五感プロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

蛇を怖がるのは本能!

2010-12-09 00:00:40 | 感覚、五感
「ヘビ怖がるのは本能」京大発表、3歳児も反応
2010年11月27日 提供:読売新聞
「人がヘビを怖がるのは本能」とする研究結果を京都大学の正高信男教授らが発表した。
ヘビによる恐怖体験がない3歳児でも、大人と同じようにヘビに敏感に反応し攻撃姿勢を見分けられることを示した。
研究チームは3歳児20人を対象に、「8枚の花と1枚のヘビ」の写真からヘビを選ぶ場合と、「8枚のヘビと1枚の花」の写真から花を選ぶ場合で、反応する速さを比較した。ヘビを選ぶ時間は花を選ぶののほぼ半分の2・5-3秒だった。ヘビの中でも、とぐろを巻いて攻撃姿勢を取る写真への反応時間が短かった。
4歳児34人、大人20人の実験でも同じ傾向が示され年齢による変化はなかった。ムカデやゴムホースの写真を使った場合、花との違いがなく、細長いものや気持ち悪いものに反応しているわけではないという。
世界中でヘビを恐れない文化はなく、本能なのか学習なのかの論争が19世紀から続いてきた。正高教授は「経験で恐怖感が身につくのなら年齢によって反応が変わるはず。今回の結果はヘビへの恐怖が本能であることを示す」と話している。

私たち人類は700万年前に猿から枝分かれし、400万年前頃には13種ほどの人類の子孫が存在していた。そして、私たち人類の直接の先祖が1種類のみ生き残った。それが「ホモ・サピエンス」ラテン語で(賢い人を意味)する。
これら人類の子孫、猿の時代から蛇は怖い対象である。現に、チンパンジーなどに蛇のおもちゃを見せるだけで怯えるのです。
これらこそ、本能である。これら先祖代々の恐怖遺伝子を受け継いでいるので、子どもに蛇を見せると怖がるのです。
幼い子どもが蛇と認識して、怖いと感じるのは、我々大人であれば、経験や体験から、毒蛇などに噛まれると死ぬなど恐怖感を感じるのだが、幼い子どもがこれらの学習や体験が無くても「蛇が怖い」と感じるのは、やはり、本能的な恐怖感から感じるのです。
また、蛇を連想するような物、細長く、丸い物、ゴムホースなども蛇を連想させます。
特に日本人は、恐怖や不安に弱い民族である。それは、「不安遺伝子」セロトニントランスポーターを作る遺伝子にはL型とLL型SS型があり、これら遺伝子は人種によって違いがあります。特に日本人はSS型の不安遺伝子を何と97%も持っています。ですから、ストレスや不安に弱い傾向があるのです。
ですから、10年連続3万人以上が自殺す国は世界中を捜しても日本だけです。
私も蛇は嫌いで、ハブやコブラなどを見るだけで気持ちが悪く恐怖を感じる。やはり、私も猿の子孫なのだと実感してしまうのであ。
現に霊長類と人間の遺伝子は3%程度の違いであるという研究報告があります。この3%の違いが、姿も行動も、脳の発達にも違いがあり、全く別物の生き物です。
ところが、本能的な恐怖感は蛇に限らず、オオトカゲなども恐怖と感じます。これら恐怖感は人の脳では「扁桃葉」という脳部位で感じ、脳内物質「ノルアドレナリン物質」が分泌されます。これらが分泌されると自律神経、交感神経に影響を与え、心拍数の上昇、血圧の上昇など、極端な場合は震えが起きるのです。
他にも、先祖代々私たちの遺伝子として、受け継いだ本能があります。それは男女の五感の差異、女性は嗅覚、味覚など五感が敏感です。逆に男性は視覚と触覚が優れています。
これらの差異こそ、ホモサピエンスの時代に、男性は広い草原で獲物を求め、探し歩いた。そのため、遠くを見渡す「視覚」に優れ、自分の居場所が理解できないと、塒に戻れないので「空間認知」に優れています。また、獲物を狩るためには、鏃などのキレ味を確認しなければならず、手先が器用で「触覚」に優れているのです。
女性は、塒で子どもを産み育てる役割があり、隣同士に仲良くしないと子どもが育たないので、コミュニケーション能力、言語能力に優れている。
また、男性が持ち帰ってきた獲物が腐っていないか、食べられるか臭いで確認しなければならず、嗅覚が発達、優れているのです。女性は調理をしなければならないので味覚も発達し、優れているのです。
これらも先祖代々受け継いだ本能なのです。
人間は巨大化した脳の発達により、生物界でも突起した独特の文化を生み出し、子孫の繁栄をしてきた人類、但し、恐怖感や本能は、幾ら巨大化し、頭脳に優れていても、遺伝子的に猿の時代から変わっていないということである。
現に、我々人間には猿の時代の痕跡が残っている。お尻の尾てい骨の当たりに猿の尻尾の名残といわれる。窪みがあるのです。
また、本能的な恐怖感は猿の時代から変わらないということの証しが「蛇を怖がる」ということなのです。我々人間も生き物一種だという証拠であるのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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