MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

聖なる鹿殺し/キリング・オブ・ア・セイクリット・ディア

2018-08-04 19:58:15 | 洋画
邦題にしても、副題にしても原題「THE KILLING OF A SACRED DEER」なんですねぇ
でもタイトルの意味にしてもよくわからない
さらにいうと、映画の内容も全く私には意味不明の映画でしかなかったんだけど
この監督の「籠の中の乙女」っていう映画を米盤のBlu-rayで見ましたが
実にユニークとしか言い様のない不思議な映画でしたが
それでも最後まで見させる力量のある映画だったのね
でもって映画の情報をあんまり入れない私ですが
この映画カンヌ映画祭で「ある視点」グランプリと脚本賞を受賞してることくらいは聞こえてきてる

しかし、本当によくわからない映画
「籠の中の乙女」にしても、お金持ちの一家がご主人の意向で息子と双子の娘を
社会から隔絶させたお金持ちの家の中だけで純正培養させる映画
一切子供は社会から隔絶させた生活をさせ、塀の外に出さず
極端に言うと、世間一般に通用してる言語とは別の言語で教育させたり
息子には筆下ろしに自分の女を活用させたりと・・・全くもって不思議な映画を作る人です
そんな不可思議感もこの映画では遺憾なく発揮されてるのも事実ですし
ある意味主役のニコール・キッドマンも結構エロっぽく

夫の前では不思議な性生活を見せるし
夫の友人の麻酔医師には車中で手コキ演技まで見せてくれるのはいいのですが
ってことで主人公のコリン・ファレルは著名な心臓外科医
妻キッドマンは眼科医と実にお金持ちの一家
初潮を迎えた14歳の長女と6才の長男の4人家族

コリン・ファレルは時どき会っている少年マーティンがいて、
マーティンの父はコリンの外科手術中に死亡事故しており、
コリン・ファレルは彼に腕時計をプレゼントしたりと何かと気にかけてやっていたのだった
そんなマーティンを家に招き入れ家族に紹介したときから、
家族に奇妙なことが起こり始める。
子供たちは突然足が動けなくなり歩けなくなり寝たきりになるのだが
医者ですからありとあらゆる検査をしても原因は究明されないものの

長女はマーティンに好意をいだき彼の誘いに促されると歩けるものの
キッドマンもその場にいるんですが長女はマーティンが病院の駐車場から携帯してる姿が見えるのにキッドマンには駐車場にマーティンの姿を見ることができない

ある意味父を飲酒で手術で殺されたことへの復讐であるようなんだけど
あまりにも子供が歩けなくなったりというような超常現象によって
家族に不協和音がおとずれて来るものの
一体マーティンって・・・

実に映画的には説明不足過ぎるし、所謂映画的にはその行間をこっちで埋めろというんだろうけども
私には殆ど行間を埋めることができませんでした

この映画ではひょんなことから強靭と思われる家族の絆っていうのも
いつでも脆く崩れ去ると言うことを云いたかったのかな?

2017年製作、イギリス・アイルランド合作映画
ヨルゴス・ランティモス製作・脚本・監督作品
出演:コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、バリー・キオガン、ラフィー・キャシディ、サニー・スリッチ、アリシア・シルヴァーストーン、ビル・キャンプ
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愉楽への手ほどき

2018-08-04 14:34:21 | 洋画未公開
配給会社である@エンターテインメントのこの映画に対する姿勢をまず最初に誉めておこう
なんで誉められるかと言ったら、DVDの公開画像のコンセプトとして
この映画から私がいっちゃン嫌いな暈しを排除したことです
したがって2、3ヵ所暈しの変わりに見えてはいけない箇所を編集カットしてるようで
ちょっと針がとんだような箇所があるんだけども
暈しを無しに・・・という製作コンセプトとしてなら私的には許してもいいかな
ってことで@エンターテインメントさん、グッジョブです

と言うことで今日の一日1本エロチック作品を見ていく企画は
8月3日にDVDリリースされたフランスのエロチック作品です
一応出演されてる方々は馴染みのない女優さんたちですが全裸も辞さずに体当たり演技を
監督もジャン=クロード・ブリソーと言うことで
ちゃんと一本筋の通った作品ではありましたが
そんなエロっぽさを感じない映画になっていましたが
上に記入した通り女優さん三人とも見事に全裸で絡み合われておりました

マルセイユでTGVにに乗りパリに帰ろうとしていたカミーユは、
偶然スマホを拾い、かけてきた持ち主にパリで返却する会う約束を・・・
しかしそのスマホの保存されていた動画データを開いてしまうと、
そこには多分持ち主であると思われる若い女性の美しい裸体が自撮りされており
自分で自分の身体を弄ぶ様子を録画したものだった。

カミーユは電話の持ち主であるスージーと自宅で出会うと、動画の件に触れ
すぐに二人は身体を重ねるのであった

ところでカミーユの住んでるパリの街が”クリシー”ってことで
そうだよねヘンリー・ミラーが住んでいたのも確か"クリシー"だったよね
映画的にはヘンリー・ミラーの愛欲に溺れまくった「クリシーの静かな日々」っていう
とこからそうゆうことを思い出しつつこの映画も見てました

実はカミーユは"性"をテーマにして創作活動をする芸術家で、
スージーのスマホ自撮り動画を見て以来、
彼女の性の奔放さに魅了されていたので、二人は簡単に体を重ね合わせることができたようですし
二人が楽しんでる処にカミーユの恋人であり、この家の家主でもあるクララが帰宅して
彼女もも加わり3人で愛を交わすことになっていましたが

そんなこんなで思いがけない快楽の味を知ったスージーだったが、
スージーの恋人であるオリヴィエがGPSで居どころを掴み押し掛けて来るものの
クララが彼を彼の家に連れ戻したり
カミーユの悲惨な過去が語られたりしつつ
スージーはこれまた瞑想を愛する老人トントンとの出会いにより、心も身体も愉楽の世界へと、引き込まれていったりと・・・

三人の女性のそれぞれの展望が開かれていくという102分の映画でしたが
最近TSUTAYAさんが閉店していてこういった洋画のエロチック作品を導入しないGEOさんでしたが、たまにはこういったエロチック洋画もいいものですね

2018年製作、フランス映画
ジャン=クロード・ブリソー製作・脚本・監督作品
出演:イザベル・プリム、ファビエンヌ・バーブ、アンナ・シガレヴィッチ、ファブリス・ドゥヴィル、ジャン=クリストフ・ブヴェ、ジャン=クロード・ブリソー
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