空から空へ

空に向かって、空から向かって。
立ち止まったり、歩いたり、ステキなこと、素敵な出会い、語りたい。

子規の句

2007年01月30日 | 今週の一句

病床の匂袋や浅き春

心が弱くなったとき、ふと思い出します。

正岡子規の句です。

今週の一句

2005年10月11日 | 今週の一句
見える花 見えない花なり 紅の萩

うーん、ちょっと意味不明。

近くに、萩の美しい寺があり、何年か前までは毎年見にいきました。
萩は、美しいというにはひとつひとつは、変にうら寂しい姿で咲きます。
群生して、萩の花の壁のようになると、ひとつひとつの姿が一変して
別の花になったような華やかさです。

万葉の頃から、親しまれた萩ですが、したたかな、そして寂しさと
華やかさが一緒の不思議な花です。

秋、京都へ

2005年09月25日 | 今週の一句
確定ではありませんが、11月に京都に行きます。
予定の日は職場では、ちょうど年に一度のイベント日。
休みづらいんですが。
上司にそっとささやく私。
そこはそれ、日頃のワーカーホリックぶりが利いて、
「いいよ。 いいよ。気にしないでね」と優しいお言葉。
「新撰組、心の旅」
自分では絶対無理な行程なんですよ。

昨年まででしたら、絶対あきらめてしまうところですけど
絶対仕事優先の人でしたから。
その前に子供優先でしたけど。
旅の優雅さは、またご報告します。ちょっと先ですけど。

今週の一句
 熱気落ち ヘッドライトの 夜半の道
               (おそまつ)

俳句甲子園

2005年09月18日 | 今週の一句
俳句甲子園というのがあります。
毎年松山市で行われます。
なぜ松山かというと、正岡子規のふるさとなんです。
ですから、松山は俳句が盛んなんですよ。
高校生がチームを組んで、一句対一句で勝敗を決めていき、トーナメントで勝ちあがるというものです。
先日NHKで特集が放送されました。
俳句で勝負するなんてどうやってと思いますが、一種のディベートの要素もあって
お互いその句について批評し合います。
例の俳句を作ってから、ちょっと俳句って面白いと思っていまして聞きかじっています。
この番組面白かったんですよ。俳句甲子園はもう8回になるんですが、当初から知ってはいましたけど、まああんまり興味はなく、
今年もあるんだなぐらいしか感じていなかったんですけど。
すごい。こんな高校生がいるんだ。ほんと甲子園ばかりに感動している場合じゃないぞ。
こんなに生き生きしている十代がいるんだ。
感性もするどいし、言葉に対しても優しい。日常の中にこんなに言葉に想いをのせている時があったかなって思いますね。
うらやましいな。
今年は開成高校と下館第一高校の決勝戦でしたが、開成高校の優勝でした。
涙、涙、の優勝決定の瞬間でしたが、そんな瞬間をもてた彼らにちょっと嫉妬。
来年は見に行こうかな。

で、一句ご披露

 野分すぎ、濁流の中、緑葉舞う
      (台風14号の後)  おそまつ。