MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

2017-07-24 23:02:42 | 洋画
いつ購入したのかは全く覚えていませんが、輸入DVD屋さんの店頭にて
ジャケットの日本語の「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーク」ってのを見て
気になったので購入したのかは覚えてました。
いやはやすっかり忘れていたんだけども、未見のDVDの山に蹴躓いて
飛び散ったのを片付けていたらこないだ公開ポスターを見たよなぁ

リージョン見たらBのイタリア盤でしたので、
12インチのオールリージョンのポータブルBlu-rayプレイヤー持って近所のスタバに
行って涼みがてら見ました、いい暑さしのぎになりました

ってか劇中でもヒロインのお姉ちゃんはポータブルDVDプレイヤーを肌身離さず
ジャパニーズアニメの「鋼鉄ジーク」を見てるんだよねぇ
もうヲタクを通り越して現実とアニメの世界観との区別がつかない妄想の世界に生きているような
ヒロインを熱演してまして、スリムなお身体なのにオッパイ結構ボリューミーなのね
美人とは言えんけども

主人公エンツォはオッサンです。チンケな盗みをはたらいて生活するしがないチンピラ。
ある日、下手売って警察に追いかけられて川に飛び込んだらそこに産廃と言うよりはもう核廃棄物が水底に捨てられててその廃棄汁を浴びてしまいますが
友人との仕事でこれまた下手売って友人が射殺され、エンツォも撃たれるのだが、
目が醒めると不思議なことに傷も治っており、玄関の金属ドアを軽くブチ破る怪力を得ていた
この後、射殺された友人の精神障害の娘の前にチンピラヤクザのジンガロが立ちはだかり
以後彼女と行動を共にすることに・・・

力を得たことでエンツォは小悪党ですからATM強盗をしたりなどしょうもない使い方をする
これがあるからこそ、アレッシアとの生活の中でエンツォが次第に変わっていくのが
ありありと観客に伝わる。
そうなんですよね、ラストは人助けから始まってついには
ジークの顔を模したアレッシアの編み物をかぶってヒーローとなっていくのですね

時代が時代ですのでスーパーパワーを持ったエンツォが、”スーパークリミナル”として
SNSで有名になり、それに悪役ジンガロが気付いておんなじ風にスーパーパワーを得てしまい
クライマックスはスーパーパワー同士の対決になりますが・・・

鋼鉄ジークをモチーフにDCやマーベルなどのハリウッドのヒーロー作品と違い
イタリア産の所謂ノワール映画の主人公エンツォがジークに憧れる友人の娘と係わり
彼自身が彼女との生活や彼女の死からチンピラやくざから
人のために生きる人間と成長していく姿をドライに描いた112分

それなりに楽しめましたし、いい避暑になった

2015年製作、イタリア映画
ガブリエーレ・マイネッティ製作・監督作品
出演:クラウディオ・サンタマリア、ルカ・マリネッリ、イレニア・パストレッリ 、ステファノ・アンブロジ、マウリツィオ・テゼイ、フランチェスコ・フォルミケッティ、ダニエーレ・トロンベッティ、アントニア・トゥルッポ、サルヴァトーレ・エスポジト、ジャンルカ・ディ・ジェンナーロ
コメント (2)
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ゴッド・オブ・ウォー 導かれし勇者たち

2017-07-24 17:03:29 | 洋画未公開
エディ・レッドメインが出演されてまして、彼の人気にあやかってDVDスルーですが
発掘されたとしか思えない歴史アクションドラマ
主演はショーン・ビーンですが
クライマックスを迎えるか迎えないか
って果たしてクライマックスがあったかどうかの映画ですが
そこで主演のビーンは死んでしまいます
それも両手両足の四肢を馬に繋がれて引き裂かれちゃいます

時は中世、世界中に黒死病(ペスト)が蔓延したイギリスのとある町の教会
ここの若き修道士にエディ・レッドメイン
この町から離れた村ではペストが流行もせずにいるということで
悪魔というか魔女が収めてるからだとキリスト教会は考え

ウルリク率いる騎士団を魔女狩りのためにレッドメインを道案内として
出発する一行であったが、騎士団の真の目的は、黒魔術を信仰し、
死者すら蘇らせているというその村の殲滅にあったのだが・・・

