この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

いろいろ納得いかなかった『万引き家族』。

2019-07-23 21:12:59 | 旧作映画
 テレビの地上波で放送されていた『万引き家族』を見ました。
 テレビで見た、ということはつまり劇場では観なかったということになります。
 なぜ劇場では観なかったのか?
 理由はいくつかありますが、一番大きな理由は松岡茉優が出ていたからです。
 別に松岡茉優が嫌いだというのではありません。
 ただ(疑似)家族の中に松岡茉優のような上玉がいて、その上玉が風俗で働いていて、一家が万引きで生計を立てているという基本設定にリアリティを感じなかったのです。
 松岡茉優が風俗で働いていたら月100万は固いよねぇ。

 で、実際にはそこらへんのリアリティのなさは解消されているのだろう、そう思って見てみることにしました。
 そしたら松岡茉優演じる亜紀は確かに性風俗店で働いているのですが、樹木希林演じる初枝にそこでの稼ぎを家に納めなくてよいという取り決めをしている、と作中説明されていました。
 なるほどなるほど、そういう取り決めがあるのか、それなら納得、、、出来るわけねぇよ!!

 自分はその説明では納得出来なかったし、それは金にがめつい治や信代も同様ではないだろうかと思いました。
 家に金を納めず、万引きの手伝いもしない亜紀を治や信代が家族の一員として受け入れるっていうのは納得いかないなぁ。

 納得いかないところは他にも多々あって、性風俗店での描写はすべてそうですね。
 亜紀は性風俗店に勤めているのですが、だからといって作中濡れ場があるわけでも、ヌードになるわけでも、キスシーンがあるわけでもないのです。
 最終的に懇意になった客を膝枕するだけ、、、何なんだよ、そのぬるい描写は!!
 そんな性風俗店、あるのかよ!!(というほど性風俗店に詳しいわけではないですが)

 結局なぜそういったぬるい描写になったかというと、是枝裕和監督がレーティングを考えたからでしょう。
 もし作中亜紀がぼよよーんとおっぱいを出していたら、劇場公開時には小学生の鑑賞は不可になっていただろうし、今回のようにテレビ放映もされなかったでしょう。
 だから是枝監督の判断は商業的には正しいと思います。商業的には。
 でも、、、こんなぬるい描写で、最初からレーティングのことを頭に入れて映画を撮影して、是枝監督はそれで満足したのかな、とは思いますね。

 他にも納得いかないところはあるのですが、あと一つだけ。
 最終的に偽りの家族は解体され、信代がすべての罪を背負って刑に服します。
 でも、、、すべての罪を背負うと言っても、彼らの犯した罪で一番重いのは死体遺棄ですよね。
 ぶっちゃけ死体遺棄ぐらいで何年も刑を喰らうのかなぁ、初犯であれば執行猶予がついて放免されるんじゃないの?と思いました。
 そこらへんのことは詳しくないので、誰か教えてください。
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