横浜焼売(シウマイ)物語2023

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

夏のおわりは夏祭り。少子高齢化の波を乗り越え、少年よ、おとなの階段登りやがれw

2012-08-19 | 日常茶話

町内会の夏祭りの朝です。
御神輿が神社に向かって出発しました。御魂入れしてから、町内を練り歩くのです。

ところが突然の豪雨!!。雷も轟き、まるでスコール。
午後にはすっかり晴れたのですが、初日の御神輿は出せませんでした。
残念!


気を取り直して縁日の準備が始まりました。

開場は16時から、終了は18時。町内の道路を一部規制。縁日の両端に町内会のお父さんたちが交通整理に立ちます。
どうして18時までかというとですね、電力不足の折り、提灯に灯りが入る前にお開きにしようという事情もあるんだって。


奉納名簿。(お祭りに気付した人の名簿です。)これってある意味、日本の下町的な明朗会計だと思うな。
一緒に行った母曰く、
「以前はこの名簿にはぎっしり名前が載っていたのに、年々少なくなるわねー」

この日は近隣の町内会がそれぞれ御神輿を出し、縁日を張っていますが、町内会そのものがなくなった町もあります。
このお祭りも2町内会の合同です。というのも、少子高齢化が進み、主役の子どもが少ない。
ここも一方の町内会の小学生の数は、現在8人ですって!!来年は2人になるそうです!
横浜市内特に中心部の西区,中区はこの傾向が顕著です。これが横浜ランドマークのお膝元にある下町の実状ですよ…よ、よ。

それでも楽しみにしている人はけっこういて、それぞれの町内会が知恵を絞ります。
もちろんゴミの分別は欠かせませんね。









ゲームは50円、食べるものも100円(かき氷は50円で、練乳かけ放題)という価格破壊な嬉しいお値段。






ところで、縁日の終盤、売り切れたポップコーン屋台の前で少年(幼稚園年長さんくらい)が大泣き。
ポップコーンの最後の一つが少年の目の前で売切れ、彼は手に入れることができなかったのです。
「さっき,買おうって言ったときいらないっていったでしょ?しょうがないのよ。」と諭しているのは少年のお母さんです。
うふふ、そういうこと、よくあるよねー。
「ごめんねー、もう材料もないのよ。」と謝っているのは、ポップコーン屋台のお母さん。
「綿菓子じゃだめかな?」と別のお母さんの提案に少年はちょっと揺らいだものの、やっぱりポップコーンが良いと譲りません。

「いいんですよ、さっき寄った時に買わないって言ったのはこの子ですから。
ね、●●ちゃん、ないものはないの!みなさんすみません、ありがとうございます。」
そうだ、そのとおり。お母さんエラい!
いつまでもあると思うな、親と金と縁日のポップコーン。
そういう経験をこれからもたくさん繰り返して、自分の塩梅を覚えるんだ!
君は今日、大人の階段をほんの一段だけど登ったのさー、ファイト!!

アイドル歌手もステージも、人気タレントのライブもないけれど、こういう小さい縁日のお祭りって、たのしいね。

そして、まもなく夏が終わります。