にゃび姐さん、踊ります!

着物・猫・郡上踊りと白鳥踊り。時々韓国にすっ飛びます。韓国語の勉強はいつ再開できるの?と悩みつつ実家の母をフォロー中。

FOOD inc(フードインク)という映画・・・

2012-08-10 21:28:18 | オナカごはん
いやはや・・・
すごい映画でした。

アメリカの、いや世界を牛耳るアメリカの食品会社。
アメリカ産のトウモロコシが無いとやって行かれないような産業構造。
武力ではないけど
武力よりたちの悪い
他国への侵略。

映画でみた牛や豚や鶏は
もはや「尊厳に満ちた生命を持つもの」ではなく
単なる食物に過ぎませんでした。

鶏インフルや口蹄疫が出たときの
鶏や牛たちのむごい殺され方

それを「むごい」と感じる私は
食物としてしか見られてない米国の牛や豚や鶏たちを
本当に哀れだと思いました。

「ありがたく命を分けていただく」
その気持ちが無い国と何を話しても無駄だわと思うほど

一日前だったらなでしこの応援にもう少し熱が入ったかも(笑)

先月横浜港で見た農産物の塩漬けもひどかったけど

命を命とも思わなくてお金にしか見えない人が大多数なのは確かだわ。

だけど
「まともなものを食べさせろ」と口にしなくても
有機農産物やちゃんと育てられた畜肉や乳製品を
一般のスーパーで選び
レジを通ることで商社の姿勢を変える、ということもわかりましたね。

「気にしたら食べるものがない」とあきらめることより

「少しでもまともな食べ物を探そう、作ってくれる人を応援しよう」って
お金を使うことで社会の舵は少しずつ変わると信じたいわ。

そして食べ物が電気に置き換わって
どんな作られ方をした電気か考えて選びたいと
自然に思いましたわ。

社会の・根っこは・同じなのよ