MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

女賭博師尼寺開帳

2018-11-04 23:39:29 | 邦画
一日一本任侠映画を見ていく企画
今日の一日一本もお竜さん追悼の意味を含めて「女賭博師」シリーズの8作目

普通シリーズって多少なりとも連続性があるものだが、
なぜかこのシリーズって毎回違う環境に育っているんですが
江波杏子さんは必ず大滝銀子であり女賭博師と言うことで作品それぞれに繋がりはないんですね
更にはじめて気づいたンですが女賭博師として賭博に挑むお銀さんも
敵役の女胴師の着てる和服は男仕立の着物だったんですね
そうだよねでなきゃ懐に手をいれて札を切れないやねぇ
胸高の女仕立ての着衣だと簡単に懐に手が入らないやんか8本見てきてはじめて目から鱗

いかさま命のテキヤのお父さんに育てられてる大滝銀子
父親の代わりに詰め将棋の店番したりしてるものの
映画ははいきなり5年後に話が飛び、銀子さんはもう女賭博師で盆呉座の前で立派に胴師を勤めてる

今作ではいかさま命と言う見つからないかいかさましか眼中にないの父親役に大坂志郎
実の息子を知らずとはいえ刺して刑務所に入っても改心せず、
ひたすらいかさまのやり方を考えてる、どーしょーもないおとっつあんを好演
と言うことで幼少期腹違いの兄貴と生き別れている銀子さんのエピソードもあるんですね

そういう兄貴に川津祐介、ライバルの女胴師には三条魔子さん
今回は彼女に濡れ場のサービスもありますし
クライマックスでの勝負があるんですが、脚本が長谷川公之から
高岩肇に変わっているので女胴師の博奕対決の後に
川津佑介のドスでの斬り合いが用意されているんですね
今までは擬闘シーンを避けて来ていたのに
博奕対決の緊張感の映像ではお客さんも満足しなくなったのだろうか

このシリーズに擬闘は不要だとおもっていたのですが
ちょい裏切られた感は否めない
志村喬御大が映画をしっかりと締めてくれてる

更にこういう映画に付き物のお笑い担当が
鳳啓助・京唄子となんとコント55号が出て来ていたのにびっくり
時期的にコント55号が売れ出した時期なんでしょうね1968年は

1968年製作、日本映画、大映作品
高岩肇脚本、田中重雄監督作品
出演:江波杏子、三條魔子、川津祐介、大坂志郎、志村喬、早川雄三、千波丈太郎、北城寿太郎、京唄子、鳳啓助、南州太郎、萩本欽一、坂上二郎、三夏伸、八代順子
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チャイルド・オブ・ゴッド

2018-11-04 18:24:00 | 洋画
<カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018>にて上映された2013年に
ジェームス・フランコ監督作品です
ジェームス・フランコは先月2作品たて続けにDVDがリリースされてましたね
更に<カリコレ>にせよこんな旧作がなぜに今頃?

しっかりとした原作があるんですね
映画としては”死姦”映画でしたねぇ、ただそれだけっていったらいけないのかも知れんけど
私には”死姦”の二文字しか思い浮かばなかった

原作に忠実に舞台は70年代のアメリカの寒村
父が10才で死にそれ以降母に捨てられ、一人で人里離れた山小屋での生活を送るレスター・バラードのお話

コイツ常にウインチェスターを持ち歩き、人を威嚇しながら生きており
町の人からは鼻つまみ者として扱われていた
そんなある日道に倒れている売春婦を見つけて、衣服をはいだだけなのに
保安官にレイプされたと訴えられてしまうような人間

いつものように荒野をさ迷っていたら、ツートンのクルマを見つける
エンジンはかかったまま二人の男女の若者が事故か自殺かわかりませんが
女は上半身だして男はそれにおおい被さっていて・・・
最初はおずおずと女の死体のおっぱいを揉むだけであったが
やがて男を女からはがし陰部丸見えの股間に自分のものを挿入させてグラインド

果ててその場を去るものの、思い返して女の死体を自分の小屋まで運んで
今まではカーニバルの射的で入手した虎や熊の縫いぐるみが話し相手だったものを
死体を自分の彼女に見立てての・・・共同生活
町で死体の女のために真っ赤なドレスと下着まで買ってくる有り様

