選考を前提で俳句は詠んでないのですけど、やっぱり褒められたいですよね。
冷や奴いつかは褒められたいと思う
師とした藤田湘子氏は「何のために俳句を詠んでいるかと聞かれたら、一人くらいは自分のために詠んでいると言う人がいて欲しい」という一人になるために俳句始めたのに、選考されなかったというだけで、気落ちするのはダメですね。
でもちょっと自信のある句だったのです。
三句送ったのですけど、そのうちの一句だけ公表します。
この一句は選者池田澄子さんの為というか、池田さんがこの句を詠むとしたらと、想像して詠んだものなので他には応募の予定ないので。
そこで一句。
お水をねぎゅうっとしてね桃になる 夕金魚
「ね」の切れ字です。夕金魚風だとおもってます。
この句はもともとは
桃はね水をギュッとしてねつくるのよ。
と作っていたのです。
「桃はね」がどうしても字足らずでリズムも悪くて困っていたのです。
そのとき、池田澄子さんの動画で、推敲の方法として逆にして詠んでみると言う方法を思い出したのです。
上5と下5を入れ替えてみる。または、物を入れ替えてみると言われていたのです。この物を入れ替えてみる方法で、「お水はね」と字足らずを解消したのです。
ちなみに「お水をね」は「真水をね」でもよいのですけど、池田さんだと「お水」と言いそうだなと思ってそうしたのです。
「真水」や「清水」ではちょっと違いませんか。
文春俳壇に投句したのは「お水をねぎゅうっとしてね桃作る」というものでした。
これも「ぎゅうっとしてね」と「してね」にしたら「桃作る」としてしまったのです。
たとえ「してね」でも「桃になる」の方が良いと思います。
ちなみに「ぎゅうっと」とひらがなにしたのは「ギューッと」より見た目柔らかいかなと思うのと、ちょっと読みにくいでしょ。
ギューッと感出したかったのですけど、分かりますかね。
お水をねぎゅうっとしてね桃になる
良い句だと思うけどなぁ。
残念です。