遼君が開催地の米ミネソタ州ミネアポリスに到着しましたね話題になったアシンメトリーヘアーも両サイドの耳を綺麗出してすっきり
「飛行機の中ではほとんど寝ていない」という遼君はやや疲れた様子ながら他の乗客との写真撮影に快く応じたようです
空港で報道陣の取材に応じた遼君
「４度目の海外なのでだいぶ慣れている。時差ぼけはあるが、体調はすごくいい。内容の濃いトーナメントにするために７２ホール回りたい」と意気込んでいました
今日の紙面より
石川遼が「守りのゴルフ」で今年最後の海外メジャーで初の予選突破を目指す。
６日、全米プロ選手権に向けて渡米した。
出発前の会見で今回はラフからはピンを狙わず確実にパーを取る方針を明かした。
攻め一辺倒の強気なゴルフを貫いてきたが４月のマスターズと
７月の全英オープンでの失敗を生かして軌道修正。
三度目の正直を実現させる。
全英オープンの予選で同組だったタイガー・ウッズとの決勝ラウンドでの再対決にも意欲を見せた。
石川の表情に「出場の喜び」はもうなかった。
今年３度目のメジャー大会。
過去２度の出発時よりも笑顔が少なかった。
「これまで予選落ちしているので今度はぜひ、予選を通過したい」落ち着いて言葉を選ぶように話す姿に決意の強さが感じられた。
マスターズも全英オープンも予選落ちした。
「マスターズでは練習不足を痛感した。全英オープンでは何が起こるか分からないゴルフの難しさを感じた」という
その苦い経験を、全米プロに最大限に生かすつもりだった。
持ち前の攻撃一辺倒のゴルフを大きく軌道修正する。
「ラフに入ったら、ペナルティーをもらったつもりで確実に横のフェアウエーに出してパーを狙う。それが基本」
リスクを最小限に抑える「守りのゴルフ」を徹底する。
全英オープンの２日目が教訓になった。
初日首位と４打差の好スタート。
２日目も前半は順調だったが１０番でラフに入れ強引にピンを狙ってバンカーにつかまりダブルボギー。
その後１３、１４番も強気にラフからピンを狙いミスを繰り返した。
結局１１番から５連続ボギーで予選落ち
同組のウェストウッドに「１７歳のゴルフ。そのうち勉強するだろう」と皮肉られた。
国内では攻め一辺倒でボギーをたたいてもバーディーで取り返してきた。
だがメジャーでは攻める一方でボギーを減らさなければ勝負にならない。
それを２度のメジャーで痛感した。
全米プロ選手権はメジャー史上最長距離７６７４ヤードのモンスターコース。
戦略的な「守りのゴルフ」は進化の証しでもあった。
全英オープンではあこがれのウッズと予選同組だったがテレビ局、スポンサーの強い意向も働いた。
今回は自らの力で同組を狙う。
「また回ってみたい。予選突破しても一緒に回れるとは限らないけど決勝でタイガーと回るのは夢です」と前を見据えた。
全英オープン後も休む間もなく国内ツアーに参戦し直前の大会サン・クロレラクラシックでは
初の完全優勝で今季２勝目を挙げた。
「これ以上ない流れでいける。どれだけできるか試したい。ものすごくワクワクしている」。新境地のゴルフで、日本人メジャー最年少予選突破を決める
遼君が「脱冷房」で暑さを克服する。全米プロ選手権開催地は米北部のミネソタ州とはいえ日中の気温は３０度を超える日も多い。
もともと暑さを苦にしないタイプだが「部屋と外の気温差をつくらない。
部屋を涼しくしない」と克服法を明かした。
また、用具契約を結ぶヨネックスも暑さ対策として
メッシュのパンツを５着準備するなど万全の態勢を敷いた。
賞金王争い名乗り・石川遼“群雄割拠メジャー”に挑む （全米プロゴルフ選手権コラム）史上最年少――高校生プロ・石川遼が、またも偉大な記録を塗り替える。
８月13日から16日まで米ミネソタ州のヘーゼルティン・ナショナルＧＣにて開催される
男子メジャー最終戦「第91回 全米プロゴルフ選手権」に特別招待枠で参加が決定。
ジーン・サラゼンの持つ最年少出場記録（19歳６ヵ月）を88年ぶりに更新することとなったのだ。
「予選落ちの経験で何を学んだか」に注目この招待状が届いたのは、４月の「マスターズ」予選落ちから間もない５月。
