シュワちゃんの映画です
私は事前に情報入れないからヒコーキ事故の映画っていうのはある程度知っていましたが
ヒコーキ事故は何らかの陰謀で起こされ、死んだ娘と奥さんの仇討ちに
シュワちゃんの大暴れがクライマックスでのケレンだと思い込んでいたのですが
オープニングで、"事実に基づいた作品"というスーパーを見て
ちょっと嫌な予感はしたのですが・・・
なんとまぁ"事故の余波"と言うか被害者の事故による心理的な葛藤映画でして
シュワちゃんとしてはゾンビになっていく娘をひたすら見守るお父さんを演じていた「マギー」に続いての自分のウリのアクション封印したシュワちゃんの心理的な葛藤の映画でした
ということで勝手にこっちが思い込んでいた予想を完全に裏切られた映画でして
最後まで実に静かに終わりますけども
妻子を突然の事故によって失ったオトーサンと
予想もしなかった偶然が重なってヒコーキ同士を衝突させてしまった管制官の
やりきれない悔悟の念の人生とが並行に描かれていきますが
シュワちゃんのオトーサン補償金もなにもかも断って
ただただ自分に妻子を事故で殺してしまったことを航空会社なり
管制官なりに謝罪が欲しかっただけでして
しかし心理的なアフターケアや補償は制度としては完備されてるんですが
誰からも謝罪がないことに・・・
彼の怒りは時間経過と共に発酵していったんですか
ローマンは事故を防げなかった元管制官と話をつけるべく自ら彼の家に赴くンだけども
見知らぬやつがいきなり写真見せつけ謝罪しろって言われても
一瞬訳がわかんないのが普通の人間でして
思いを募らせているシュワちゃんにはその管制官の逡巡が彼の怒りに火をつけてしまったようで
いきなり脳天来ちゃって管制官を彼の妻子の目前で刺殺しちゃうのは
ってことで色んな不運が重なってヒコーキ事故が起こり
被害者のオトーサンも思いがけない展開での敵討ちになってしまったようなんですね
偶然が重なって起きてしまった事故後の"余波"も偶発的に起きてしまったようですねぇ
2002年に発生したドイツのユーバーリンゲン空中衝突事故をモデルに
それをアメリカに移しての復讐劇といってしまうのは簡単ですが
映画の構成としてはアクションを封印したシュワちゃんというよりも
己の老いた肉体の醜さを敢えて画面にさらすことで
今後の役者としての方向性を示した映画でしょうか・・・
事故以外は多分にフィクションです、それにしても娯楽として見始めた映画でしたが
実に重たい映画でしたが
目前で父親を殺された息子が刑期を勤めあげたシュワちゃんを狙うのも当然ですが
彼に銃を突きつけてもトリガーを引けない
この青年だけが人間としての当然の姿ですよね
決してビビりじゃない訳でして
このラストの青年の姿に製作者のメッセージが込められていたんですねぇ
2016年製作、アメリカ映画
エリオット・レスター監督作品
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス、グレン・モーシャワー、マーティン・ドノヴァン、ハンナ・ウェア
私は事前に情報入れないからヒコーキ事故の映画っていうのはある程度知っていましたが
ヒコーキ事故は何らかの陰謀で起こされ、死んだ娘と奥さんの仇討ちに
シュワちゃんの大暴れがクライマックスでのケレンだと思い込んでいたのですが
オープニングで、"事実に基づいた作品"というスーパーを見て
ちょっと嫌な予感はしたのですが・・・
なんとまぁ"事故の余波"と言うか被害者の事故による心理的な葛藤映画でして
シュワちゃんとしてはゾンビになっていく娘をひたすら見守るお父さんを演じていた「マギー」に続いての自分のウリのアクション封印したシュワちゃんの心理的な葛藤の映画でした
ということで勝手にこっちが思い込んでいた予想を完全に裏切られた映画でして
最後まで実に静かに終わりますけども
妻子を突然の事故によって失ったオトーサンと
予想もしなかった偶然が重なってヒコーキ同士を衝突させてしまった管制官の
やりきれない悔悟の念の人生とが並行に描かれていきますが
シュワちゃんのオトーサン補償金もなにもかも断って
ただただ自分に妻子を事故で殺してしまったことを航空会社なり
管制官なりに謝罪が欲しかっただけでして
しかし心理的なアフターケアや補償は制度としては完備されてるんですが
誰からも謝罪がないことに・・・
彼の怒りは時間経過と共に発酵していったんですか
ローマンは事故を防げなかった元管制官と話をつけるべく自ら彼の家に赴くンだけども
見知らぬやつがいきなり写真見せつけ謝罪しろって言われても
一瞬訳がわかんないのが普通の人間でして
思いを募らせているシュワちゃんにはその管制官の逡巡が彼の怒りに火をつけてしまったようで
いきなり脳天来ちゃって管制官を彼の妻子の目前で刺殺しちゃうのは
ってことで色んな不運が重なってヒコーキ事故が起こり
被害者のオトーサンも思いがけない展開での敵討ちになってしまったようなんですね
偶然が重なって起きてしまった事故後の"余波"も偶発的に起きてしまったようですねぇ
2002年に発生したドイツのユーバーリンゲン空中衝突事故をモデルに
それをアメリカに移しての復讐劇といってしまうのは簡単ですが
映画の構成としてはアクションを封印したシュワちゃんというよりも
己の老いた肉体の醜さを敢えて画面にさらすことで
今後の役者としての方向性を示した映画でしょうか・・・
事故以外は多分にフィクションです、それにしても娯楽として見始めた映画でしたが
実に重たい映画でしたが
目前で父親を殺された息子が刑期を勤めあげたシュワちゃんを狙うのも当然ですが
彼に銃を突きつけてもトリガーを引けない
この青年だけが人間としての当然の姿ですよね
決してビビりじゃない訳でして
このラストの青年の姿に製作者のメッセージが込められていたんですねぇ
2016年製作、アメリカ映画
エリオット・レスター監督作品
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、スクート・マクネイリー、マギー・グレイス、グレン・モーシャワー、マーティン・ドノヴァン、ハンナ・ウェア