ねこじゃらし

いきもの・いけ花・園芸・額装・食べ歩き・お散歩・・・趣味の記録 

090409 上野公園の桜 小松乙女 乙女と再会 桜13

2009-04-26 10:15:41 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
上野公園桜マップ№11 小松乙女

札にはエドヒガン系とある 早咲き種
サクラハンドブックによると
ソメイヨシノがテングス病に弱いので代わりに急速に普及しつつある3品種のうちの1つに挙げられている
ソメイヨシノの花弁が楕円なのに比べて本種はほぼ丸くて赤みが強く
ソメイヨシノのガク片が5~6mmで細長いのに比べて本種は三角で4mm以下であるという違いがある

ちなみに他の2種とはジンダイアケボノとヨウシュン

小松乙女がみられるのは
上野公園ではここ一箇所だけ 
桜の並木と動物園への道の分かれる広場の角
噴水のや交番とは反対側の斜め向かいにある

この一本の小松乙女を探してうろうろしていたら
名前を呼ばれてびっくり
振り向くと乙女が・・・
卒業したばかりのF先輩がニコニコしながら私の名前を呼んでいる
ひっくりびっくり
こんなところでお会いするとは
しばし、話に夢中になり 
おわかれして動物園へ


090407 上野公園 アマギヨシノ 染井吉野の妹 桜12

2009-04-26 10:07:34 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
上野公園では他に
国立科学博物館の北側玄関と
東側の新館ロケット近くの道路わきにアマギヨシノがある 
いずれも名札がついてないけれども 
地図からするとこれがアマギヨシノだとおもう

上野公園桜マップ№10 アマギヨシノ

天城吉野( P. ×yedoensis Matsumura cv.Amagi-yoshino )
遺伝研の桜HP 系統番号 013
オオシマザクラを母に、エドヒガンを父にした1957年の交配種
もし、ソメイヨシノが江戸時代に、
オオシマザクラの雌蕊にエドヒガンの花粉をつけて作られた子だとすると
このアマギヨシノはソメイヨシノの姉妹になるのか
厳密にはそうともいえないけど





090407 東京国立博物館 ショウワザクラ 染井吉野の子 桜11

2009-04-26 09:12:17 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
先日は見られなかった昭和桜がお庭にあるので
もう一度 東京国立博物館の特別公開中のお庭にいってみる

上野公園桜マップ№50 ショウワザクラ
 

緑の葉が花と同時に展開していて
小振りのオオシマザクラか花はソメイヨシノみたいな感じ 

遺伝研の桜HP 系統番号136 
ショウワザクラ ( P.×yedoensis Matsum. cv. Syouwa-zakura )
伊豆大島公園のソメイヨシノの実生から選抜された品種だそうだ
花期が遅いのが特徴だが樹齢により早まるとある


090407 東京国立博物館の桜 ヨシノシダレザクラ 盆栽みたいに見事 桜10

2009-04-26 09:06:04 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
みごとだな 低くしたてられた 枝垂桜
上野公園桜マップ№43 ヨシノシダレザクラ


東京国立博物館の入口を入ると本館を背景にして
東洋館側にある
まるで 大きな盆栽みたいな枝垂れ

3日前に来たときは気がつかないほどだったのに
暖かくなって日々自然は変化している

090404 東京国立博物館 ショウフクジザクラ フリルな花弁100枚 来歴が難しい 桜9

2009-04-26 08:21:02 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
上野東京国立博物館の桜探索もお庭を一周して最後の桜となった
本館を背にして池のほとりの右側に 
桃色で 人々の注目を浴びている桜がある

上野公園桜マップ№46 ショウフクジザクラ
 正福寺桜
Prunus ×tajimensis ‘Tajimensis'
演芸品種で花弁の数は50~100枚 果実は食べられる とある
アップにしてみるとこんな感じ

数多い花弁は すけるようなピンク色で
わずかにしわしわッとフリルになっている
やあ~~~ 美しい桜だ

これで きょう090404の東京国立博物館のお庭探索はおしまい
お庭の特別公開は19日まで 
遅咲きの桜はケンロクエンキクザクラなどは見られなかったけれど
7日にもう一度来たときに 4日には見られなかった本館正面の桜が見事だったので 次はそちらを見てみよう

