この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

その線引きがわからない。

2019-10-09 22:43:06 | 戯言
 以前にもこのブログで書いたことですが、映画のネタバレに関する自分のスタンスは明快で、「(ネタバレを)まったく気にしない」です。
 なぜネタバレを気にしないのか?
 理由はいくつかあります。
 一つ目は、いちいち気にしていられないから、ですね。
 公開される映画は無数にあり、どの映画を観て、どの映画を観ないかを決めなければなりません。
 そのためには出来るだけ多くの情報が必要で、多くの情報を得る際にはそれがネタバレの情報なのかどうかなんて気にしていられません。
 二つ目は、それがネタバレの情報なのかどうかという線引きは非常に難しいというのがありますね。
 三つ目、真の傑作はネタバレをものともしないと自分は考えます。
 『マロ―ボーン家の掟』という映画を観るかどうか、ずいぶん迷いました。
 最終的に自分は『マロ―ボーン家の掟』のネタバレサイトを見て、この作品は劇場まで観に行くべきだ、そう判断して観に行くことにしきました。
 つまり『マロ―ボーン家の掟』を観る前に自分はその展開と結末をおおよそ知っていたということになります。
 展開と結末を知っていたらその映画は感動出来ないのか?
 そんなことはないです。
 自分は『マロ―ボーン家の掟』を観て、その悲しくも優しい結末にめちゃめちゃ感動しました。
 ネタバレサイトを覗いたことなんてその時は綺麗さっぱり忘れていました。

 今述べたことはあくまで自分はそう考える、というだけの話です。
 この考えを他人に強制するつもりはありません。
 ネタバレを気にする人がいたとしても全然構わない、そう考えていました。
 つい先日までは。

 パスカル・ロジェ監督の『ゴーストランドの惨劇』がKBCシネマで公開されます。
 12月17日の一日だけ。
 一日限定、しかも平日ってその上映に果たして意味はあるの?と思ったのですが、一応知らせといた方がいいだろうと思って、映画好きの知り合いにLINEでそのことを知らせたんですよ。
 
 朗報と言えるかどうかはわかりませんが、ゴーストランドの惨劇のKBCシネマでの公開が決定したようです。
 暴力描写がハンパないですが、傑作ではあるので耐性がある方は観に行ってください。
(原文のまま)

 その書き込みに対する返信はすぐにつきましたが、それは自分にとって意外なものでした。
 要約すると、作品の内容を想起させるようなネタバレの書き込みはLINEではしないでください、といったものでした。
 自分は「え?」と思いました。
 そして自分の書き込みを読み直しました。
 何度読み直しても自分の書き込みのどこがネタバレなのか、さっぱりわかりません。
 今もわかりません。
 わかりませんが、強いて挙げれば「暴力描写がハンパない」というところでしょうか。
 でも暴力描写がハンパないってことは予告編を見ればわかることです。
 予告編を見てわかることであってもそれが本編の内容を想起させるのであればネタバレになる?

 もし「『ゴーストランドの惨劇』は暴力描写がハンパない」という表現がネタバレになるのであれば、「『ラ・ラ・ランド』のダンスシーンはとても素敵」も「『ダンケルク』の戦闘シーンは凄くリアル」もネタバレになるのではないでしょうか。
 それではどんな映画も人に薦めることは出来なくなってしまいますよね。

 件のネタバレ嫌いな方が本記事を読むとは思っていません。
 なので世の中のすべてのネタバレ嫌いな人にお願いしたいことがあります。
 もう一度だけ、何がネタバレで、何がネタバレでないのか、よく考えてみて下さい。
 そして一度だけでいいので、ネタバレサイトを読んだ後にその映画を見て下さい。
 展開や結末を知っていたら映画の面白さや感動は半減してしまうものなのか?

 自分は傑作の定義を「再鑑賞可能な作品」だとしています。
 傑作映画は何度見たって面白いんですよ。
 面白いし、感動出来るし、驚くことが出来る。
 そのことをネタバレ嫌いの人にも知って欲しいです。
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