生涯大学 生活科 三四会

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柏南校友会「台湾で最も敬愛される日本人 八田與一」(6月25日)

2014年07月04日 16時48分09秒 | 日記

柏南校友会は、「台湾で最も敬愛される日本人 八田與一」(日本政策研究センター主任研究員岡田幹彦先生)であった。当日は、雨が強く降ったりやんだりの天気。34会5名参加。雨にもかかわらず、講堂はいっぱいであった。世界で親日的な国が台湾。東日本大震災の時250億円もの義捐金。台湾には、「日本精神」という言葉があり、正直、誠実、勇気、勤勉、清潔、責任感、自己犠牲などよいものという意味。八田は土木技師、水利建設事業の第一人者、台湾西南部の平原、洪水と旱魃、塩害が支配する不毛の大地に大規模な灌漑用貯水池(ダム)を造る。関東大震災があり日本政府の補助が半減、従業員の半数を解雇せざるをえない時、有能な人から辞めさせざるをえない試練。10年を費やしすべての工事が完成。「烏山頭ダム」と名付けられた。「八田氏夫妻が人々によって尊敬され大事にされるのは、義を重んじ誠をもって率先垂範、実践躬行する日本精神が脈々と存在しているからです。」など。台湾が親日的な理由の一端がわかった講演であった。

また、トルコが親日的なのは、明治時代に和歌山沖で座礁した「エルトゥールル号」の乗組員69名救出し、トルコまで丁重に送った事が、ドイツの小学生の教科書に掲載されてる話や、東北大震災の時に暴動・略奪が起きなかったの事に、外国の人が驚いている話などがあった。

終わってから、柏「はなの舞」に寄り懇親会。なぜ日本人は、誠実なのか、島国のため家族的だからなど、今日の講義の話で盛り上がる。

つい最近のテレビ「ありえへん」で、太平洋戦争時、駆逐艦「雷」艦長工藤俊作の話をやっていた。スラバヤ沖海戦でイギリス海軍の駆逐艦が沈没、乗組員422名を救出し、オランダの病院船に引き渡した話。戦争中にありえない話である。半世紀もこの話は、公にならなかった。救出されたイギリス人が、最近本にした。「武士道」の精神である。感動的な話で、日本人に生まれて良かったとつくづく思った。

均ちゃん