特上カルビの記のみ気のまま

韓国語教育を韓国の大学院で専攻した30代日本人男性が、韓国ソウルでの試行錯誤の日々を綴りました.

無類のクルーズ好き杉浦日向子さんを想う

2005-07-25 22:53:39 | クルーズ
 このブログにも以前から何度と無く書いているので、ご存知の方も多いと思いますが特上カルビは大の船旅(クルーズ)好きです。日本で会社勤めしていた時は夏になれば決まって海の上にいました。週末もスケジュールさえ合えば、有給休暇を使って二泊三日のショートクルーズなどを楽しんだりしていました。今考えると、クルーズを楽しむために働いていたような気もします

  


 写真上は商船三井客船所属の“にっぽん丸”(総トン数21,903トン.全長166.6m.全幅24m.喫水6.6m.乗客定員184室532名(最大).巡航速力18ノット(約33.3km/h))東京・晴海ふ頭にて特上カルビが2004年5月に撮影。8階建ての船内にはバー、ラウンジ、プール、図書室、美容室そして日本船らしく茶室や大浴場(サウナ)も備えている。

 私の一番最初の船旅の思い出はここに書きました。ただ船に乗っているだけでは飽き足らず、今から約十年ほど前にボート免許を取得、21フィートの中古のモーターボートを手に入れて東京湾辺りで遊んでいました。職場の友人達と一緒に桜が満開の隅田川にボートで繰り出し、川面からお花見をしたのは今となっては良い思い出です。そして今年の五月、ここソウルで韓国のボート免許も日本人として初めて取得しました(興味のある方は4月29日,30日,5月2日,8日のブログをそれぞれご覧下さい)。

 今日(7/25)このニュースを読んで、驚きました。私よりひと回り上の四十六歳という若さもさることながら、今までに何度か船の上でお目にかかったことがあったからです。
 杉浦日向子(すぎうらひなこ)さんは無類のクルーズ好きで知られていました。NHKのバラエティー番組「コメディーお江戸でござる」に江戸風俗研究家として毎週出演されていた頃から、忙しい合間をぬってクルーズに参加されていたようでした。いつもお一人だったけれど、マイペースでクルーズを満喫されていたようにお見受けしました。

 何年前かは忘れてしまいましたが、日本一周のクルーズの時だったと思います。船内を散策されていた杉浦さんに「船内で講演などなされないのですか?」と一度だけ伺った時があります。すると杉浦さんは「今回はプライベートで乗っているので、そういうのはお断りしてるんです」と少しはにかみながらお答えになられたのを覚えています。食事の際に同席された方のお話しでは、色々な質問にも嫌な顔一つせず、親切丁寧に答えて下さる、テレビそのままの大変気さくな方であると伺いました。

 何度か同じクルーズに乗り合わせただけなのに、もう船の上でお目にかかれないと思うと大切なクルーズ仲間を失ってしまったようで、悲しくて仕方がありません

  


“にっぽん丸”の一番安い客室ステートルームB 写真(左)入口側から部屋の奥を望む。手前右の白いドアは洗面所兼シャワー室 写真(右)部屋の奥から入口側を望む。DVDプレーヤーを備えたテレビ、冷蔵庫、タンスそしてクローゼットなど狭い空間を有効活用し、快適な船旅が楽しめるように細部にまで工夫が凝らされている。

  


写真(左)(右)とも“にっぽん丸”の2階に位置するメインダイニングルーム「瑞穂(ずいほ)」。


  


写真(左)(右)とも“にっぽん丸”の6階に位置するラウンジ「海」。白いグランドピアノが置かれた社交の空間。


ここに掲載した“にっぽん丸”船内の写真は2004年に乗船した際に特上カルビ本人が直接撮影したものです。


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2 コメント

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杉浦日向子さん・・・ (こぐま)
2005-07-26 12:51:08
続けて投稿しちゃって、すみません



杉浦さんのニュース、わたしも今日知りました。

ショックでしたね~。お若いということと、江戸文化を楽しく面白く伝える名手でしたから・・・

尊敬もしていたし、あの独特の物腰、素敵だなあと思っていました。



クルーズがお好きだったんですね・・・

わたしは北海道に行くときに、貨物船(?)にしか乗ったことがないですが・・・

船の旅はいいですよね。

私の韓国人の友だちが、釜山⇔福岡の、あれは何船っていうのかな?その船でサービスマンをしています。カルビさん、お会いしたらどうぞよろしく・・・
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本当に残念・・・ (特上カルビ)
2005-07-27 20:22:37
こぐまさん、お気になさらず。コメント大歓迎です。



杉浦さんは船の上では洋装が多かったのですが、夕食などフォーマルな席では和服を粋に着こなしていらっしゃいました。私は船でお目にかかってから、杉浦さんが漫画家だったということを初めて知りました



日本ではクルーズは退屈だとか、贅沢というイメージがまだまだ先行しているようです。年配の方のみならず、若い世代の人たちにもクルーズの楽しみを是非味わってもらいたいと思います。



こぐまさんのご友人といつか、船の上でお目にかかれるのを楽しみにしています
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