サクラハンドブックにはショウフクジザクラはのっていなかった
遺伝研の桜HP 系等番号284にショウフクジがあった
こちらの学名はPrunus ×subhirtella Miq. cv. Shofukuji
よく似た枝垂れもあるようだ

東京国立博物館のショウフクジザクラにつけられている札の学名は
遺伝研の桜 系統番号114のショウフクジシダレの学名のようだ
Prunus tajimennsis Makino
ヤマザクラとキンキマメザクラの雑種で菊桜との関係も示唆されている
花弁の数は樹齢と関係するらしいとあり
東京国立博物館のショウフクジザクラは
50~100枚と書かれてはいたが それ程多くは無かった

正福寺とは兵庫県の美方温泉町にあるお寺で
その境内の枝垂れがショウフクジシダレ 別名 湯村枝垂れ だそうだ

ショウフクジシダレと直立性のショウフクジザクラとはよく似ていて
東京国立博物館のショウフクジザクラのように直立性のものは
コヒガン系とされている

う~~む 桜の系統や分類は複雑だ・・・ 
簡単に雑種ができてしまうところが難しくしているのかな・・・





090404~09 東京国立博物館 オオシマザクラ 桜餅の葉 桜8

2009-04-26 08:09:23 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
上野公園 東京国立博物館の桜探索
ギョイコウザクラをとおりすぎ、まだ咲いていない八重の関山(かんざん)のよこをとおって、本館に来ると 大きく枝を広げた白い桜

上野公園桜マップ №17 オオシマザクラ
 
オオシマザクラ Prunus lannesiana Wilson Var.speciosa Makino

ウィルソンさんがラネシアナと種小名をつけました。そして牧野富太郎先生がその中の変種であると考えスペシオサと名づけました。ということでしょうか・・・

木につけられた名札の学名は前記の通りだけど
サクラハンドブックでの学名は Prunus speciosa (Koidz.) Nakai
となっている

緑の葉が同時に展開している 白と緑の対比も美しい
伊豆から房総に自生する野生種
花は大型で香りがある 
葉は両面無毛で厚みがあるため 塩漬けにして桜餅を包む葉に利用される
ソメイヨシノの片親といわれる

本館の階段を登り テラスからオオシマザクラの枝越しにお庭を拝見する
桜の花盛りだ


桜ボランティアの方が 来館者を引率して
お庭と桜の説明をしていたので途中から参加する

この企画では 本館内の収蔵作品の中から
桜にちなんだものも紹介したりするのだそうだ
自然の桜と芸術・美術・工芸品に映し出された桜
その両方を楽しむという贅沢な企画
おもしろいな

つぎは、池のほとりのひときわピンク色の濃い桜を見てみよう 



参考:大島隆明著 サクラハンドブック 文一総合出版

090404 東京国立科学博物館の桜 エドヒガンシダレ 桜7

2009-04-26 07:52:59 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
東京国立博物館のお庭に入り、建物の角を過ぎて庭へ出る
順路は右手に進むが 真直ぐ先に大きな枝垂桜がある
茶室の裏手に当たるところだ

上野公園の桜リスト №45 エドヒガンシダレザクラ
 
エドヒガンシダレ〈江戸彼岸枝垂〉江戸彼岸の園芸品種
Prunus pendula Maxim. f. ascendens cv.
・・・という札がついていたが・・・

サクラハンドブック(大原隆明 文一総合出版)によると
江戸彼岸の学名はP. spachiana となっている

枝垂れると種名は別につけられるのかな?

シイやカシ クリやコナラ の森が自生地で
高木になる野生種 
全国の古木 「**の薄墨桜」っていうのが江戸彼岸が多い 
ソメイヨシノの片親といわれる

 ガク筒(とう)が5~7mmの壷型
プクっと玉のように膨れているのがポイント
遠目だけど写真の一部を拡大すると 花の裏側
花弁の付け根のところが たしかにプクっとかわいらしい

本館に近いところにももう一本あった
 エドヒガンシダレ
近くの白いオオシマザクラと比べると
小さくて薄ピンク色でかわいらしい