ドラマ（2005年4月～6月）：レビュー

今クールは粒ぞろいだった気がします。
毎日何かしら見ているものがあったのに、結局途中で脱落したものはひとつもないです。

月 エンジン
火 離婚弁護士２〜ハンサムウーマン〜 、曲がり角の彼女
水 anego
木 汚れた舌
金 タイガー＆ドラゴン
土 瑠璃の島
日 義経


一番面白かったのは、事前の期待通り「タイガー＆ドラゴン」。
笑い所と泣き所があざとくなく散りばめられているし、登場人物のキャラも立っていてしかも最初から最後まで一環しているなどとにかく脚本が良かった。
そしてその脚本の良さを俳優陣の演技がさらに引き立てていて、ドラマの醍醐味を味わえました。
毎回、クドカンドラマのいわゆる常連俳優がゲスト出演していたのもファンサービスが行き届いている感じ。
初めてドラマのDVDを買おうかなーと思ってしまったよ。（一応全話録画してあるんだけど。）

次は「瑠璃の島」。
なにより成海璃子ちゃんがかわいかった♪
最初から三話位までのパワーが途中ちょっと枯れてしまった感があるのが残念だけど、複数の脚本家でまわしていたみたいだから、クオリティーにばらつきが出ちゃったのだと思ってます。個人的には一話完結型ならまだしも、ストーリーが連続しているドラマを複数の脚本家でまわすのはやめて欲しいけど、。
でも璃子ちゃんと沖縄の海を満喫できただけでも高評価なドラマだったのではないかなぁ。

次は「離婚弁護士」。
間宮先生かっこよすぎ。
特に最終回、「忘れないで」の台詞に涙が出そうだったよ。

残念なのは脇役キャラの設定。
戸田恵子はいらなかったなぁ。
あと松重豊も中途半端だった気がする。
それから余計なことだけど、瀬戸朝香と玉山鉄二の髪型が気になって仕方なかった。
まあ不満を言えばキリがないけど、主要人物達の恋愛話しを絡めたことでパート１より「離婚」弁護士色が濃くなって、まんねりにならず楽しめたのではないかなーと思います。
スペシャルでも連続でもいいので続編を希望！

何かと比較されることの多かった「anego」と「曲がり角の彼女」は、私的には引き分けというか痛み分け。
anegoは原作があった分不利だったかも。
ストーリーも結末もトーンも随分違ったものになってしまっていたから、肩透かしを食った気分になったなぁ。
後は主人公の心の動きの説明というか伏線が足りなかった気がします。お見合いに破れたら突然年下君にプロポーズしたり、かと思うと突然運命を感じて不倫しちゃったり。
その点曲がり角の彼女の方は、少なくとも主人公の心理描写はちゃんとできていた印象です。
まああまり頭を使わず軽く流して観る分には十分だったかな。

「エンジン」は途中がダレたなぁ。放送回数のわりにエピソードが少ないというか、テーマが薄いというか、せっかく子役をあれだけの人数揃えたんだから、彼らがホームに来ることになった背景をもう少し描いてもよかった気がします。
まあキムタクドラマにしてはこんなものかなぁ。

「汚れた舌」は期待していたんだけど、初回のイマイチ感がずっと続きましたね。
つっこみどころ満載でオカルト・コメディーみたいだった。
登場人物達がシリアスな顔すればするほど笑ってしまった、、、。

さて、例年夏のクールはイマイチな作品が多いのですが、今年はどうなることやら。