デンジャラス・プリズン ―牢獄の処刑人―

これは実に面白かった
私のあんまり好まない長尺の二時間十三分もあるのですが
長さもそんなに感じない映画なのですが
実は映画自体は淡々と紡がれてゆく映画ですが、こんなおもろいと言うか
淡々としてるにも関わらずグロい描写は徹底してグロい
面白くてグロいはずだよあの「トマホク ガンマンvs食人族」の監督
のS・クレイグ・ザラーの作品だったんですね
なんでこう言った映画が未公開何だろうな

しかし、ジャケットが実にダサいんで
レンタル店でジャケットに吊られて借りる人はいないだろう
私もこのジャケットじゃレンタルしない
しかしGEOさんにはこのDVDの隣にPOPがあってそれを見てレンタルしてきたのですが
これは当たりでした

元プロボクサーで、自動車修理工場をリストラされ
傷心で帰宅してくると妻から浮気を知らされ
その場で妻のクルマを素手でボコボコに破壊してしまう
実にうまいよね彼の暴力性をちゃんと観客に見せておいてくれる

そして一年半後、今はドラッグの運び屋に・・・妻ともよりを戻し
妻は女の子を身籠り、かつ立派な家に住んでいる
そんなある夜、メキシコ人との取り引き現場を警察に強襲され、メキシコ人と警察の銃撃戦を止めるために奔走し
逮捕された彼は、取り調べにも口を割らず、七年の刑を受け中程度の刑務所に収監されたのだが

そんな主人公に見知らぬ男の面会があり、身重の妻を人質に取った挙げ句、依頼人は今回の件の損失をカバーしてもらわないと・・・
ブラッドリーとは違う重度刑務所にいるある男を殺さないと妻子の命は保証できないと脅してくる

身長2mに強面のゴツい体躯、さらにスキンヘッドの後頭部には十字架のタトゥー
そりゃそうだよ自動車修理工場をリストラされるのも無理からぬ風貌ですが
刑務所ではよく似合う
なのに普通は目端がきいて物静か、だけど腕っぷしはスゴい

妻子っても(身重の妻)を人質に取られたどうなるか・・・重度刑務所に転入するために
中度刑務所の囚人と刑務官数人が腕を折られる頭は割られるの大暴れ
小気味いいほど暴れてまくってくれる

そして重度刑務所に転送された後がスゴい
刑務官のボスのドン・ジョンソンもいいけども
この刑務所に目標はおらず、依頼人は彼を目的にこちらに転送させ
妻子を餌に・・・
「トマホーク」同様淡々と妻子を救う為にここまでやって来て
ここから監督お得意のグロい描写のオンパレード
顔面床に足で押し付けてそのまま引きずるから顔面ベロり
おおボスはのされたあげくにウンチングスタイルの便器を使って
頭を蹴って蹴って蹴りまくり首がゴロリと落ちる

そうなんですクライマックスのバイオレンス度は実に凄まじい！！

これは拾い物の映画だったなぁ

2017年製作、アメリカ映画
Ｓ・クレイグ・ザラー脚本・監督作品
出演：ヴィンス・ヴォーン、ジェニファー・カーペンター、マーク・ブルカス、ムスタファ・シャキール、ディオン・ムチャチート、ジーノ・セガーズ、トーマス・グイリー、ウド・キア、ドン・ジョンソン

火曜日の美容師たち

一日1本エロチック作品を見ていく企画
今日の一本はコレ
かなり前にCSの衛星劇場の深夜枠でしたかエアチェックしていた記憶はあるのですが
いつだったか中古屋さんで購入したものを未見の山で発酵させていたものを
改めての鑑賞でしたが

何だろうな75分の尺でしたが美容師たちのお仕事とプライベートの点錣に
濡れ場を加味させただけで所謂クライマックスとなるようなドラマがない
うわべ的に美容室一年目のインターンヒロインの成長物語的な作りにはなってるのに
成長は性長に通じるって言うのがこう言った作品の定番ではあるのですが

どうにも主演の青山いずみがおっぱいがデカいだけで美人顔ではないのが・・・
もう一人のインターン役の西山ももこにも魅了されない
ベテランピンク女優の佐々木ユメカさんも場をさらうとこまでつきぬけてもいないし
男優陣も森羅万象さんが従来のアクを出しきっていないし
もう中途半端だらけのOVだったような

脚本・監督が干支独活って言うお方なのですが
”えとうど”って読めばいいのかな、多分どなたかの変名だとは思うのですが
変名使わざるを得ないほどのやっつけ仕事っちゃいけないのか

普段はって言うか、私のポリシーとしては
1000文字前後で纏めるようにしてるのですが
まだ600字に満たんけどもう書くことないので止めます

1998年製作、日本OV、TMC作品
干支独活脚本・監督作品
出演：青山いずみ、西田ももこ、佐々木ユメカ、松田あすか、橘真帆、香月あんな、間天憑、井上豊、北上ひろ

ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ！

てっきりアメリカ映画だとばっか思っていましたが
米国系の製作会社からのBlu-rayじゃないし
カルチャーパブリッシャーズって言うのはTSUTAYAさんですよねぇ
でもTSUTAYA限定ではないという不可思議な現象も
って言うか、今月リリースされたTSUTAYA限定って言うのはアカデミー絡みの2作品なんですが
今回は私には引っ掛からなくてよかったけども

冒頭のロゴはなんとEuropaに違和感
だってNavy SEALsっていったら米海軍特殊部隊ですよねぇ
その軍人が主演の戦争映画を製作してるのがリュック・べッソン
彼って今セクハラとか世間を騒がせてはいますが
映画人としてはそれなりに見られるものを作りますが

アクション映画としては一応は見応えのある作品でしたが
実はそのアクションもある意味竜頭蛇尾な作品だったような・・・って思ったのは私だけ？
こういう戦闘映画って絶対に戦闘シーンでは誰か勇猛に死ぬよね
でもこの映画のシールズチーム5人一人も死なない

フランス映画なのでネイビーシールズはNATOの派遣軍隊なのね
オープニング、前大戦でナチスが敗戦濃厚の中でフランスから持ち出した
金塊・美術品・金品がネイビーシールズが駐屯してるヘルツゴビナで
隠密ミッションなのにタンクで暴走大暴れって言う映画的な掴みはOKなのですが
なんとこれ以外戦闘シーンはない・・・

全体的に安定したチームであり
チームの一員が恋人ララの金塊話から30億の金塊が湖の底に眠ってるということで
”この金塊があれば戦争に苦しむヘルツゴビナの国避民を救うことができる”という
ナナから懇願され、5人は金塊を奪取するため作戦を計画し、ナナと6人でミッションに・・・

敵が水面で待ち受ける中で金塊をどう引き上げるのか・・・って
成功があっさり過ぎるやろ敵にネイビーシールズが拳銃弾全弾撃っても蟷螂の斧
105分の尺でしたが一応は戦闘アクション不足ですがサクッと楽しめるのは
現地人役のナナを演じてるシルヴィア・フークスの美貌あってのことでしょうか

リュック・べッソンの女優の選出は素晴らしいンですが
まさかのセクハラ疑惑

オチは読めますが、最近涙腺弱くてねぇ

2017年製作、フランス映画
リュック・ベッソン製作・脚本、スティーヴン・クエイル監督作品
出演：サリヴァン・ステイプルトン、チャーリー・ビューリー、シルヴィア・フークス、ジョシュア・ヘンリー、ディアミッド・マルタ、ディミトリー・レオニダス、クレーメンス・シック、ユエン・ブレムナー、Ｊ・Ｋ・シモンズ