For someone

誰かのために 自分のために

罪と罰。

2006-09-28 | Weblog


緊張感に耐え切れず

覚えもないのに手を挙げた、それは罪。

誰かが彼女を指差した

その先にあるのは生まれついた背中の痣、それは罰。

嫌いなあの子の匂いがした

鼻を括らず息を止める、それは罪。

針が12時を過ぎようとしても

一向に堕ちない瞼と意識、それは罰。

今日もニュースが騒がしい

残忍な話を頬杖ついてながら聴く、それは罪。

とびきりの笑顔を振りまいて

誰をも赦せず嘲笑いだけは上手くなってゆく、それは快感。

秒針が進むたびに狂気に堕ちてゆく

狂気を狂気だと自覚してるから心ゆくまで嗤う

例え話は好きじゃないの

真実の欠片なんてどこにもないから生きてゆける

みんな狂ってる

アタシダケハダイジョウブ

罪と罰を選べるのなら両方背負って逝ってあげる









贅沢な時間。

2006-09-21 | Weblog


今でもやってるアニメの小道具

だいぶ昔に観たのだけれど「時間貯金箱」、たしかそんな名前。

今でも一番欲しいのはこれ

どこでもドアは夢がなくなるもの

欲しいものがなくなったらだめ、

すぐに手に入ってはだめ。


大好きな睡眠や平日の決まりごとを削ってでもまわしたいの、

ようやく手に入れた至福の時間のために。









刻音。

2006-09-17 | Weblog


人の上に流れるリズムは同じはずなのに

過ぎ行く時間が早いと感じ

待つべく時間の歩みが遅く

もどかしいと思う時間でさえ私にはもどかしく そして愛おしい









甘い夢。

2006-09-08 | Weblog


ぱらぱらと落ちる雨がコンペイトウだったら。

子供たちはくるくるとはしゃいで

挿してた傘はさかさまにして

ほうきとちり取り出してきて

きっとみんなが笑うんだ。

ちょっと困ったような甘い顔で。








夜は闇より出でる故。

2006-09-07 | Weblog


眠れない夜は冷蔵庫をあけて

虫の聞こえるベランダで真っ白なバニラアイス。

夜なのに明るい夜

私はきっと本当の暗闇を知らない

だからまだ大丈夫。 それでも、

眠れない夜には変わりないのだけど。



あなたがすべてを忘れて眠ってることを願う白い夜。









大人宣言。

2006-09-05 | Weblog


こみ上げる数々の気持ちを

ごくんと飲み込むのもだいぶ上手になりました。

“大人らしい”

“良識のある”

“わきまえた”

わたしは 何だかツマラナイです。

ですが、もっとツマラナイ大人目指します。