MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

日本統一4

2019-02-17 23:49:10 | Vシネマ
日本映画専門チャンネルで今月OAされたものの録画視聴
現在でも新作がリリースされて実際にいつ終わるかよくわからないシリーズ
同じ小沢仁志主演の「制覇」は何となく終わりが見えて来てるんですがね

さて前作”3”で信闘会を殲滅させてしまった悠人と蓮司の刑務所篇といった内容ですか
悠人は長崎刑務所で三上組の舎弟頭である小沢弟演じる大宮と昵懇になって
彼の生き方に感化されていくことでやくざはなにかということを学んでいく

知り合ったきっかけは三上組組長が親子の盃をおろしたくて
なんと健太に代理で盃を降ろし、そのお神酒の一部をなんとプラのお弁当用のあのお魚醤油入れに入れて
鳩に託して大宮にわたしたのであった
このアイデアは秀逸
実際にこういったことがあるのかな

一方蓮司は別の刑務所で刑期を勤めていたものの
なんと横浜で暴れていた時に健太の借金でロシアンルーレットした秋本と出会い
色々あって兄弟の契りを・・・
さらに同房の稼業違いの神農道(テキヤ)の極山会直参植木組組長植木尚人と
右翼団体宮本同友會政治連盟議長宮本稜治の二人とも兄弟分になっていく
ってことで蓮司はこの刑務所で今後の日本統一に向かっての人脈作りの場であったようでして

なお物語的には蓮司に実質潰された信闘会の刑務所内の残党に命を狙われたりもする
悠人はどんどん大宮との距離が縮んでいく様を交互に・・・
一方娑婆ではなんと川谷が三上に蓮司を譲ってくれるように依頼するんですねぇ
この結果が実際にこれいこう悠人と蓮司の関係にヒビが入っていく布石でもあるんですが・・・

蓮司のこどももおっきくなって
って言うか”3”まで蓮司の彼女を演じていた川村亜紀さんから石堂夏央さんに代わってしまったんですけど
まいいか
ってことで蓮司の方が先に娑婆に出て来たところで”4”は終わる

2014年製作、日本Vシネマ、アドバンス作品
山本芳久監督作品
出演:本宮泰風、山口祥行、小沢仁志、古井榮一、石堂夏央、勝矢、岡田謙、永倉大輔、野口雅弘、宮崎貴久、奈良坂篤、舘昌美、勝矢、白竜、哀川翔、
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柳生一族の陰謀

2019-02-17 21:48:40 | 邦画
一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は東映が時代劇映画の復権を賭けて
まずは萬屋錦之介を再び東映に招き、当時「仁義なき戦い」で東映の屋台骨を磐石なものにした功労からと言うか
深作ならお客を呼べるだろうという思惑もあったと思うけど
なんと深作欣二監督に時代劇の初メガフォンを取らせた結果
時代考証なんて糞食らえ時代劇を作ってしまいましたが
好事魔多しのたとえじゃないけれども、コレが大ヒット
東映では一年に一本二本と大型時代劇の製作に向かうきっかけになった作品でもある

とんでも時代劇っていうのも
なんと徳川の三代将軍の跡目争奪で家光と忠長との跡目争い
家光は乞音で、顔面半分爛れてる人物
高潔な忠長公という設定に
春日局と松平伊豆に与した柳生宗矩が家光派
土居土井大炊頭と産みの親の崇源院於江与が忠長派
なんと春日局と松平伊豆守が二代将軍秀を毒殺
毒食らわば皿までと忠長失脚を・・・

ってことでなんと駿河と江戸徳川の幕府との開戦寸前にまでいき
それに巻き込まれる十兵衛と懇意な根来衆
さらに将軍宣下を調査する京都朝廷の公家たちは朝廷の地位復権を画策してくる
その中心人物が烏丸少将という公家ながらなんと柳生に匹敵するほどの剣の使い手

もう歴史の事実から発想を自由に膨らませ深作さんお得意の
仁義なき将軍職の跡目争い映画
プロット的には時代を江戸に借り、やくざが時の権力者である侍っていうだけで
やってることはなんらやくざの世界観と本当に変わらないのが嬉しい

さらに餌でつっておいて用済みになれば皆殺しにという非情さに
怒り心頭の十兵衛はなんと家光の首をはねてしまうというケジメの付け方
コレがいいんですねぇ
二時間半飽きずに見られましたが・・・
東映作品でありながら、当時の映画界に一人で風穴を開けた角川春樹さんまで
忠長卿を預かる高崎の安藤右京之輔の役で一言台詞を貰っていましたが・・・
とにかく歴史歪曲はともかくとして時代劇としては実に楽しい映画に仕上がってましたが・・・

1978年製作、日本映画、東映作品
深作欣二監督作品
出演:萬屋錦之介、千葉真一丹波哲郎、芦田伸介、成田三樹夫、西郷輝彦、大原麗子、志穂美悦子、原田芳雄、高橋悦史、松方弘樹、山田五十鈴、夏八木勲、室田日出男、矢吹二郎、工藤堅太郎、真田広之、中谷一郎、中原早苗、金子信雄、小林稔侍、三船敏郎
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空飛ぶタイヤ

2019-02-17 15:42:35 | 邦画
私は海外のTVドラマは見るものの、
日本・韓国・中国のTVドラマは殆ど見ないという
ある意味偏った人間でして
TBSとかで土下座が一躍脚光を浴びてしまったドラマなどは
社会現象の一因として知ってるだけで
自分では一生いや今まで二生分は読書してきてるって自負してる傲慢人間ですので
最近は全く本とは縁もなく池井戸潤の作品は全く読んでません

その池井戸潤の原作が初映画化されたってことで一応映画なら見てもいいだろうって
セットレンタル作品が不足してるときにっており
丁度Blu-rayもあったのでレンタルしてきましたが
ジャケット借りっていつも言ってるんですがこの作品
実はジャケットも全く見てなかったようでして
一応長瀬智也が主演って言う認識だけでして

本編が始まったらなんとディーン・フジオカと高橋一生が主要人物として重要な役所で
ちょっとびっくりって言うか企業悪の権化に岸部一徳
事故を調査する交通課の刑事に寺脇康文
長瀬の会社の整備士主任に六角精児
そして被害者の夫に浅利陽介と・・・
もう新旧の「相棒」の役者さんたちがご出演されているんですね

って言う訳ではないんでしょうが、ある意味長瀬智也と一応敵対関係にあるディーン・フジオカとの同一方向に別のアプローチで収斂していくクロスしないバディムービーとも言えなくはないような作品

同一資本傘下のバンクと自動車会社の資金調達の駆け引きとか
紙媒体の報道に関しての広告費で記事を差し止めてしま資本原理とか
本は読んだことないけどもこういった視点は池井戸潤ならではってことでしょうか

単身中小企業の社長が人間としての矜持っていったら美談になってしまいますが
所詮は自分の会社を守るため
企業戦士は己の立身出世といった個人的なことでの奮闘でしかないんですが
それがいつのまにか社会正義に変貌していってました
そこいらのうまさは原作がいいんでしょうねぇ

実にお金がかかってる映画⬇のキャスト見ても実に豪華なお方たち
こんな映画の資金調達ってどうやったンですかねぇ

2018年製作、日本映画、「空飛ぶタイヤ」製作委員会作品、松竹配給
本木克英監督作品
出演:長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、寺脇康文、小池栄子、ムロツヨシ、木下ほうか、浅利陽介、谷村美月、渡辺大、木下隆行、木本武宏、柄本明、佐々木蔵之介、六角精児、津田寛治、升毅、笹野高史、岸部一徳
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