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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、店舗型レンタル店の残日録。

木枯し紋次郎 関わりござんせん

2018-07-16 20:09:12 | 邦画
文太版の木枯らし紋次郎の第2作目
監督も前作に引き続いて中島貞夫
で前作は笹沢左保原作の『赦免花・・・』の映画化でしたが今作は
野上龍雄のオリジナル脚本と言うことですが紋次郎の凄まじく暗い生い立ちが根幹の映画

紋次郎は前作で間引きされる寸前に助けられたエピソードを語っていましたが
貧村を歩いてる時に赤子の声を聞きその場の小屋の中では
口に濡れた布を詰めて殺そうとする母親の現場に居合わせてしまい
彼は己れの半生を思い起こし貧窮の母親に手持ちの金を置いていくシーンから映画は始まる

口減らしのための間引きに紋次郎は過去の自分を重ねたのだった
この母親になんと賀川雪絵さん、渾身の演技です
だが、この金が仇となり母親は一時しのぎでしかないと絶望し一家無理心中に・・・

ということで口減らしで間引きされそうになった自分を助けてくれた姉とのお話の枕だったんですね賀川雪絵さんは
紋次郎は国定親分の賭場からの帰路、旅人田中邦衛を助ける
国定親分の代貸しに待田京介さん
実にいい役で彼のキャラにぴったりでした

田中邦衛の招きで宿場に落ち着いた文太の前に年増女郎の市原悦子が現われ
市原がふと口ずさんだ子守歌の一節から、
文太は彼女が自分の姉だと気付き、幾ばくかの大金を置いて消えるものの
市原は文太が弟の紋次郎と知るのだった

宿場の親分・大木実に金で釣られて、文太に大木の助っ人になるように言うが、
文太助っ人をれ拒否し姉の借金を肩代りするためにに
賭場を巡りめぐって百両の大金を稼ぎ出す
紋次郎にとって、姉はたった一人残った家族であり命の恩人だったのであるが
紋次郎にとって姉はある意味両刃の劔でもあったのである

私自身は70年代のって言うか今でもですが市原悦子の演じるキャラがウザく
しつこい演技は好きではありませんが、
演技派である彼女の鬼気迫る演技はうけつけませんが

彼女の存在はやっぱり両刃の劔であって
紋次郎の手を振り払い、悪徳ヤクザの元へ走り、最悪の結末を迎えてしまうのだった
この暗さがヒットしなかったせいでシリーズは打ち切りらしいが、
やっぱり時代劇というジャンルは観客層に嫌われつつあるような時代でもあったんでしょうね

東宝が外注で同じ笹沢左保原作の御子神の丈吉シリーズも原田芳雄で三本作られたがこれらにつづく時代劇映画はスプラッター時代劇子「連れ狼」にいくんですね
東映は「賞金稼ぎ」に・・・
人間を描きだすというよりは血飛沫スプラッターへと移行していってるのですねぇ

1973年製作、日本映画、東映作品
中島貞夫監督作品
出演:菅原文太、田中邦衛、中村英子、市原悦子、大木実、賀川雪絵、山本譲麟一、待田京介
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木枯らし紋次郎

2018-07-16 15:30:13 | 邦画
東映チャンネルで昨年だか録画していたものを
引っ張り出してきての鑑賞です
シリーズ作品としては2本で終了してる作品ですが
世間では中村敦夫のTVドラマ(っても市川混監督ということで35mmフィルム撮影してるんである意味TV映画ではありますが)
連続ものとして全話は見てませんが、単発でお話が終了するので数話リバイバル含めて見ている記憶はありますが
私の木枯らし紋次郎は中村敦夫と言うよりは菅原文太さんの方がイメージです

仁侠路線が衰退し実録の金字塔「仁義なき戦い」が出現する間隙に製作された股旅時代劇
東映さんでも「仁義なき戦い」以降、己れの意向が通るようになった深作監督が時代劇復興を唱えるまでの時代劇空白の隙間に仇花の如く製作された貴重な東映時代劇でもあるようで
中島貞夫がメガフォンをとっていますが
昔からの東映京撮の時代劇魂は不滅と言うことをしっかりと証明してる映画でもあったような
っても文太紋次郎はあのポンチョ見たいな旅カッパではないし、一応三度笠もそれなりにキレイですよね

TVで当たった紋次郎をやくざの時代は江戸時代においたらっていうことで
俊藤Pが企画していたのね、着流しが股旅姿に変化しただけでシノップスは変わってないということですよね
ただTVからの影響からか渡世人同士の殺陣は今までの時代劇と違うのも事実
で渡世人木枯らし紋次郎の、ある意味紹介を兼ねて
笹沢左保原作の『赦免花は散った』をベースにしての映画化ですか

ある意味堅気の女に弄ばれ、兄弟同様の心を交わした渡世人にも騙され
入れ墨者となってる島送りされた紋次郎が島抜けして真実を求めてさ迷うお話しを
渡世人の旅修行の所作を再現させつつ
しっかりと90分にちゃんと纏めてるところもすごいやねぇ

騙された自分の慚愧からなのか、ラストの"あっしには関わりのねえことでござんす"の名台詞もしっかりと入れ込んでくれています
私自身何度目の鑑賞になるのか知れませんが
一応VHSではリリースされてるようですが、未だDVD化されてません

1972年製作、日本映画、東映作品
中島貞夫監督作品
出演:菅原文太、伊吹吾郎、渡瀬恒彦、江波杏子、笹沢左保、小池朝雄、山本麟一、賀川雪絵
コメント (2)
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