覗かれたい女 視線のエロス

3月2日に＠エンターテインメントからリリースされた
なんとも不思議なメキシコ映画
扇情的な邦題がつけられておりますし、事実地元のGEOさんでは
洋画エロチック作品の棚においてあるし
得てしてこういうのってRｰ15の指定になっていますが、お姉ちゃんの裸のシーンはあるものの文芸映画の要素の強い作品が多いっていうのも
今までの経験値から修得してるんですが

男なんていくら学習しててもちょっと期待しちゃうんだよね
こういった邦題とジャケット見ちゃうと・・・
ってことで”一日一本のエロチック作品”企画にってことで早速こいつを鑑賞するももの
実際にはちょっと変わったメキシコ製のストーカー映画だったんですね

クリーニング屋で働くフリオの密かな楽しみは、クリーニングに預けにくる赤いドレスに魅いられ、その服の持ち主の家に上がり込んでは
そこの女性との妄想に耽る事だった
彼が店番をしていると、そんな美女からクレームの名目でと誘われて・・・

って、実は彼が美女の留守に家に忍び込んでることがバレていて美女の方からモーションをかけてきたわけでして
と思ったら、実は前半唐突に登場する料理教室に通う貧しい女性がどうやら主役のようで
町を物色中に赤いドレスの彼女が気になり、
ストーキングするうちに彼女の家にも忍び込んで
料理教室に通う晝間だけでなく
夜は彼女のベッドの下に潜り込み寝てる彼女を見つめて・・・

ということで彼女に気づかれて窓から何から鍵かけられて脱出不可能な状況におかれてしまい
邦題から期待されるようなエッチなシーンは
この貧乏な女性とのHシーンのみ
それもほぼあっさりですが
着やせするタイプの女優さんのようでおっぱいは実に豊満でした

ってことでこれは本日のエロチック作品の一本にはなんねえなぁ

2017年製作、メキシコ映画
アクセル・ムニョス監督作品
出演：ホセ・メレンデス、フロレンシア・リオス、ヨハンナ・ムリーヨ

アクシデント

3月2日レンタルリリースのアルバトロスDVDですが
なんとこの映画も昨年から上映本数が格段と増加したシネマート新宿の企画興行＜のむコレ2018＞で上映された1本だったんですね
ジャケットのもう映画としてはどんだけ見所があるんだ・・・ってくらいに
ありとあらゆる面白そうというかスリリングな惹句が書き連なれているんですが
ジャケットのいっちゃん下にさりげなく書かれていていたのですが
故ポール・ウォーカー主演の「逃走車」を手掛けたスタッフ製作
に目が止まりセットに組み込んで来ましたが

確かにジャケット狭しと書き連なれている見せ場って言うか
シチュエーションはしっかりと本編のプロットに組み込まれていて
嘘偽りのない映画となってはいるんですが・・・
基本コンセプトは雨の降りしきる夜にヒッチハイクした高級車が事故って
崖から谷底に転落した高級車の内(女二人)と車外(男二人)で繰り広げられる男女4人の話でしかない
次から次に惹句のような出来事が登場人物たちの思惑に反して
事故の連鎖として起きるんですが
実際には製作側のアイデアはいいのでしょうが映画としてのテンポが実に悪いし
なんでそうなるのっていうようなご都合主義な展開であるのが・・・

干渉主義な母親から離れて女友達とフェスにバスで向かうっていうのが
実は男友達と・・・っていう予定が相手からはずされて2人組の男の高級車をヒッチハイクした派手目のお姉ちゃんが、後部座席で男の一人に急にせめられ
それを避けようと暴れたことで運転手を蹴ってしまい事故に・・・
気づけば谷底に転落しての車は天地が逆さま

脱出しようと色々ともがく中で男たちの回想とか
いがみ合いとかの不毛なやり取りでここまでの経緯とクルマの状況がわかるように作られているんですが
いかんせん状況説明の映像が長すぎて車内の危機感が薄く
そんな暇あったら早く助けろよって突っ込みを何回いれたことやら
っていうようなグダグダな映画ということでしたが

ラストクレジットの間に入るオチのよさだけは買いの映画と言えるかな

2017年製作、南アフリカ・フランス合作映画
ダン・トンダウスキー脚本・監督作品
出演：ステファニー・シルトクネヒト、ロクサーヌ・ヘイワード、タイロン・キーオ、キーナン・アリソン、カール・タニング