菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

6月議会の一般質問③市の財政状況

2017年06月16日 06時24分22秒 | 地方政治

2017年6月議会速報② 

菊池議員の一般質問 市の財政状況について③
 この質問は、大型公共事業(桃山学園、市立病院、新庁舎建設など)が具体化している現在、このうえ、「県道・上曽トンネル建設」にまで合併特例債を使うことに、市の財政が耐えられるかを案じて、質問したものです。

 質問につかったデータと答弁で得たデータを紹介します。

菊池議員が質問でつかったデータ

●統計データからみた市の財政状況
(市町村はやわかり 平成28年6月発行)
桜川市の人口  28位/44自治体
総生産額 30位
製造品出荷額  28位
商品販売額   29位

就業構造(第2次産業)指標値  7位

財政力          37位 
市町村民税(1人当たり) 39位、
 固定資産税(1人当たり) 37位 
財政力指数        36位

注)
この数値は、何を意味するのか。人口からみれば、桜川市はすべての項目で30位前後になるとのが標準です。しかし、財政的には36位~40位で、32市の中では最下位に近い財政力といわなければならない状況です。
また、就業構造(第2次産業)が7位というのは、石材業が多いからと考えられます。
 

 市の財政課がつくったデータと答弁

 ●近隣市との法人税収入の比較  

つくば市 39億円
  筑西市  29・6億円
  石岡市   7億円
  結城市   6・8億円
  笠間市   6億円
  下妻市   5・8億
  桜川市   2・2億円

歳入全体に占める法人市民税の割合
 
 つくば市 5.11%
  筑西市 6.82%
  石岡市 2.15%
  結城市 3.69%
  笠間市 1.98%
  下妻市 3.12%
  桜川市 1.18%


  
注)下妻市と桜川市はほぼ同じ人口ですが、法人税収入は、下妻市の半分以下です。


●財政課としての財政状況についての見解

 財政力指数は、「1.0」を上回れば、地方交付税不交付団体となります。県内市町村の平均は「0.7」です。
桜川市の財政力指数は0.49であるため、地方交付税が大きな柱となっており、歳入全体における地方交付税の割合は32.6%と最も大きく、次いで市税が23.7%となっています。
市の財政状況は楽観視できる状況にあるとは考えていません。財政力指数をあげるためには、自主財源の代表である市税の確保が大きな課題となっています。そのためには、人口流失が進む中、雇用と法人市民税の確保が重要です。
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