八光流柔術 八方会

八光流柔術は体を巡る経絡について学び、自らの体でもってその仕組みを体感できる日本古来の柔術です。

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腕押え捕り

2018-07-03 21:49:52 | 日記
初段の技に腕押え捕りという技がある。
腕をつかまれた状態から技をかけるのだが
自分は教える際に、押さえ込みをしっかりと教えている。
最初の初動も難しいので細かい動きを教えていますが
いかに逃げられずに押さえるか稽古しておくと
色々な場面で活用できる。
やはり柔術の活用としては、逮捕術であり、
相手の取り押さえだと思うのです。
相手を取り押さえる時のコツは
小指から力を伝えていき、腕全体に体重を預け、相手の肩を
床に縫うように力を操作する。
かなりパワーがある人間でも、最小限の力で押さえこめる。
また最後に腕を極める際は膝行を使い、体重全体を乗せる。
古い先生に教わったコツで、未だに様々な場面で活用している。
特に初段は小手先でごまかせない。
本当の意味で長い修練が必要となるため、
能々、稽古することをお勧めする。
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膝固

2018-05-23 22:37:21 | 日記
初段の技の中に膝固という技がある。
通常の教伝では、片手を引寄せて手の背と反対側の手の背を重ね、痛めつけた後に当身を入れる。技に派手さはなく、単純な技だが、この技は実は結構難しい。まず握られている手を引くことだが、相手が引っ張っている中で手を引く動作は相当に難しい。ましてや八光流では腕力に頼らず力ゼロの状態にて引かなければならず、ほとんどの人がこの段階で挫折する。その後、手を引き離して片手で相手を押える際も、力を抜いた状態で腕の重みで押さえなければならず、これもかなり難しい技術となる。最後に当身だが、ここにもコツがある。当身は小指を握りしめると相対的に親指の伸筋が伸びる。そのほうが単純に貫通力が上がり、この当身は稽古して自然に出来るようにしておかないといけない。基本はスッと相手の身体に当て、小指を握りしめていく。皇法指圧と原理は同じ。指圧の際も小指を軽く握るほうが親指の貫通力は上がる。このように八光流の型には無駄なものが一切含まれていない。この八光流の型の順番で稽古をしていけば誰でも上手くなる。ただやみくもに力技を練習したり、合気の技ばかり練習しても上手くならない。大事なのは習得するプロセス(順番)であり、最初に習う技ほど難しく、技の本質が隠されている。初段をないがしろにして上手くなった人はいない。また大事な事は一度でも良いから熟練に達した師範に技をかけてもらうことをお勧めする。口伝と技の体験。この二つをもって古の技を現代に伝えている。武道とは古から続く伝統の継承だと思う。
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合気投げと引き投げ

2018-05-19 23:29:17 | 日記
本日は合気投げと引き投げについて教伝。合気投げと引き投げは自分が一番好きな技なので随分と長く研究した。両方の技に言える事は、相手のパワーと体格が良い場合は基本に戻らないと投げれない事である。両方の技は忘れがちであるが最初に引きが入る。その後、反対側の腕を伸ばす事で相手に力を伝えていく。また合気投げにおいて、よく教えるのが球体をイメージする事。相手の力を使って相手を投げるこの技は日本古来の武道の真髄とも言え、上手くなれば相手の力の流れを手から読み取り、相手の力に合わせる事が出来る。
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初段の重要性

2018-05-19 10:10:02 | 日記
八光流術術の良い点として、型稽古を習う順番がある。
型稽古を順番通り稽古していけば、技が洗練されていく。
とりわけ初段の技は世の中で『合気』と呼ばれる技が多く入っており、
他流と異なるのは健康に良い技と経絡について教えることにある。
最初の入門者への技の教伝は必ず八光捕りから教えることにしている。
この技の教伝の際に、まずは姿勢と力を完全に捨て去ることを教える。
人は反射的に強く握られると力を入れてしまうが、
腕の力を抜きながら指の操作を行うという身体の反射を操作する訓練でもある。
(詳しくは口伝とする)
八光流柔術は身体操作を極めることにあり、技を極めたらどのタイミングでも技を発動できるのが最大の魅力だが、基本稽古が一番大事。

前回は八光捕り、手鏡、八光攻め、立当て、立ち手鏡をまずは教えた。
次回は、合気投げ、引投げ、膝固め、腕押えを教伝する。
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護身体操

2018-05-11 21:19:09 | 日記
最近、護身体操を再び見直そうと皇法指圧のテキストを開いた。
この護身体操、あまり知られていないが、効果は非常に高く、行えば身体が健康になっていくという優れもの。初代の技が多く残っている八光流といえども、あまり知られておらず、古参の先生に初代宗家が教えていた護身体操について調査したことがある。お世話になった古参の先生の一人から、『君は皆伝師範でもう全ての技を習っているのだから、これからは自分で作っていきなさい』とアドバイスを受け、古参の先生からの口伝、皇法指圧のテキスト、空手、中国拳法、ヨガなどを調査して自分なりに整理してまとめた。一番参考にしたのはヨガの身体操作。世の中、ヨガがこれほどブームになっているが世界的なブームになるにはやはり理由がある。ヨガの先生からきめ細やかなヨガの身体操作を教えてもらっていたので自分の教える護身体操にも多くの動きを取り入れた。特に取り入れたのは足の配置。足の陽の経絡を活性化させるためには全体に流れができるまで身体全体を伸ばすことを重視した。また陰の経絡を活性化させるためには股関節を広げたほうが良いと感じたため、広めの足のスタンスとした。手の動きは肩甲骨を広げることを重視した。そのほうが陽の経絡は力が流れやすい。また集約拳(威力が貫通する拳の握り)は強く握らず、空気の球を掌の中心に置くイメージでそっと握るようにする。このほうが腕の屈筋側の筋肉がこわばらず、より陰の経絡に流したい力の流れができると感じる。大事なのは経絡を意識することであり、最も経絡が活性化されるように毎日身体の声を聴きながら動きを整理した。
中国拳法(主に氣功)も調査し、正息と正調という概念も取り入れた。呼吸は督脈経と任脈経をまわすイメージとし、背中で吸って腹で吐く逆複式呼吸を三呼吸する。元々は3秒で2回行うとテキストに書かれていたが、三呼吸のほうが意識を集中しやすい。これまでは強く吐くことをポイントとして教えていたが、今後は強く吐くことよりも、呼吸そのもののに意識を向ける。ストレスの多い現代社会において正息はより意識的に行ったほうが身体に良いと感じたためである。
これからは健康も重視して技を教えていこうと思います。
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