@日本人の習性でよくあるのは「争いごとを避けたい」「激論はしたくない」「みんなと一緒」など昔の村集落的な習性が残っていると言う。ここにあるグローバル化(弱肉強食・格差拡大)を考えると日本の対応は常に後陣化している。いつまでも過去の成功体験者優遇の高齢化組織、世の中の変化に対応しきれていない会社・団体・政治など「老害」で次世代のやる気を損なっていることを多く見ることができる。どこも「議論はしている」というが「結果」が伴っていない。いわゆる「実現する人材不足とリスク回避」を理由に行動が取れないと言う訳だが、実際は「老害」に当たる層の権力誇示だけだ。東南アジア諸国の急速な経済成長に日本は追尾でき無い状態に既に坂は下り始めており、国内の若者の仕事に対する意識調査でも「低層レベル」という結果になっているのは重要で深刻な問題だ。それを作り出しているのがこの「老害」でもあり「縦割り社会」、さらには「島国」であるが故かもしれ無い。だが、それはもう過去として切り捨て、前に進めないことには「日本沈没」なる状況になる可能性が高い。
『日本の未来の大問題』丹羽宇一郎
- 少子高齢化、ロボット社会は恐れるに足らず
- 漫才を見に行きなさい=世間の流れ・見方・考え方を観る
- 「老人は支配、権力の座から降りよ」
- 「老害」高齢化社会だからこそ若者を採用・起用・任せる
- 過去の教訓が役に立たない日本の組織=老人が支配する国
- 2016年日本の社長平均年齢61.2歳、
- 60歳代34%、70歳代24.1%、30歳代3.5%
- 政治家・幹部役員等指導者が一向に変わらない、変えない
- 2017年65歳以上の衆参政治家22%・26%
- 相談役や顧問という長老支配、大手企業62%採用
- お飾り重役(業績変化なし)・社長と馴れ合い関係
- 過去の体験や教訓をあてにせず「頭で考えよ」べき
- 「老人パージ」を断行せよ=老人退場説
- 人材育成=権限移譲で優秀な人材を育てる
- 天皇生前退位:有識者会議=「何も新しいことはするな」
- 会社のモチベーション・不祥事・トラブル原因=幹部の勘違い
- 「老後の仕事は山ほどある」
- 年金・介護への国家支出は1割を超える
- 保育・児童手当等2%未満、貧困率5割=先進国で最悪の水準
- 政界のリーダーは65〜70歳で定年を提案
- 箔をつける海外留学経験(1〜2年)では不十分
- 見識や胆力はつかない、知識や経験を増やし積み重なる
- 参議院議員の役割は機能不全(衆議院と同じ派閥)
- 「コンパクトシティー」都市政策(富山・青森)=合理化
- 「働き方改革」に未来はあるか
- 仕事をするな、早く帰れでだれも将来があると思っていない・働かないで生き残れる会社は存在しなくなる
- 考えずにまずやってみる心がけ(一歩前に踏み出す勇気)
- 「ポジティブリスト」から「ネガティブリスト」へ変換すべき
- ネガティブリストとは「〜をするのは禁止、それ以外は許可」
- 日本のポジティブリストは夢がない、例科学技術力の世界比
- 米国・中国に圧倒されているが多分野になりつつある
- ビジネス管理・経済学・保健医療・心理学・社会科学
- 博士号取得者日本人・韓国人・インド人・中国人比較
- 150、1200、2200、5500人
- 日本でイノベーションが伸びない理由はポジティブリスト
- 好奇心が生まれる環境が整っていない(知的好奇心満足)
- 日本人の67%が「起業したいと思わない」
- 日本は起業するには良い国だと思うのは20%足らず
- 日本人の仕事への熱意度はわずか6%、米国32%
- 読書をする日本人が減っている=感性や想像力低下
- 「縦割り社会をぶっ壊せ」
- 大震災の復興が進まないのは組織の「縦割り主義」
- 6〜7つの省庁が関係を持ち分散、会議だけで進まない
- 復興庁(復興税)も1割しか権限を持っていない
- 生活優先にならないのは各省庁の予算配分がばらばら
- 巨大化組織によくある「分野・範囲超え」は責任範疇外となる
- 会合・会議の実効性が重要だが情報交換だけが多い
- 諸官庁中で纏めている責任者リーダーの権限次第
- 「もんじゅ」で判る「責任回避行動」(責任者不在)
- 権限と責任(TDR)=3つのガバナンス要素
- Transparency (透明性)
- Disclosure(情報開示)
- Responsibility(説明責任)
- 日本人の習性(村共同体)
- 「まあ、いいじゃないか」「そうですね」
- 「いい加減」「赤信号みんなで渡れば怖くない」
- 「臭いものに蓋」など無責任国家・国民性がある
- 「ぬるま湯から出て異文化をくぐれ」
- 喧嘩・争いをさける風習「空気を読む」「忖度」
- 現代は貧富の格差拡大、弱肉強食化時代=グローバル化
- 日本の食料自給率は39%と先進国では最低
- 輸入額は世界の1割を占める
- エネルギー自給率は4%足らず
- 日本の総人口は2017年1億27百万人
- 2050年予測では97百万人となる
- 債務残高1千兆円、GDP比2百%超
- ドイツの移民受け入れ問題は準備不足で課題大となる
- 米国2015年人種構成比(1965年比)
- 白人62%(84%)、ヒスパニック18%(4%)、黒人12%、アジア6%
- 「教育の力こそ日本の光」
- 2016年中国人の留学生54万45百人
- 内帰国者数は1年間で43万人(国内優遇政策)
- 日本人の留学生は1万9千人
- 「出口を考える」が無い日本
- 何のために海外に行くのか、その後どうなるのか不安
- 教育は「鉄は熱いうちに打て」が基本
- 国家の役割で必要なのは通信・軍隊・教育
- 「人口減少はロボットで補え」
- 2015年ロボット市場1兆35百億円
- 10年後は2兆43百億円の予測
- ロボットにできない仕事とはヒューマンタッチ、優しさ
- 喜怒哀楽という感情の豊かさ、直感、感性、感覚
- 人間の脳はぼーっとしている時に脳の活動が活発になる事実
- ロボットの制御との違い「人間の心を鍛える」
- 自制心とやり抜く力を幼い時から教育する英才教育
- 自信・忍耐力をつける教育・マシュマロ実験
- 産業用ロボット市場=中国・韓国そして日本
- 「西欧文明の制度疲労」
- 世界の混迷の根底にあるのは民主主義・科学的合理主義の壁
- 資本主義の限界、民主主義の行き詰まり
- 「心の時代」
- 涙が出るほとの感動を味合う=心が美しく満たされる瞬間
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