騎士団といっても国王に遣えてるナイトではなく様々な鎧を着用して
みんな髭面のオッサンばかりだが腕は確かな連中
そんな彼らが修道士の道案内で魔女狩りにいくのです
変な拘束器具を運びながら無駄口たたきながら進んでいく姿は
決して格好のよさは殆どない

彼らを待ち構えるのは“魔女”役のカリス・ファン・ハウテン
今時の言葉とは違いますが文字通りの美魔女です
そんな村に入った彼らは村人の饗応を受けて飲み食いするわけですが
案の定酒に睡眠薬が・・・って饗応を受けてしまう彼らも彼らですが

結局武力での両者がぶつかって血みどろ大殺戮戦闘は開かれず
キリストを捨てるか捨てないかの宗教的な拷問となります。
ってことで隊長のショーン・ビーンも拷問で四肢バラバラにされちゃう

なんで村の位置をレッドメインが知っていたかと言うと
彼女がこの近くにすんでいて、彼女を求めて彼はここまで来たのですが
既に彼女は群盗に殺されていて
村の美魔女は彼女を魔力で生き返らせて修道士を改宗させたかったものの

エディ・レッドメインが魔女の妖術に魅了されつつも改宗せずに
踏ん張って騎士団も結局たった一人生き残ってなんとか目的を果たすものの

エディ・レッドメインが騎士団の意志を引き継いで件の美魔女を探すべく
騎士となってまして非情に魔女を殺しまくる人物になっていますが
アクションにもドラマにも盛り上がりに欠けていて、
全く面白味が感じられない
今更レッドメインで発掘された映画ですが、やっぱ製作時でも輸入しなかったのは
配給会社もウリが全くないって言う判断は正しかったようですね

2011年製作、イギリス映画
クリストファー・スミス監督作品
出演:ショーン・ビーン、エディ・レッドメイン、カリス・ファン・ハウテン、イーモン・エリオット、キンバリー・ニクソン
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疾風スプリンター

2017-07-24 02:19:50 | アジア映画
自転車ロードレースの世界を舞台にした映画はフランス映画だったか
女子レーサーがドーピングする映画を見た記憶がありますが
これはアクション映画の巨匠と言っても過言ではないダンテ・ラム監督が
中国本土というか大陸や、香港ではなく台湾を舞台にして

自転車ロードレースのレーサーとしてその技を競い合うライバル同士の友情と
レースを通して二人の成長していく姿を清々しい青春アクションドラマとして
なんと犯罪者が一人もでて来ない映画

見終わっていつものようにちょっと調べると主役のお二人は
競技シーンをスタントマン無しで撮影されたとか書かれていますが
競技用ヘルメットとサングラスから見てると本人かどうかは判別しづらいですし
トンネルの中で相手に当てられて壁と接触するシーンとか
ロードでの転倒シーンとかはどうなんでしょうかねぇ

私なぞは自転車ロードレースっててっきり個人戦だとばっか思ってましたが
実際はチーム戦なんですね、エースが一人いて
そのエースを、4人のアシストがテクニックを駆使して
風避けになったり、追撃を邪魔したりといった形でサポートしてるのですね
絶対的なエースが優勝はするもののそれは個人的ではなくチームワークでの優勝なんですね

で物語は将来エースを目指して己の力を発揮するアシストで
天才型と努力家のタイプの違うライバルたち、
実はエースをめざす目的でもライバル
一人の女性に思いいを寄せる恋愛模様でもライバルという
まさにこう言った映画の王道から外れないプロット

そしてこの二人と一人の女性の3人それぞれの栄光と挫折、
更にどん底からの再起とプロットは何度となく使い古されてるモノの・・・
結構感動を喚起されてしまうのも
ある意味映画の持ってる力だよね

台湾での競技シーンの街頭ロケーション映像実にが素晴らしい

2015年製作、中国・香港合作映画(日本公開作品)
ダンテ・ラム原案・脚本・監督作品
出演:エディ・ポン、チェ・シウォン、ショーン・ドウ、ワン・ルオダン、カルロス・チェン、オウヤン・ナナ、アンドリュー・リン
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