続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『城』1110。

2012-11-30 06:03:43 | カフカ覚書
「ねえ、測量師さん」と、ガルデーナは言った。「そこの箪笥をあけると、いちばん手前にショールがかけてありますから、それをとってくださいな。それをからだにかけますわ。羽根ぶとんなんか、とても着ていられませんわ。ひどく息ぐるしいんです」

 ショール/Umhangetuch→Anhan tucke/信奉者、悪意。
 羽根/Feder→Fehde/不和、反目。
 ふとん/Bett→Wett/縁が切れている。

☆「お願いです」「測量師(土地のないことに気付いた人)」とさらにガルデーナ(親衛隊)は言った。同じような打撃(ショック)を考えると、信奉者の悪意により反目とは縁が切れておらず、耐えて生きることがとても苛酷なのです。

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