わすれな草

日々心にとめたことをを31音の短歌で表してみたいと思います。一生に一度しかない今日の私を忘れないために・・・

もぬけのから

2018-05-18 21:48:04 | Weblog

  

         時間かけ十二単を装へど重ねて脱げば一瞬なりき

         美しき襲色目が床に映ゆ十二単のもぬけのからよ

 もう一度十二単にもどします。着付けが終わった後、魔法のように一瞬にしてもとの姿にもどるところを見せてもらいました。全部の着物をごそっとまとめて脱ぐだけなのです。考えてみれば紐二本だけで着付けてあるのだから紐を解いて重ねて脱げばいいわけですが、現代の着物はそうはいきません。紐の数だけでも4,5本は使いますし、帯も結ぶのでそう簡単に脱ぐことは出来ません。十二単はもぬけのからとなっても襲色がなおいっそう美しく神社の床板に映えていました。

 

 

 

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