この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

小栗旬の熱演に刮目せよ!『ゴジラvsコング』。

2021-07-03 21:53:52 | 新作映画
 アダム・ウィンガード監督、小栗旬主演、『ゴジラvsコング』、7/3、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2021年30本目。

 小栗旬主演と書きましたが、個人的に一番印象に残っているアクターが彼だったというだけであって、世間一般の認識は違うかもしれません。悪しからず。

 本作に期待するものは何もなかったのですが、こういったハリウッド超大作が公開されるようになるのは作品の好悪や出来不出来と関係なく単純に嬉しいことですね。
 
 冷静に考えればそんなに複雑なお話ではないはずなのですが、観ている間は何が起きてどう話が進んでいるのか、よくわからなかったです。
 たぶん見せ方の問題ではないかと思うのですが、もしかしたら自分の理解力に問題があるのかもしれません。

 ここからネタバレ。

 『ゴジラvsコング』というタイトルですから、当然ゴジラとコングが戦うわけですが、最後に二者の間の戦いに決着がつくということはなく、最終的にはメカゴジラという共通の敵に対してゴジラとコングがタッグを組むんです。
 なるほどな、と思わないでもないです。
 ゴジラにしろ、コングにしろ、熱烈なファンがいるでしょうから、どちらか一方が勝利したとしたら、負けた方のファンから何を言われるかわかったものではないですよね。
 ただ、その余波を思いっきり正面から喰らったのがメカゴジラです。
 元々人類がゴジラに対抗するべく生み出したのがメカゴジラですから、元々は人類の味方なのです。
 それが暴走してしまったのは電気系統のトラブルがあったためで、、、電気系統のトラブル?
 人類を滅ぼしかねないゴジラと対抗できる戦闘マシンが電気系統のトラブルで暴走?
 そんなことってあり得るの?
 いや、もしかしたら暴走した理由は他にあったのかもしれないのですが(キングギドラの骨がどうこうという描写はありました)、そこら辺のことはさらっと流されたので電気系統のトラブルで暴走したようにしか見えませんでした。

 メカゴジラの暴走をどのようにして止めるかというと、ハッキング少年が「これでどうだ!」とばかりにそばにいたオッサンから酒を奪い取ってオペレーションシステムにぶちまけるんですよ。
 そしたらメカゴジラの動きが極端に悪くなって、、、確かにパソコンにコーヒーをぶちまけると動かなくなっちゃうもんな!
 それと同じってことなんだな、納得!!

 って納得できるかぁあああ!って観ながらツッコミを入れたくなったのは言うまでもありません。

 そうそう、忘れちゃいけないのが小栗旬の熱演ですよ。
 ハリウッド大作に初出演!みたいに煽られていたので、どんな役かと思いきや、メカゴジラの操縦者だったのですが、もう、あの操縦シーンはめちゃめちゃ笑わせてもらいました。
 この先一年ぐらいは小栗旬の顔を見ただけで笑いが禁じ得ないと思います。

 何だか悪口ばかり書いてしまいましたが、ゴジラとコングの怪獣プロレスシーンはよく出来ているので、そういったシーンが好きな人は観に行って損はないかと思います。
 
 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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