あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

瀬戸内シーカヤック日記: 夕日が美しい大三島・大山祇神社参拝キャンプツーリング(2)

2008年05月18日 | 旅するシーカヤック
2008年5月16日(金) 竹原を出発して大三島までシーカヤックを漕いで行き、日本総鎮守であり、海の神様でもある『大山祇神社』に参拝して、新たに相棒となった新艇での海上安全を祈願。

↑ さわやかな初夏を思わせる天候の中、歴史ある大楠は、瑞々しい新緑が陽の光に映えて、それはそれは鮮やかであった!
***
夕刻。 浜に戻る。
午後4時過ぎだというのに、まだまだ太陽は高い位置にある。
冬のツーリングなら、もうそろそろ焚き火に火を入れて夕食の準備を始める頃だ。 だいぶ日が長くなって来たなあ。

サーマレストのマットに空気を入れ、日陰に腰を下ろし、ビールを取り出す。 うん、良く冷えている。
『プシュッ』 『グビリ』 『ゴクリ』 そして本のページを『パラリ』
一人でのツーリングでのキャンプは、それは静かなものだ。
ビールを『ゴクリ』 本を『パラリ』 そして時々、夕凪の瀬戸内の海を『チラリ』
なんという贅沢な時間であろうか。
***
日が傾いて来た。 じゃあそろそろ、とっておきのお酒を出すとしようか。

今日のメインは、『赤色微発泡純米酒、微紅』 初めて飲んだのは、先月の結婚20周年記念日に妻と食事に行ったお店。
呉の酒屋さんが造っているお酒であり、私の最近のお気に入りの一つとなった。

色づき始めた夕日を眺めつつ、さわやかな『微紅(Biko)』をグビリ。 iPodから聴こえてくるのは、Def Tech『いのり』
夕日を眺め、独り静かに酒を飲み、これまでの様々な海旅を、そしてその旅を通じて出会った人々、お世話になった人々、伺った興味深いお話の数々を想う。

浜で独り過ごすこの一時は、私にとって、とても大切な時間の一つである。

*** 大三島の夕日 ***

今日の夕日は、特別に印象深かった。

次第に日が傾いてくる。

こうして見ると、色の変化がよくわかる。 美しい黄金色の光の道が瀬戸内の海に架けられる。

いったん雲に隠れた夕日が、再び現れた。 なんと妖しくも美しい夕日であろうか。

言葉も出ない。 ただ静かに夕日を眺めるだけである。
***
翌朝、テントから出て海を見ると、靄がかかっている。 静かな瀬戸内の朝。
私のキャンプツーリングの朝食の定番である『うどん』を食べ、コーヒーを飲む。
今朝はゆっくり時間がある。 音楽を聴きながら海を眺め、チャイを楽しむ。

テントに降りた露が乾くと片付けを開始。 荷物を防水バッグに詰め、着替えると出発準備完了だ。

そらは快晴。 風もなく、今日も絶好のパドリング日和である。
バウを北に向け、一人静かに漕ぎ出した。
今日は行き交う大型船も少なく、順調に漕ぎ進み、ゴールに近い阿波島へ。

美しい浜を見つけ、しばし上陸して休憩する。 ここは瀬戸内らしい好い景色だなあ!
さあ、ゴールは目の前だ。
***
海上安全祈願、大三島・大山祇神社に参拝するキャンプツーリング。
新しいカヤックと共に、幸先良い海旅を始める事ができた。 さて、これからどんな旅が、そして出会いが待っているのだろうか。
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