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なぜ人は本を読むのか「それでも読書はやめられない」

2020-07-25 07:57:20 | 世界の動きから見えるもの
@死ぬまで読書はやめられない、というこの書の内容。人間力形成には必要不可欠な情報(知識・知恵)を手っ取り早く探すことができるのが「本」であり、選択はやはり「楽しい」本が基本かもしれない。 本のインプット量(知識と知恵)は格段の広く深いが、ここにあるように自分の水準を超える様な本、例えそれが名作・名著であっても理解できなければ時間の無駄、避けるべきだと痛感する。 さて世間では「若者の活字離れ」と言うがそんな事はない、ただ「字を書く」事、それと「紙の本」を読むのは格段に減少していると思うが携帯を利用した「読み」は若者の方が多いかもしれない。 ここにその記事 「20代の活字離れは嘘だった」 https://mainichi.doda.jp/article/2019/01/12/964.html
『それでも読書はやめられない』勢古浩爾
・本読みの極意は「守・破・離」にあり
    元は茶道の「守破離」
    千利休「規矩作法を守り尽くして破るともはな(離)つるとても本を忘るな」
    名作を読み(守)、名著に挑み敗退(破)、自由で楽しい読書の原点に戻る(離)
    名作は誘惑する、名著は脅迫する、古典は決まり文句
    憧憬・無力感・忍耐・疑問・解放となる
世界のエリートの美意識は「真・善・美」直感的・感性的スキル・構想力・創造力を求める
    「哲学」が土台にある
    名著は哲学が基本(問題の発見、論理的思考、本質を見抜く力、的確公正で明晰な判断)
    竹田青嗣「哲学というのは、日本語で書いてあるのに読むことが出来ない本」
・立花隆「金を惜しまず本を買え、選択の失敗を恐れるな、本を読みながらノートを取るな、人の意見やガイドブックの類に惑わされるな、懐疑心を忘れるな、世評が高い本にもうそ、でたらめはいくらでもある、自分の水準に合わないものは無理して読むな、水準が低すぎるものの、高すぎるものの、読むだけ時間の無駄である
・丹羽宇一郎「読書の楽しみを知っている人には分かる。本を読むことがどれだけ多くのものを与えてくれるかを。考える力、想像する力、感じる力、無尽蔵の知識や知恵。読書はその人の知的好奇心、そして「生きて力から」を培ってくれます
・斎藤孝「読書は思考活動における素地を作る。人間の幅を広げ、器を大きくする、コミュニケーション力を育てる『自分を作る・自分を鍛える』」
・又吉直樹「感覚の確認・共感の部分から新しい感覚を発見する、読書は面白いから
・「面白かった・面白い本」
    ミステリー・ハードボイルド 
        ロバート・B・パーカー「スペンサーシリーズ」
        R・D・ウイングフィールド「フロスト始末」
        リー・チャイルド「パーソナル」
        ドン・ウインズロウ「ダ・フォース」
        柚木裕子「検事の本懐」「孤狼の血」
    時代小説
        山本周五郎・藤沢周平・池波正太郎
        北方謙三「血涙」
        藤木久志「新版 雑兵達の戦場」
        長谷川卓「もののふ戦記」
        今村翔吾「火喰鳥」
        ジェフェリー・アーチャー「クリフトン年代記」
・死ぬまで読書で連載した金子直史「生きる言葉へ 命の文花帖」
        村上春樹 「騎士団長殺し」
        鶴見俊輔「もうろく帖」
        司馬遼太郎 「世に棲む日々」「太閤記」「決戦川中島」