針江生水の郷・愛が流れる町

滋賀県高島市にある針江という町を訪ねてきました。
琵琶湖へ続く地下水源の湧水を生活利用しているところです。






左の丸いところに1番目のお水が入ります
そして少し下に2番目のお水
それが3番目のお水へ流れてまた外溝の川へと排水されます。

飲料水・お風呂・洗い物・・とすべてに利用できます。
通年で１４～５℃あるので夏は冷たくて冬は暖かいそうです。
夏だと野菜や果物を冷やすのに最適☆

各家庭にこのようなカバタがあって家庭によってカバタの趣も違っています。





これはまた別のお家のカバタです。
３番目のお水に鯉がいます。
残飯がでてもこの鯉たちが食べてくれるので水が汚れません。


各家庭のカバタは外溝でつながっています。
だから川上の家庭は川下の家庭の水を決して汚さないようにしなければなりません。
万が一のことがあったら外溝をたどってどこの家の水が原因か分かってしまいます。
カバタで使う洗剤は町の廃油からつくられた石鹸だけが許されています。

これってとても大変な責任だと思います。
でもこうして相手を思いやる関係ができているのです。