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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

ナタリー ~絡みつく愛の記憶~

2018-05-27 19:20:48 | 韓国映画
一日1本エロチック作品を見ていく企画
今日は韓国映画お得意?のエロチック作品ですが
日本では未公開でして2010年韓国では3D作品として作られたようですが
2012年DVDスルー作品として今は亡きジェネオンから販売されたようですが

未見の山の中から香港盤のBlu-rayを見つけての鑑賞ですが
見終わっての第一の感想は何故にこの映画3Dにしたのか?ってのが正直なところ
って言うのは2Dでの鑑賞で言えるかどうかはわかりませんが
大抵はここを飛び出させたいとか、と言った3Dを強調するような画角が皆無なんですよね

ナタリーと言う彫像にしても飛び出す画角じゃないし
ウリであるセックスシーンの撮り方もごく普通に撮られていますし
全く3Dの必要性を感じないけども
主演のパク・ヒョンジンのおっぱいもアンダーヘアの形も美しいけども
特におっぱいが飛び出すような角度での撮影でもない

この映画登場人物は、彫刻家ファン・ジュンヒョク、評論家と自称するチャン・ミヌ、そして10年前に女子大生のオ・ミランの3人を中心に
後もう一人これも裸専科で彫刻家の秘書役のキム・ギヨンがちょい役での裸要員として4人のみしか出演してこない
キム・ギヨンさんてパイパンなんですねぇ

で上にあげたおっぱいの御仁オ・ミランはこの時点ではこの世の人ではなくて
2人の男たちの会話の中での回想シーンに登場します
そうなんですよねこの映画のウリである濡れ場のほとんどは回想シーンなのです
って秘書と彫刻家の絡みは現在ですけども

で、タイトルの“ナタリー”というのは、10年前に彫刻家の大学の先生が学生のオ・ミランをモデルにして作った、裸婦像でして
当時、教授の立場を利用してミランを無理やり裸にさせて作り、
そしてついでに抱いちゃって妊娠させちゃったんだけど
って言うか妊娠は知らされてなく、当事オ・ミランをこれまた愛していた画学生が
彼女と子供を引き取って結婚するも・・・

要は妻をガンで死なせ他人の子供を育ててるミヌが、
”あんたが捨てた女はオレが妻にし、あんたの子供を産んですぐにガンで死んだ”と言といいに来ただけなんですが
それを直接的に言わず真実を小出しにするので、実にじれったい映画
っちゃウリの濡れ場シーンがいらないので小出しにしてパク・ヒョンジンのヌードをたっぷりとって言う寸法
パク・ヒョンジンはこの映画撮影時は27歳だったとか
とても綺麗ですし、舞踏科の大学生にちゃんと見えるから不思議

さすが韓国映画エロチック作品は実に官能的に作り上げますよね
ここいらのエロに対する映画製作の意識とかは今の日本映画界にはないよねぇ

2010年製作、韓国映画(日本未公開作品)
チュ・ギョンジュン脚本・監督作品
出演:イ・ソンジェ、キム・ジフン、パク・ヒョンジン、キム・ギヨン

日本版DVDのジャケットの画像
コメント (2)
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RENDEL レンデル

2018-05-27 02:24:12 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の企画興行<未体験ゾーンの映画たち2018>にて
上映された北欧フィンランドの映画
見終わって調べると色んなところでダークヒーローとかかかれてるようですが
正直言ってダークヒーローって言うよりは、悪の組織と言うか
所謂ブラック企業の秘密を握り

それを知られて目の前で妻と娘を殺され、自分もバットで殴打の末に撃たれたものの
何かの拍子に息を吹き替えしたお父さんが
手近にあったタールを顔に塗りつけマスク様にして
父の日にプレゼントされた漆黒のライダージャケットに身を包んで
妻子の敵討ちをするお話が展開されるものの

敵組織に対してと言うか敵対組織も彼の正体を詮索せずにただただ排除に動くのみですから
端から敵から見ると悪を倒そうって言うヒーローに見えてるだけで
要は確かにジャケットの惹句の通り単なる”復讐のノワール”でしかない

こないだも<未体験>のドイツ映画だったかロシアのスパイが幼い娘を銃殺してましたが
この映画も娘の頭に銃を突きつけての射撃ですか
アメリカ映画では表現されないシーンで
ヨーロッパってのはこういう幼児射殺シーンはOKなんですねぇ

ま、その方が復讐への正当性は強調されますけれど・・・
さらにいくらダークヒーローとはいってるようですが
アメリカンコミックの映画化作品で見られるようなヒーロー像とは一線を画してるようでして
敵に与する女性にも、ほぼ遠慮がなく素手で殴り殺してみたりということで
このレンデルほとんど武器らしい武器を使わずに素手で相手を倒していきますが
しかし、最初の登場から普通のお父さんだったのに強いよね
敵は銃だろうがなんだろうが使うのに

なんだろうなこの拘りは・・・って見ててちょっといらだちしてましたが
ブラック企業のワルキャラがどこかおかしいんだけどま突っ込んじゃいけないんでしょうね
巨悪のラスボスが、この人でいいのか?って思ったらなんと
続編ですよ続編さらに大ボスが・・・ということで繋がっていくのでしょうか

復讐の展開の中で満身創痍のヒーロー?を鼓舞するかのような謎の美女はなんなんだろう
多分イメージが現実のように具現化されたのかな
もうひとつ過去と現在の時制がいりくんでましてちっとも油断できない映画

2017年製作、フィンランド映画
イェッセ・ハーヤ製作・美術・衣装・監督作品
出演:クリス・グメルス、マッティ・オンニスマー、アリナ・トムニコフ、ラミ・ルシネン、ミントゥ・タムスキ、レンネ・コルッピラ、ジョニー・ヴィヴァッシュ、ビアンカ・ブレイディ
コメント (2)
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