この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

個人的にそこまでハマらなかった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。

2014-09-14 23:50:25 | 新作映画
 ジェームズ・ガン監督、クリス・プラット主演、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、9/14、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2014年34本目。


 最初にこの映画のことを知った時、正直あまり観る気がなかったんですよね。
 アメコミ原作であってもつまんない映画っていくらでもあるじゃないですか。『グリーン・ホーネット』(その年のワースト1!)とか、『グリーン・ランタン』(実は未見。面白いの?)とか、『パニッシャー』(これも未見)とか、『デアデビル』(これまた未見)とか、『キャットウーマン』(やっぱり未見)とか、アメコミ原作の駄作映画の系譜に連なる作品なんだろうと思ってました。

 その評価がもしかしたら違うのかもしれないと思い始めてのは、公開が近づくにつれて、自分が信を置いている映画評論家が挙ってこの作品をべた褒めしていたからです。
 もう本当にべた褒めの嵐で、普段辛口の評価が多い評論家までが絶賛しているのを目の当たりにすると、これはかなりの傑作に違いないと思うようになりました。鑑賞前の期待値は相当高かったです。

 で、実際鑑賞しての感想ですが、、、う~~ん、正直そこまでハマらなかったかなぁ。
 決して悪いとは思わなかったんですよ。点数的には70点ぐらいかな。
 ただ、観る前にハードルを上げ過ぎて、80点か、90点ぐらいの作品に違いないと期待してしまったので、あれ、こんなもの?と思ってしまったんですよね。

 なぜ自分がこの映画にハマらなかったのかは何となくわかります。
 この映画では1970年代のアメリカのポップスが重要な役割を果たすんですよ。
 ここぞ!というときに耳に心地よい、甘いメロディーが流れてくるのです。
 そういった音楽に(一時的にでも)ハマった人は当然この映画にもハマるでしょうね。それどころか感涙するかもしれない。
 でも自分は昔の音楽に疎いので、キャッチーなメロディーだな、ぐらいにしか思わないんですよね。

 あと、この映画は『スター・ウォーズ』の旧三部作にハマった人は間違いなくハマるでしょうね。
 あの三部作を意識しているなと感じられる部分が多々あるので(例えば主人公のフェイスマスクを造形したのが『スター・ウォーズ』でダース・ベイダーのマスクを設計した人と同じ、とか、そういった細かいところにこだわっている)。
 しかし自分は映画ファンにあるまじきことに『スター・ウォーズ』旧三部作がそこまで面白いとは思ってないんですよねぇ、、、困ったことに(いや、困らないけど)。
 『スター・ウォーズ』の旧三部作がエポック・メイキングな作品だった、ということは理解できるのですが。

 そんなわけで、本作に対する自分の評価はそこまで高くないですが、1970年代のアメリカのポップスが好きって人なら★一つ、さらに『スター・ウォーズ』ファンであればさらに★一つ加えられると思います。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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