日本統一3

今年の1月から月2本OAが日本映画専門劇場で開始された「日本統一劇場」
今月2月のOA分は”3”と”4”ですか
ってことですか今月は今までこのブログでも日本映画専門チャンネルでの「日本統一劇場」前の企画「極道の紋章劇場」も一応
「極道の紋章17」まではアップして、そこで止まっているンですが
そちらも今月は「外伝」2本がOAされて完結してしまいましたので
新作レンタルが枯れた下旬辺りにはアップしていかねば
私の血液型が許してくれない・・・

ってことで今日は「日本統一3」です
前作"2"では侠和会二代目工藤の新体勢によって上田は暇職に追いやられ
京都の信闘会に入り込み
侠和会二代目工藤と上田の関係は悪化していた
山崎になぜか可愛がられた悠人がボディガードしていたもののスーパー温泉で
山崎と川谷が銃撃されたとこで終わってましたが

頭をとられた侠和会と信闘会との戦争の火蓋が切られた
自分の責任で山崎が撃たれた自責の念に駈られる悠人は、単身地下に潜り信闘会の上田とりにはしるものの信闘会のガードは厚く
さらに侠和会と信闘会の小競り合いは激しさを増し
やたら若い無駄な血がながれてることに憂慮した九州至誠会々長の川端は
手打ちへと動き始めるにであった・・・

12とただただ黙って殆どワンシーンだけの出演だった九州至誠会々長を演じていた梅宮辰夫がようやっと本領を発揮して来たのですが
今作もある意味存在感だけで九州至誠会の若頭演じてる中野優斗が殆ど調整に当たってる

前の記事でも書きましたが三上親分演じてる古井榮一と侠和会の顧問で若頭代行の野口雅弘のベテラン二人の演技が実にいいですねぇ

なんと氷室にはついにお子さんがお腹に・・・って言う状況なんですが
一応手打ちまではこぎ着けたものの悠人が三上親分の盃を受けてないということで
間隙作って上田を倒してしまい
手打ち破り云々まではいってしまい

納得のいかない信闘会は手打ち式の寸前に山崎のタマをとってしまい
それに激怒した氷室は信闘会幹部全員の射殺してしまう

上田を殺って務所入りした田村悠人
信闘会幹部全員を射殺して務所入りする氷室蓮司
なんだよ主役の二人が娑婆からいなくなっちゃうんですね

一方関東では哀川翔が木村一八刑事に逮捕収監されています
悠人を取り調べる刑事には加納竜と曽根悠太って刑事役にも結構豪華な役者陣

されて氷室と田村のいない"4"ってどうなるの・・・

2013年製作、日本Vシネマ、アドバンス作品
山本芳久監督作品
出演：本宮泰風、山口祥行、小沢仁志、誠直也、古井榮一、岡崎二朗、川村亜紀、勝矢、松田優、野口雅弘、木村一八、加納竜、曽根悠多、白竜、哀川翔、梅宮辰夫

魔界転生(2003年版)

一日一本時代劇を見ていく企画
本日の一本は山田風太郎先生原作の「魔界転生」
録画してあった山の中から発掘してきたのですが
見つけたのは沢田研二の天草四朗の角川映画というか深作作品ではない方でした

そう佐藤浩市の十兵衛と窪塚洋介の天草四朗の方でした
ってことで女優さんの裸もキャストも小ぢんまりした作品
あまりに深作のオリジナルが強烈過ぎてこの作品以外
リメイク映画は作られていません

オリジナルよりも二代前の三代将軍家光の時代に設定されていますが
島原の乱で制圧された直後、忍法”魔界転生”によって蘇った天草四郎が
荒木又右衛門、田宮坊太郎、宝蔵院胤舜、宮本武蔵、柳生宗矩、徳川家康といった
死んだ剣豪たちを蘇えらせ、紀州の徳川頼宣とともに江戸幕府を転覆させようとするお話でした
それを阻止するのが、柳生十兵衛、まだ両目が開いておりクライマックスでの宗矩との対決で目をうしなうっていった設定

歴史の史実を完全に無視した時代劇ですから
原作からしてこれら剣豪が一同に介して十兵衛とあいまみえるなんて
天草四朗が甦って幕府に仇なすという自由な発想を小説にしてしまう山田風太郎センセの
センスが実に素晴らしいンですが
先にも書いたのですが佐藤浩市の十兵衛と中村嘉葎雄の柳生宗矩は良しとするものの
天草四郎を筆頭に、荒木又右衛門、田宮坊太郎、宝蔵院胤舜、宮本武蔵、徳川家康のキャスティングが私的にはミスキャストとしか思えないし
って言うかこんだけ発想を自由にとばしてるのに何にこだわったんでしょうか

荒木又右衛門は彼の片腕を斬りおとしただけで決着をつけてません
宮本武蔵とはタイマン勝負ではなくてとどめは女が刺しましたし
宝蔵院胤舜も槍を切られたら宝蔵院胤舜が勝手に切腹してましたねぇ
天草四郎とのケレンとも言えるタイマン勝負では自分を刺した相手の剣で四朗を突き刺すという反則技
さらに女優陣の脱げないと言うか脱がない女優さんの不甲斐なさもなんとも・・・な作品でした

2003年製作、日本映画、「魔界転生」製作委員会作品、東映配給
平山秀幸監督作品
出演：窪塚洋介、麻生久美子、杉本哲太、黒谷友香、吹石一恵、高橋和也、紅咲美乃里、浜田晃、加藤雅也、國村隼、麿赤兒、古田新太、柄本明、中村嘉葎雄、長塚京三、佐藤浩市