それ以降の石川の成長ぶりは目を見張るものがある。
「全英オープン」予選を兼ねた６月の「ミズノ・オープンよみうりクラシック」で
今季初優勝を挙げ勇躍「全英オープン」へ。
初日、２日目と憧れのタイガー・ウッズとのラウンドで初日はアンダーパーとウッズを
上回る好プレーを披露したが惜しくも予選落ち。
だが帰国後の「セガサミーカップ」で10位に食い込むと翌週の「サン・クロレラ・クラシック」では
初日から単独トップをキープする完全優勝で今季２勝目。
海外賞金を含めるとわずかに片山晋呉には及ばないが獲得賞金は6000万円を突破。
なんと史上最年少の賞金王の可能性も出てきたのだ。
石川の天才ぶりはその学習能力の高さにある。
勝って学び負けてさらに学ぶ。
今季初挑戦のメジャー2戦連続予選落ちは確実に石川の血となり肉となっている。
「全米プロ」で３度目の正直が予選通過と出るか優勝争いと出るか。
もはやこれは過大な期待ではない。
空手グリップには、2つの効能があります遼コラム
【ヨネックスの山本美雄取締役企画宣伝部長に聞く】
ヨネックスのゴルフ用品『石川プロ効果』で好調Q・・・契約されている男子プロゴルファー・石川遼選手の活躍でゴルフ用品の反応はいかがですか。
【山本取締役】ゴルフ用品店の販売データ等を見ていますと石川プロが優勝した次の週は売上がアップします。
特にウェアは2倍くらいの開きがあります。優勝効果は大きいですね。
Q・・・個人投資家の皆さんはしっかり応援するから
『石川さん、毎週、優勝して』という気持ちだろうと思います。
【山本取締役】そうでしょうね。もちろん当社は全社あげて応援しています。
今年6月のミズノオープンで優勝してこれで石川プロはツアー3勝目です。
07年の優勝ではアマチュアの時でプロになった08年に1勝、09年も既に1勝と毎年優勝しています。
Q・・・御社は石川プロといつから契約されましたか。
【山本取締役】プロに転向された2008年1月からです。
Q・・・契約の用品は？
【山本取締役】ゴルフクラブ、キャディバッグ、シューズ、ウェアなどゴルフ用品すべてです。
勝負色の「赤いパンツ」は好人気Q・・・ゴルウェアでは石川プロのキャラクターカラーの「赤」の売れ行きも良さそうですか。
【山本取締役】明るい色のウェアが石川プロの特徴ですがその中でも勝負色の
「赤いパンツ」は良く売れています。
都内のゴルフ練習場でも「赤色」のウェアが目につくようになりました。
Q・・・石川プロは女性にも大変人気があります。女性用のゴルフ用品はいかがですか。
【山本取締役】すごく好調です。2年前当時に比べて女性用は15～16％増えています。
あこがれのドライバーは460ｃｃの『ＮＡＮＯＶ』が伸びるQ・・・われわれ男性ゴルファーにとっては石川プロの魅力はやはりドライバーの飛距離です。
「ドライバー」はどのようなものを使用されていますか。
【山本取締役】『ＮＡＮＯＶ』（ナノブイ）ネクステージというドライバーです。
このドライバーはヘッドの容量の違いで2つのタイプがあります。
石川プロは430ｃｃを使用されています。
アマチュアの方は容量が大きい460ｃｃが向いています。
ヘッドが大きい分、安心感がありますし低重心でボールが上がりやすくなっています。
Q・・・ゴルフ用品の売上構成はどのくらいですか。
【山本取締役】主力のバトミントン、テニス用品などに比べるとまだ小さく全体の10％弱です。
ただ、今年はゴルフ用品業界が20％前後減少している中で当社のゴルフ用品部門は前年並みを
キープしていますので健闘していると思います。
やはり『石川プロ効果』は大きいと思います。
Q・・・今度は全英オープンに出場ですね。
【山本取締役】そうです。7月16日開幕です。
メジャー大会ですから世界の目が集まります。
若い石川プロが活躍されると日本の若い層のゴルフ熱も高まると思います。
期待しています。
また、当社は石川プロの世界メジャーへの挑戦を応援する
「石川遼メジャー応援フェア」を7月7日～8月18日まで開催しています。
奮ってご応募ください。（詳しくはホームページまで）