旋律はいつもドリン系

高校時代のマンドリンクラブの話です。
若干、ほんとのことをベースのフィクションです。

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(08)スポンサーに、どう答えれば喜ぶか?なのじゃ。

2010年08月31日 23時22分25秒 | 4章-スターウォーズと夏の日の恋(仮)
目 次
〈1 章-はじまりは、こんなもん〉の最初から
〈2 章-D線の切れる音〉の最初から
〈3 章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争〉の最初から
〈4章-スターウォーズと夏の日の恋〉の最初から


そう、ワシは制服だったのじゃ。

財布の中身ばかり考えていて、当日の服装の事なんか、まったく考えていなかった。
先輩と一緒に行くのだから当然、制服だとばかり思っていたのだ。

いや。本当のところ、それすらも思ってなかった。
何も考えずに自然に制服を着てしまった!というのが本音だ。

電車のドアが閉まり、ワシは車内を見渡して席を探した。
福田先輩はそのままドアの前から動かない。
空いていたが、座る気はないようだった。

立っている福田先輩の格好は、
洗いの入ったデニムのスリムパンツに、靴は青いコンバースのバッシュ。
それも、デニムパンツに合わせて、あせた空色青。
上着はコットンの白シャツ。ステッチは、白っぽいけど微妙に色が入っている。

気になったのは、どれもこれも今日、初めて袖を通しました!
という感じで、折り目がバッチリ入っている。
ワシは、なにげに襟や袖先を見渡したが、
流石に値札は見当たらなかった。

値札は無いが、胸ポケットから生徒手帳がのぞいていた。

中学生でもあるまいし、何故、生徒手帳が必要なのじゃ?
と先輩につっこみを入れてみたかったが、ワシはグッと我慢した。

今日は先輩の奢りである。気を悪くさせたら面倒なのじゃ。

目立たないように観察したつもりだったが、ワシの視線に気付いたらしく、
ちょっと恥ずかしそうに先輩が聞いてきた。

「専門学校に行ってる姉ちゃんに、選んでもらったんだ。変じゃないか?」
と、ちょっと胸の辺りを摘んで言った。

「先輩、お姉さんがいたんですか?」

「まあな…。で、どう思う?」

ワシは、脳細胞をフル回転にして考えた。
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