続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

粋な計らい。

2014-07-31 07:00:51 | 日常
 Kさんの保管期限の過ぎた不在通知を受け、9時を待って市役所に電話してみた。

「これこれ然々・・・」経由を述べると、
「保険証は届いておりますでしょうか」と係りの人。
「その保険証のことだと思います」
「番号は分かりますか」
「ちょっと・・・」(近所という関係ですので)
「お幾つの方でしょうか」
 側にいるKさんに「何歳?」と訊ねると、
「ええと、大正9年生まれで・・・」
「大正9年生まれです」
「ご住所は」
「○○の5丁目15番の~」
「ああ、Kさんですね」「はい」
「保険証は市役所に来ていただければ即お渡しできますが」
「高齢ですので・・・」
「そうですね、では今日お送りいたしますので明日、遅くとも明後日にはお届けできると思います」

「じゃぁ、明日は留守をしないで待てばいいんだね」ほっとした様子のKさん。
 8月1日からの保険証だったらしい、7月30日の電話である。(ぎりぎりセーフ)


 そしてその午後、Kさんが不在通知を手にしてからずっと外で立ち尽くして待っていた郵便(保険証)が配達された。即日配達・・・役所が気を効かせて電話の後、郵便局へ回してくれたものらしい。役所の粋な計らいである。
 Kさんは喜びのあまり、その郵便配達の人に缶ビールを渡そうとしたらしいけど、「玄関に戻ったらもういないのさ」と、言った。(そりゃそうだ)

 Kさんの夜も眠れないほどの杞憂・・・どうしよう、わたし宛の(重要な)手紙が届かないなんて!という心配は晴れて霧消した。

 電話一本、この簡単な操作が不得手であるばかりに、炎天下の中、ひたすら外で郵便配達を待っていたKさん。(早く気づいてあげられなくてごめんなさい)

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