しかし暖房の薪から小屋と女の死体を焼いてしまい
洞窟に縫いぐるみを運んで新しい生活に・・・
ここから何を思ったのか山のなかで愛を語り合っていた男女を見つけて
二人とも射殺して女の死体だけを洞窟に運ぶ
町ではその他に行方不明の男女がなん組か起こっていたりとするんですね

地主のおっさんとのトラブルからなんとレスターは金髪の女装で殺しにいくものの
逆に反撃され左手を失い入院させられるが
金髪がなんと人頭だったために町の有力者達がレスターを襲い
死体のありかを訪ねてきて洞窟までつれていくものの
洞窟を知り尽くした彼はリンチから逃れて自由を得るところで終わるんですが

孤独に生きる若者がふとしたきっかけで殺人者となって死姦にはしってしまうのも
自分を疎外する人間を殺そうとするのも
すべて自分達と異質なものを排除しようと言う集団心理もわかりますが
ジェームス・フランコが作ると死姦だけしか印象に残らない作品だったなぁ

2013年製作、アメリカ映画
ジェームス・フランコ監督作品
出演:スコット・ヘイズ、ティム・ブレイク・ネルソン、ジム・パラック、ジェームズ・フランコ、スティーヴ・ハンター、ブライアン・ラリー
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スティール・サンダー

2018-11-04 02:24:42 | 洋画
もうこの顔ぶれと
”ヴァン・ダム&ドルフ・ラングレン最強タッグ結成25周年記念作品! ”
って言う惹句だと無条件でセットレンタルに組み込んでしまいますよね
「ユニヴァーサル・ソルジャー」の初共演から25年も経つのね
そういやヴァン・ダムって「エクスペンダブルス」には呼ばれないのかなぁ

レンタルしてきて見たのはいいのですが
邦題に示されてるように舞台が殆ど潜水艦内部と言うことでしょうか
ヴァン・ダムのあのキックが炸裂しない映画だったのが不満っちゃ不満なんですが
ラングレンの活躍も全体尺が105分の映画ですが10分程度てのもちょい不満
って言うか殆ど見せ場がなくて
ファンには男泣きの共演にしては物足りない
どうせ使うなら敵役で使って欲しかったってのが正直なところ

お話としてはCIAの極秘データが流出し、
その隠密極秘捜査の2任務当たっていたウィーラーだったが、
データを入手した途端に武装グループの襲撃を受け拘束される
連行された先は、テロリストの収容所として極秘に改造された元米海軍の巨大潜水艦だった
ウィーラーはそこで、CIA職員エドワードの尋問を受けるが、
最終的には彼がデータを高価で海外に売りさばくためだと気づき、
艦内勤務のCIA職員と、なぜか理由もわからずに潜水艦に幽閉されていた
頑強な謎の男マルコと手を組み、潜水艦からの脱出を図るのだったが・・・

海底の潜水艦からどう脱出するのか・・・って言う一点に興味引かれて見ていましたが
結局は浮上するのね
女捜査官と潜水艦常務のCIA職員とヴァン・ダム映画にしては美人度も低いし
ヴァン・ダムの肉体アクションもラングレンの肉体アクションも見せ場としては映画の中では殆ど反映されないのが残念な映画

ただ言えることは、ヴァン・ダムに対抗する傭兵連中の顔が全員悪党ヅラっていうのだけが取り柄だったなぁ
殆どのアクションが地上にせよ、潜水艦内部にせよ銃撃戦っていうのがヴァン・ダムもラングレンも老いたりってことでしょうか
ただやっぱこの2人の共演にはどうしてもつられるのは仕方ないんだけど
思っていた映画と違っていたのも事実ですけど
ヴァン・ダムが製作に絡んでいたのね

2017年製作、アメリカ映画
ジャン=クロード・ヴァン・ダム製作・出演
パシャ・パトリッキ監督作品
出演:ドルフ・ラングレン、アル・サピエンザ、ジャスミン・ウォルツ、パトリック・キルパトリック、クリス・ヴァン・ダム、コートニー・ターク、ランス・E・ニコルズ、カフル・ペンドレッド、アーロン・オコネル、イアン・ナイルズ
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