志位委員長の質問「生活保護を使いやすくする緊急提案-真剣に検討を求める」
首相「国会でご審議いただければと思う」
志位「政府として検討することを求める」
志位委員長
今日るる申し上げてきたように、今回の政府の生活扶助の方針は、まったく道理のないものです。生活扶助削減の方針を撤回し、2013年の削減前の水準にもどすことを強く要求します。その上で提案があります。
貧困打開のためには、最低賃金の引き上げ、年金の引き上げ、非正規社員の正社員化、男女の賃金格差の是正など総合的対策が必要ですが、それらと一体に、生活保護法の改正が緊急に必要だと思います。
すでに日本弁護士連合会などが具体的に提案をおこなっていますが、それらも踏まえ、日本共産党として、生活保護をもっと使いやすくするために緊急提案として、次の柱からなる生活保護法の改正を提案したいと思います。
パネルをご覧ください。
生活保護法を使いやすくするための緊急提案
① 法律の斉唱を「生活保障法」に変える
② 国民の権利であることを明らかにし、制度の広報、周知を義務づける
③ 申請権を侵害してはならないことを明記し、「水際作戦」を根絶する
④ 定期的に捕捉率を調査し、公表し、捕捉率の向上に努める
総理に真剣な検討を求めたいと思います
首相
それは議員としてのご提案でございますから、国会においてご審議いただければと思います。
志位委員長
政府に検討を求めております。さきほど生活保護がきちんとやっていると(答弁した)やっているんだったら、法律に明記することは何の障害もないわけです。いかがですか。