80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

今は、はかない夢のまた夢。

2015年10月30日 17時57分09秒 | 考える
念ずれば通ず
「目的があれば、それを達成しようと誰もが想う。
 経営でもっとも大切なのは正しい目的の確認だ。
 目的がないと使命感につながらないし、やる気を引き出すことはできない。
 逆に目的のはっきりししない組織は100パーセント失敗する。」
    「船井論語」(成功篇) 船井幸雄述 中島孝志著



4年前の (多分・・・?) メモが見つかった。

明日から65歳。
といっても、別に何が変わるといったわけでもなさそうで、
この「なさそうで」が、何か困るような、困らないような・・・。 

はっきり言って (・・・いいのかな?) 65になろうと、85になろうと、
あるいは105になろうと、今さら、私は、私以外の何者でもありようがない。

が、毎年、毎年、歳を重ねるごとに、何やら自分が変わっていくような
妙な期待感
がある。
しかし、結局は何もしないから、何一つ変わっていかない。


大昔、父のように 「学校の先生」 になりたいと願った。
「しいのみ学園」 の映画を観て、本を読み、障害者とともに
生きていきたいと思った。
そのつもりで勉強した。

でも、結果、根が怠け者の私は、途中で横道に逸れ、
いつか、いつか、あすなろう・・・という感じで過ごしてしまった。

仲間が、友だちが、それぞれの位置で、どんどんと成長していくのを、
横目で眺めつつ、俺もいつかはと・・・。
 


やがて、「この度、私は、無事、退職いたすこととなりました。 今後は・・・」
という挨拶状を懐に仲間の前に立った。

頭の中がまっ白くなって、胸に入れて用意しておいた挨拶状を取り出すことも忘れ、
結局、「長い間、大変ありがとうございました。」の一言で、終わってしまった。

・・・私は、未だに、今年こそ、今度こそはと、40年以上も、当時の遅れた気分から
抜け出せていない。

まぁ、私は私、それ以上でもそれ以下でもない。

いつか、100歳になった私が、挨拶状を出す。
「おかげをもちまして、 ○○年間勤めました・・・を退職し、これからは・・・」

(メモは、ここまでだ。)


あれから丸4年。

このメモを見つけたからというわけではないが、
時折、すでにかなわぬ大昔の夢に、思いをめぐらすことがある。 

いやはや、何とも、どこまでも未練がましい爺さんである。

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