夕焼け金魚 

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付いてくる人

2017-08-22 | 日記
運転免許の更新が近くなったので、眼鏡屋さんで検眼をして貰いました。
左右の視力が極端に違っていてしかも乱視なのです。
右目だけでものを見る検査をしたときです。左目の時は見えた図形が全く見えないのです。
どうしたのかと不安になっていると「右目の情報は脳で遮断しているのです」と言うのです。
左右の視力が極端に違うときは視力の悪い方から入ってくる情報を遮断して視力の良い方だけでモノを見ているというのです。
両方から見た情報でモノを確認しようとするより、視力の良い方だけの情報で映像を作った方が脳の働きが容易だというのです。
脳の働きって凄いですね。

一度熱中症でお世話になった施設にお礼の意味も込めて、廊下などの掃除をしています。
施設の入居者が品の良いおばあちゃんばかりというのも掃除の一因ですが、そんなことをしていたら施設の管理人さんとも仲良くなれました。
施設の管理人さんは、主に夜勤で出入り口の戸締まりなどをしているのです。
ほとんどすることが無くて、テレビを見ているだけだそうでそれも良い仕事だなぅぁと考えたのですが、貰える手当が少なすぎます。
まぁ、給料に見合った仕事と言えばそうなのですが。本当にお小遣い程度です。
それでも家にいるよりはという人が勤めているのです。
その方と仲良くなりまして、お互い下手だけど囲碁をするという事で、一手、手合わせをさせていただいたところ本当に下手なのです。
口では下手だと言ってそのくせ凄く上手い人を何人も知ってますから、下手だという人をあんまり信用しないのですが、この方は本当に下手で私と同じくらいなのです。
「碁敵は嫁より大事夜の友」と言うくらい自分と同じくらいの技量の人はなかなかいません。
勝ったり負けたりだから面白いので、勝ちぱなしも負けぱなしも中続きはしません。
先日も夜遅くまで囲碁をしていたときです。
途中で「時間だから一回りしてきます」と言って施設の巡回に行ったのです。
何も無いことを確認する巡回で、主に防火の確認で、給湯室等のガスなどを見て回るのです。
何事もすることがなくテレビを見ていたら、管理人さんが戻ってこられました。
戻ってくるなり防犯カメラを確認しているのです。
録画された画像に巡回中の管理人さんが写っていましたが、管理人さんの後ろに誰か付いてくるのです。
「金魚さん、この人なんだと思いますか」と聞いてくるのです。
「入居の方では」
「いえ、入居者には居ないのです。最近、録画を確認した人が貴方の後ろを誰かが付いてくるよと言われて気づいたのです」と言うのです。
「気味が悪くて、巡回中は何度も振り返るのですが私には見えなくて、それでもこうして帰ってきて録画を見ると写っているのです」と言うのです。
「途中でどこかに行ってしまうと思うのですが、気味悪いですよ」と管理人さんは言うのです。
でも途中でどこかに行ってしまうと言う事は無いようです。
その時も管理人さんの後ろに立っていたのですから。
防犯カメラに写っているモノが見えないわけは無いのですから、管理人さんの脳が見たくないので消しているのかも。

見える見えないってもしかしたら、幼い頃に見てはいけないと脳に教え込まれたのでは。
見えなくても別に困らないのですから。

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