判に挑んだ一人の女性弁護士の実話に基づいたお話"
ってあったので、何となく今まで見てきていた黒人のNASAでの地位向上を果たした「ドリーム」や、アメリカでの銃規制問題に一人挑んだ女性アナリストの活躍を事実をもとにサスペンスフルに描いた「女神の見えざる手」みたいな作品と同じジャンルになるんだってことでレンタルしてきたのですが

現在85歳で合衆国最高裁判所女性判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの最初の法廷闘争を描いた伝記ドラマだったんですが、
映画としては私個人的には実に盛り上がらない作品だったんですが
なんとか2時間見てはいられたのはフェリシティ・ジョーンズの演技もあったのでしょうが
ハイティーンの娘を演じていたケイリー・スピーニーがいたからなのかも・・・

それにしてもいかに認識が甘いと言うか、無知と言うか70年代まで、かの自由で民主主義の象徴であるアメリカでは
女性が職に就くのが難しく、自分の名前でクレジットカードさえ作れなく、実際には男社会であり、時代が女性に求めていたのは良妻賢母みたいな家庭に籠って家を守り、夫やこどもの母親としての女性だったとはねぇ

アメリカの人種差別は黒人に対してだけだと思っていましたが
社会に出て働く女性も秘書であり仕事はタイピングなど男性へのサポート校でしかなかったようで
オープニングヒロインんkルース・ギンズバーグがスーツの男性のなかに混じってハーバードの法科大学院の入学式に臨むもののなんと♂500に対して♀9って言う比率
さらに授業でも差別されたり、今でいうところのセクハラ、パワハラなんぞは日常茶飯事
そんな世界で夫のガンにより、ハーバードでは二人分の授業に出て首席で卒業するものの

法律事務所はどこも女性というだけで受け入れてくれず
仕方なく法科大学の先生に・・・
いや70年代ったら半世紀くらい前ですよ、アメリカは男女平等の理想的な国家だと思ってましたが
無知ほど恐ろしいものはないんですね

そんな男社会のなかで、女性にはある介護のための税控除が
実は独身男性には適用されないことから
男性に対する差別イコール女性に対する差別だっていうわけで
性差別を対象に実践経験んkないヒロインが性差別の裁判に夫とともに挑んでいくんですが

こういった伝記物では結末は見え見えなワケでしょ
したがってクライマックスではっていうのが見所なワケですが
最終的な彼女の弁論にあんまり緊張もなくて
っていうところでそんな面白くなかったって言う感想だったんですが
いくら伝記物とは言え、そこは映画ですからもっと何かの脚色くらい加味しても良かったんじゃないかなぁ

最後に登場してきたおばあさまがモノホンのルース・ギンズバーク85歳なのね
嘘か本当かは知りませんがトランプさんが一番煙たい存在のお方だそうです

2018年製作、アメリカ映画
ミミ・レダー監督作品
出演:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、ジャスティン・セロー、ジャック・レイナー、ケイリー・スピーニー、サム・ウォーターストン、キャシー・ベイツ、スティーヴン・ルート、ロナルド・ガットマン、クリス・マルケイ、ゲイリー・ワーンツ
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赤い手錠 死刑囚サオリ

2019-08-28 20:37:21 | OV
一日一本エロチック作品を見ていく企画
本日の1本は、何かの中古エロチックOVだか何かのトレーラーで
ちら見した途端にどこか梶芽衣子さんの「さそり」シリーズっぽい映像を見たような気がして、
未見の山のどこかにこのタイトル、実は東映さんのカルト映画になってる杉本美樹さんの「0課の女 赤い手錠(ワッパ)」あったような記憶があったので
一日中雨で涼しいのもあって探したら出てきました
如月カレンさん主演の「赤い手錠 死刑囚サオリ」

なんと監督は友松直之さんだったのね
先にも書いたようにこのエロチックOVのタイトルは東映の「0課の女」だが、
シノップスの前半は完全に「女囚さそり」のオマージュ作品
「さそり」シリーズの色んなネタ
帽子に黒マントのヒロイン
刑事の目を突き潰すは、ワッパかけられた刑事の腕を切り落としぶら下げて宿の街中を走って逃げる
もう「女囚さそり」第一作の渡辺文雄と、「女囚さそり けもの部屋」での刑事成田三樹夫を一応はこの作品では中野剛演じる刑事一人に見事に仮託させていましたね
そんなオマージュ映像を臆面もなくぶち込んでこられたのは
視覚的音声的に表現された友松直之監督なのか、脚本の大河原ちさとさんなのか
もう「恨み節」クリソツな主題歌音楽までをもパクりと言うか、「さそり」をリスペクトしすぎ
「0課の女」はタイトルのみですか、せめて手錠を赤くペンキ塗りしていたら面白かったかなぁ

シュールなヒロインに回想シーンはなどは本家「さそり」を友松直之風に
書き割りセットの中で、大衆演劇みたいな舞台設定の演出にしており彼の才能に感服
よくまぁこのような低予算のエロOVとはいえ、スタジオを借りられたようですね
かなり力が入ってますし

ヒロインに如月カレンさんも「さそり」同様目力を主体にして極力台詞を少なくさぇてるのも
この作品を成功させてるような・・・

サオリって"サソリ"に通じるし、劇中のリフレインでの"サオリー"って言う連呼は完璧”サソリ”に聞こえるし
サソリの本名は”松島ナミ”だし
このヒロインの由加役名も"松村沙織"っていうことだったんですね

このサオリは個人的な理由で逃げてるわけで
最終的には劇中の要因でなんと最期を迎えてしまうんですね

2004年製作、日本OVZ、ジャンクフィルム作品
友松直之監督作品
出演:如月カレン、早坂みずえ、あんずさき、中野剛、永友イサム、中務一友、藤田浩
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