菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

東京五輪、日本金メダルラッシュの裏には・・・柔道8段・正木照夫氏

2021年07月31日 08時05分32秒 | 日々の雑感
 今回の東京五輪は、ついに金メダルの数が、今までの最高になったと、NHKのアナウンサーは叫んでいる。しかし、どうもコロナ禍で行なわれている今大会では、「公平な条件」という要件が欠けているようです。
 しんぶん赤旗は、「異議あり東京五輪」として、その裏側を「和歌山『正木道場』館長・拓殖大学柔道部師範・八段 正木照夫さん」にしんぶん赤旗記者がインタビューしています。紹介します。

 あまりに不平等な大会
 和歌山『正木道場』館長・拓殖大学柔道部師範・八段 正木照夫さん


 コロナ禍で行なわれる今大会は、公平な条件で競うという観点が欠けているように思えてなりません。

 有利な日本勢

 柔道では日本勢が多くのメダルを獲得しています。各選手とも体が良く絞れ、スタミナ十分。試合に向けた稽古や調整がうまくいったのだと思います。それもそのはず、柔道日本選手は選手村に入らず、トレーナーや栄養士などのスタッフを引き連れてチームが用意したホテルに宿泊しているのです。食事、治療、練習は好きな時間に行える。まさに最高の環境です。
 それに比べて選手村に入った選手はどうでしょうか。感染対策のため同行できるスタッフも限られ、食堂が混み合うと食事時間をずらすこともあるといいます。外出も許されず、練習時間も限られます。その上、選手村でも感染者が出ていることが精神的なストレスになるでしょう。
 日本選手は柔道のほかにレスリング、卓球、バドミントンなどが選手村に入らず他の施設を拠点にします。それを大手新聞やテレビ局は「地の利」などと表現し、好意的に報道していました。自慢できることなのでしょうか。私は疑問に感じます。
 いくつもの金メダルを期待される競技は強化費も潤沢で高級なホテルなどに陣取ることができますが、そこで他に差をつけるのは、公平・平等をうたうスポーツの精神に照らして、正しいでしょうか。

 私は高校教員時代に選手、指導者、審判員として何度も国民体育大会(国体)に出場しました。国体では、出場者が泊まる宿すべてに「大会標準献立レシピ集」という冊子が配られ、宿はそれに従って大会期間中の朝食と夕食をつくります。すべての宿で同じ日に同じ食事を提供し、選手間で食事による有利不利がつかないようにしているのです。
 スポーツが持つ平等な精神はこんなところにも表現されているのだなと感心したものです。

  仕切り直して

 今大会はメダル至上主義・勝利至上主義にとらわれ、スポーツ精神をないがしろにしているようにみえます。
 コロナ禍では来日前の練習環境から国や地域、協会ごとに格差が生まれていました。感染拡大がおさまらない中で強行した五輪は、競技の公平さにも大きな歪みををもたらしています。
 そもそも感染者数が3000人を超える超える大変な事態で、他国ならロックダウンも検討されるような規模だと思います。それなのにオリンピックは続き、大手新聞やテレビは誰ががんばった、誰が金メダルといった話題を前面に出し、まるで感染危機を隠しているかのよう。一人の国民として、この状況はおかしいと感じています。
 今からでも中止して、ワクチンが行き渡ったあとの世界選手権などで仕切り直しすべきではないでしょうか。
(聞き手・山崎賢太)
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