豊郷小学校竣工75周年記念コンサート♪ーパート3です。
豊郷小学校はRC造(Reinforced-Concreteの略で意味は補強されたコンクリートで、鉄筋コンクリート構造のこと)、地上2階建て(一部3階建て)、両翼120mに及ぶ立派な校舎です。豊郷小学校の模型に説明を加えました。75年も前に建てられたのに、設備が整っていました。運動場には100mの直線コースがあります。プールもテニスコートも体験農場もありました。小学校を卒業するとお裁縫などを教えてもらえる施設もあったそうです。トイレは水洗で暖房はスチーム暖房だったそうです。それらの施設で使われていた金具はすべて戦争の時に供出されたそうです。また校庭の砂が校舎に入ってこないように花壇を作ったり工夫がされていました。設計は米国人建築家ウイリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964年)です。余談ですがヴォーリズの設計した建物は高槻にある大阪医科大学にも残っています。
こちらが左右合わせて100mあるという長い廊下です。廊下の幅は2.7mもあります。
こちらが反対側の廊下です。友達に解説してもらいながら見学しました。
こちらが階段の手すりに装飾された真ちゅう製のウサギとカメです。これも戦争の時に供出されましたが、幸いにも施工を担当された竹中工務店に型が残っていたので再現されました。ウサギとカメの競争です。階段を上るにつれてお話が進みます。これは寄贈された古川鉄治郎さんのゆっくりでも良いので努力し続けてほしいという願いが込められています。
ウサギが眠っています。その間にカメがウサギを抜かしてゆきました。
こちらは階段の飾りです。改修前にはすべてなくなっていましたが、図面を基につくり直されました。 明日につづく
2012-10-21(日) 撮影
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